こんにちはcharです。
3回目となるガンダム基礎知識ですが、今回はガンダム作品で何度も耳にする「ミノフスキー粒子」について書きたいと思います。
ちなみに今回は過去記事の再投稿ではなく、
新記事であります!
ミノフスキー粒子とはミノフスキー物理学の根幹を成す素粒子です。宇宙世紀0069年、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉内にて、物理学者トレノフ・Y・ミノフスキー博士によって発見されました。
トレノフ・Y・ミノフスキー博士
ここで、ミノフスキー物理学について少し。
ミノフスキー博士が提唱した学説で、ミノフスキー粒子という素粒子の存在を仮定し、自然界の4つの力(重力、電磁力、強い力、弱い力)の統一場理論に決着をつけようとした仮設でした。
後に博士自身がミノフスキー粒子を発見したことで証明され、以後、素粒子物理学の根幹となり、また宇宙世紀の技術には欠かせないものとなりました。この物理学に与えた影響、あるいは軍事技術に与えた影響をミノフスキーショック(Minovsky Shock)と呼び、宇宙世紀最大の事件として大きな影を残すこととなりました。
メガ粒子砲・ビームサーベルなどのビーム兵器、モビルスーツの実用化、大型戦艦や大型機動兵器が大気圏内を飛行することも、この技術の応用なのです。つまりミノフスキー粒子がなければ、ガンダムの世界が崩壊してしまうほどのものなのです。
ミノフスキー粒子の特性
性質として質量がほとんど無く、極めて強力な帯電性質を有し、粒子同士は反発する性質を持っています。
また、高濃度でミノフスキー粒子が散布された空間では、電波・レーダー波・通信波などの電子信号、赤外線や放射能まで吸収・吸着されてしまいます。
劇中で戦闘の時に「ミノフスキー粒子散布」とか言っているのは敵のレーダーを無効化して見つけられないようにする為です。
- 通信が繋がりにくくなる。(不通の事もある)
- レーダーに敵影が正確に映らない。
- ミサイルの遠隔操作が出来ない。
連邦軍は遠距離から敵を補足し大火力で敵を撃滅していた「大艦巨砲主義」の戦術でしたが、精密誘導兵器が無用の長物と化し、結果、直接視認出来る近距離での戦闘(有視界戦闘)しか行えなくなってしまいます。
現代のように敵の見えない位置から補足してミサイル攻撃といったことが出来ず、第2次大戦のような戦い方となるのです。
まさか未来の戦闘が大昔の戦闘に逆戻りとは・・・
ミノフスキー粒子の性質に目を付けたジオンは、有視界戦闘に特化した強力な機動兵器「モビルスーツ」とそれらを搭載し運用出来る艦艇の開発を進めました。
国力が地球連邦の1/30ほどしかないジオンがルウム会戦において圧倒的な勝利を得たのも、ミノフスキー粒子の性質をうまく利用したことによるのです。
モビルスーツとミノフスキー粒子があれば勝てる!!と確信したのでしょうね。