ガンダム基礎知識②人工の大地スペースコロニー | サイド3 ~charからのメッセージ~

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こんにちはcharです。

 

 

 

今回は「スペースコロニー」についてです。

前回同様に過去記事の再投稿ですが、内容を若干変え、

スペースコロニーに関して書かれた記事をまとめています。

 

 

ガンダムの世界を語るうえで外すことは出来ない巨大な人工物、

スペースコロニー

 

 

ガンダムの世界では、地球の総人口が90億人を突破し環境破壊は深刻なものとなっていました。人口増加による環境破壊を阻止し、地球の環境を回復させる為に人類を移民させる人口の大地、それが「スペースコロニー」です。

 

 

このスペースコロニーですが、SF作品向けの夢物語に過ぎないと思う方がほとんどではないでしょうか。

しかしこれは科学的根拠に基づいたもので、もしかしたら実現可能な時代が訪れるかも知れないとのことです。

 

 

人類を宇宙に移民させるなら、月や火星を人類が住める環境にしたら良いのでは?と思う方もいるでしょう。しかし重力が月は地球の1/6、火星は1/3しかないので、長期間生活すると筋力や人体機能が著しく低下してしまいます。人間は地球と同じ1Gの重力下でなければ生活できないのです。

 

 

ガンダムの世界ではスペースコロニーは巨大なシリンダー型(円筒)をしていて、回転させて遠心力を発生させます。発生した遠心力によって疑似重力を作り出し、円筒の内壁に人が立って歩ける大地を作ります。あとは地球と同じ1Gの重力となるように調整するのです。

 

 

スペースコロニーを建造する場所も科学的根拠に基づいています。

それはラグランジュポイントと呼ばれている場所で、ここは地球と月の重力の均衡がとれている場所です。この地点に衛星や人工物などを設置すると、重力が安定し軌道が外れにくくなるのです。

せっかく設置してもコロニーが流されてしまっては意味ないからねw

 

参照:ウィキペディア

中心の大きな円が地球、右の2番目に大きな円が月です。

 

 

スペースコロニーは、1969年にアメリカのプリンストン大学ジェラルド・オニール教授らによって提唱された「オニール計画」と呼ばれるものだそうです。アニメの世界で考えられた想像上の建造物ではありません。これによると、直径6キロのシリンダーを1分50秒で回転させれば、地球と同じ1Gの重力を発生させることが出来るらしいのです。

ガンダムの世界のスペースコロニーは直径6キロ、長さ60キロのシリンダー型で内壁部には巨大な居住空間が広がっています。

 

 

このスペースコロニーは本当に作れるのでしょうか?これについては不可能とする意見と可能とする意見の二つに分かれるそうです。

 

 

不可能という人は、巨大な居住空間を宇宙に建造すること自体に無理があり、建造するにも莫大な費用が掛かり、人を住まわせるだけの強度のある施設は作れないとする意見。

可能であるという人は、月面や小惑星を開拓できる技術力をつけた人類なら可能、強度についても大地となるコロニーの壁を20メートル以上の厚みをつければ十分な強度となるという意見。

 

 

月面や小惑星を開拓できる技術力って、どれだけ未来のことなのでしょうね。それに強度は壁を20メートル以上の厚みにすることで十分とありましたが、そんなものでいいのでしょうかね。20メートルって、コロニーの大きさからするとかなり薄い気がするのですが・・・。

 

 

現在の世界人口はすでに約70億人を突破し、2050年までに97億人に増えると予測されています。さらに2100年には、112億人が地球上にひしめくことになるらしい・・・。

ガンダムの世界は決して架空の話では済まされない、現実世界の未来を描いているのかもしれません。もしそうなら、人類は近い未来に生活の場を宇宙に移す時が来るのでしょうか?

 

 

そしてもう一つ

スペースコロニーには草木が植えられていますが、

虫はいないの?あんな密閉空間で虫がいたらどうなるの?

 

 

人工の大地であるコロニーには、居住スペースや商業スペースばかりでなく、木々や草花なども植えられています。雨も降り、四季も再現されています。

 

 

では「虫」はいないのでしょうか???

 

 

資料によるとガンダムの世界において、スペースコロニーに

「虫」は存在していないとのことです。滝汗

 

 

このことは作品中のスペースノイド(宇宙移民者)たちの台詞などによっても確認出来ます。

機動戦士ガンダム14話「時間よ止まれ」で登場したジオン兵が「こんな虫のいない清潔なジオン本国に帰りたい・・・」とぼやくシーンがありました。スペースコロニーで生まれ育ったスペースノイドたちが虫を見る機会といえば、博物館や昆虫などを展示している施設でガラス越しに見る程度だったのかも知れません。虫に刺されることも無かったでしょう。きっとカマドウマも居ないよね、いいなぁw

(カマドウマが苦手なchar)

 

 

ではコロニー内での生態系に問題は無かったのでしょうか?

生態系の維持という点では、虫は必ずしも必要ではありません。腐葉土といったバクテリアの分解反応は化学合成された有機肥料(または工場でバクテリアに分解させた有機肥料)でことたります。

バクテリアは必要だが、虫は必要ないということです。

 

 

調べたところコロニーの土の多くは鉱物残土のため、相当量の有機化合物を混ぜていると考えられるそうです。
酸素供給源としてコロニー内の植物の役割は非常に大きいですが、酸素供給の大部分は草花ではなくて木です。木というのは一旦植えておけば枯れない限り虫の手助けは要りません(地球で木にとって虫が必要な理由は繁殖のため)。
コロニー内においての生態系の維持というのは「酸素の供給と二酸化炭素の除去」以外には存在していないようなのです。

つまり、不要な上、衛生面での管理が困難となる虫は、コロニーにはいないらしいのです。

 

 

農業に虫は必要なかったのか?

各コロニーには農業ブロックが設けられています。これは円筒の外側に設置されていて、半径100mほどの円筒形の区画(上のスペースコロニー画像のコロニー外周にある小さな丸いもの)が、数十個並び、居住者のため、或いは輸出産業としての食糧生産が行われています。農法は基本的には水耕栽培であり、太陽光線の照射量の調節、有害病虫の徹底的な排除、遺伝子工学の応用などによる農業生産性向上によって、大量の収穫を得ることが可能となっています。
これは地球上で行われる農業の比ではないとのこと・・・すげえ!

虫は必要ないみたいですw

 

 

さらに農業に限らず、「漁業」も可能です。うお座
同様の区画に水を満たし、魚の養殖も行われます。ただし、海水は構造材に対する腐蝕性の問題から敬遠されるため、もっぱら養殖されるのは淡水魚に限られるそうです。

海水魚は地球からの輸入に頼らざるを得ないようです。だから、コロニーでは「マグロなんかは高価」とのことです。

マグロは現在の価格よりも高値となるんですね・・・。

回転寿司で100円で食べられる幸せを噛みしめたいw

 

 

結論、コロニー内に虫が存在しないのは必要ないから。あの密閉されたコロニー内に繁殖力の強い虫が紛れ込んだら、たちまち虫だらけになってしまいますね。ガーン