カワシマンのこころざし -4ページ目

秋の夜長にBeatlesのバラード集でも(3)

Golden Slumber から連想し始めたティストを保つことに拘り、そのティストにそぐわない曲は王道と思われる曲でもリストアップされませんでした。

スッキリ気分創造ディレクター:カワシマンです!

実はFacebookにて書いたのですが、ポールの 「バンド・オン・ザ・ラン デラックス・エディション(完全限定生産盤DVD付) 」が出るらしいのですが、その画像をみてなぜか頭の中には Golden Slumber が流れ、そこから「スローな曲を選んでみよう」という企画です。

Golden Slumber はこちらで試聴が可能で、曲が生まれた経緯も紹介されています。


では、Golden Slumber のように歌詞の情景が頭に浮かびそうな美しいメロディーの選曲のつづきです。


(5) Revolver
Here, There and Everywhere
めずらしく中学英語で理解できる現在分詞や不定詞用法などのみが使われていることで、歌の進行とともに情景が簡単に目に浮かぶ曲です。
Beatles は言葉遊びが好きでよく韻を踏んで遊んでいる歌詞にお目にかかるのですが、この曲の
But to love her is to need her Everywhere, のくだりでは長い文中にも関わらず無理矢理 Everywhere で曲調を整える感じは珍しく、字余りというよりも文余りな感じがなんだかいいです。

For No One
アルバム:Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band とならびサイケデリック・アルバムとしてあがめられる中で、最もアコースティックなティストを持ち、初期の彼らの曲かと間違えられそうな曲ですね。

曲が作られた背景がここで紹介されていますが、なんと言っても面白いのは最初に ks, kes, ches とクスという音を揃えて、それを強調した歌い方で歌詞の流れを作っています。

breaks, aches, wakes, makes, takes

このクスの音は、まるでポールが「チェッ!どうせ僕にはもう興味なくてもう別れるんでしょ?」と彼女にまだ一緒に居て欲しいとせがんでいる感じもします。きっと彼女の目の前で演奏したのでしょうね。


(6) White Album (The beatles)
名曲揃いのホワイトアルバムからは、なんと5曲です。
改めてこのアルバムはあるテーマで曲を抽出して聴くのが適すのだと感じます。

Martha My Dear
Disc1-A面で、激しく Back in the U.S.S.R. で始まり、 While My Guitar Gently Weeps ではクラプトンの泣きのギターを堪能するまでバラエティに富んだ世界を繰り広げた後の Disc1-B面の始まりの、優しいピアノを基調にした美しい曲。
オーケストラでの間奏を入れることで壮大な曲調にしつつも、何度か silly girl と形容する愛犬マーサが可愛くてしようがないというラブソング。

Blackbird
後にポールは Wings にて Bluebird という曲を作っていて、見掛けはアンサーソングかのようですがこちらの Blackbird は黒人を象徴して社会的テーマを持った曲とされるのに対し、 Bluebird の歌詞と曲調からはそれに近いテーマは感じられない気がします。

Wings のバンド名の由来はリンダとの間の三女のお産の際にインスピレーションした「天使の翼」から取ったとされることから、Bluebird は Wings に引っ掛けた曲という方がしっくりくるような気がします。

Blackbird はずっとタッタッタと拍子を取っていて、ずっと単調で同じ仕事を繰り返すイメージを強めているような感じもあります。

とにかく静かな曲で、今回の選曲には無くてはならない曲の筆頭にあげてもおかしくない大好きな曲です。

I Will
これもポールによる曲ですが For No One とは別の彼女:後に妻となるリンダへ捧げた曲。1行に一回 Love が入っているかのような詞でストレートなラブソングです。


後半の後半は次回エントリーへつづく。

秋の夜長にBeatlesのバラード集でも(2)

スッキリ気分創造ディレクター:カワシマンです。

実は昨日の移動の電車の中でビートルズ「赤盤」をAmazonで注文しました。

ビートルズの中でも、かなり聞き込んだ2枚組ベストアルバムなのですが、聞き込んだだけに頭の中の曲順がもっとも自然に繫がっているアルバムの一つでもあり、以前レコードを手放す時に「これだけはまた手に入れるだろう」と思っていて、今回デジタルリマスターということで購入することに。

レコードと言えば、随分昔になりますがロンドンのショップでビートルズ「ヘルプ」を初めて購入しました。

ビールを数杯呑んでホテルに戻る途中にレコードが無いことに気付き、血相変えて呑んだパブに戻った時に店主から英語で「中身はなんだ?」と問われ、忘れ物があったことに安堵したのか同時購入した Pet Shop Boys BEST を「ペットショップボーイズのベスト盤!」とモロ日本語で答えたのを思い出します。f^^)


ではビートルズのバラード系の曲を前半のラバーソウルまでのアルバム順に辿って10曲を選びます。


(1) A Hard days Night
If I Fell
ジョンの低音を意識したハスキーボイスでの導入が素敵なナンバーで、すぐにポールとのコーラスに転換していく構成がオシャレですね。この曲に限らずビートルズの曲は2分少々の短い時間ながらも曲の展開が壮大だったり、転調しながらなんとなくハーモニーを聴かせてしまう曲が多くて不思議です。

And I Love Her
こちらもハーモニーが綺麗で切ないナンバー。米国、日本で If I Fell とのカップリングでシングルカットされたんですね。


(2) For Sale
No Reply
アルバムトップ曲ながら前奏なしでいきなり始まり、ハーモニーを聴かせながら一気にアルバム For Sale の世界に引き込んでしまうパワーのある曲だと思います。

I'll Follow The Sun
アルバムではジョンによる激しいチャック・ベリーのカバー曲 Rock And Roll Music の次に配置されているアコースティック・ギターが印象的なポールによる美しいメローで子守歌のような曲。この2曲を比べても対象的なロックンローラーのジョンとメロディーメーカーのポールといった感じを受けますね。


(3) Help
You're Going To Lose That Girl(恋のアドバイス)
輪唱のような追っ掛けコーラスが美しく、どんどん転調していく愉しい構成の曲で、映画「ヘルプ」ではリンゴが煙草をくゆらせてドラムを叩くのとボンゴを叩くシーンが印象的です。

I've Just Seen A Face(夢の人)
後にポールが Wings Over America ツアーで演奏したお気に入りの曲で、アコースティックながらライブでは楽しめる曲ですね。ビートルズとしての印象よりも Wings で楽しそうに歌う印象の方が強い曲です。

Yesterday
実はアルバムタイトルの映画では使われていないこの名曲が何故にこのアルバムに?という謎が生じる訳ですが、なんとイギリス盤アルバム「ヘルプ」はA面が映画「ヘルプ」使用曲、B面が新曲という構成でした。なんとも半端な構成ですが、映画の余韻を楽しむ面と新しく作った曲を楽しむ面に分かれていた訳でCDの時代になってからはできない構成ですね。

これは、Abbey Road にも言えることですが全く異なるコンセプトでAB面を別物として制作していたアルバムを本来のAB面を連続してCDで聴くのには抵抗があります。


同じタイトルのアメリカ盤アルバム「ヘルプ」は全曲映画使用曲でいわゆるサントラ盤となっているため「夢の人」と Yesterday などは収録されていません。

このように日本発売された米国・日本の各レコード会社は独自に異なる選曲でアルバムを発売していました。コレクターにとっては、どの曲を聞く為にどの国のどのアルバムを買うべきか悩んだものです。

が、落ち着く先はイギリス盤つまりCD化されたアルバムですね。そして、CD化された後はモノラルかステレオか、ステレオでも右にボーカル&左に演奏というタイプなのか、ボーカルを中心に据えて立体的に聞こえるステレオなのかという再編集されたサウンドで改めて愉しむことができるようになりました。


(4) Rubber Soul
Michelle
シングルカットせずに1966年度グラミー賞最優秀楽曲賞を獲得した完璧なラブソングです。

Girl
息継ぎの音が聴けることでインパクトが残るラブソングで、得意の前奏なしで始まるエモーショナルな感じを持たせながらも構成は単純なジョン得意のパターンの曲ですね。

In My Life
ノスタルジックな歌詞が展開する曲で、間奏が全体を盛り上げるパターンでポップス的なシンプルな作りです。


以上10曲のうち、ほぼ同じ時期で区切られる赤盤と重なる曲は5曲であり、今回のセレクトはかなりオリジナリティがあるようです。

赤盤と付け合せをしてみると「ノルウェーの森」を外した点が目立ちますが、バランスをみて今回のスロー・バラード集には入れていません。先程Amazonから届いた赤盤には、映画「ノルウェイの森」の主題歌とありました。


後半9曲は次のエントリーで。

秋の夜長にBeatlesのバラード集でも(1)

スッキリ気分創造ディレクター:カワシマンです。

ジョンの生誕70周年もあってかTVの5分番組で偶然見掛けた話題から。

ジョン・レノンの Strawberry Fields Forever へのアンサーソングとしてポール・マッカートニーの Penny Lane が作られ、彼等の源(みなもと)は故郷リバプールにあると締めくくられました。

この2曲は、アルバム:Magical Mystery Tour B面1曲目の美しい歌詞「Hello Goodbye」(1967年11月2日録音)に続きます。わたしの頭の中では Strawberry Fields Forever の余韻の後に前奏なしで始まる Penny Lane が繫がって流れます。


アンサーソングのようなセットは他に Yestarday と Michelle があります。
Yestarday のような曲を聞きたいというファンからの願いもあったのですがアルバム『ラバー・ソウル』から Michelle はシングルカットしませんでした。

ただ、面白いことにアメリア編集盤アルバム Oldies において連続曲として収録されています。

Michelle → Yestarday という順ですがトリのあとのオオトリといったような登場です。

Michelle は Yesterday よりも後の発表ですが、実際はポールが10代の頃に書いた曲とのことで、ファンの要望に答えた形のアンサーソングということになります。

◆カワシマンのブランディング

スッキリ気分創造ディレクター:カワシマンです。

関連エントリー:
コスト削減の視点:カワシマンのブランディング(2)
使命について:カワシマンのブランディング(3)
気付きと受容:カワシマンのブランディング(4)

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前回は、もともとカワシマンでブランディングしようという前提で掲げた当ブログタイトルの起源について触れました。

それは以下の問い掛けに集約されます。

「同じようなことなのに煩雑で都度やり方が異なるようなことに直面し、面倒でも都度対処しなければならないケースは無いでしょうか?」


そういった煩雑なルーチン作業を簡素化・共通化することで、自分のみならず自分に関係する人やその向こうに繋がっている人の作業までをも単純化するための支援サービスを「カワゼン」と名付けました。

カワシマンの提供する業務改」の文頭と文末のカワゼンをもじりサービス名称としました。

おかげ様でブログと同時に初めたツイッターにおける @kawa_zen というアカウントとロゴは認知されて名刺を渡せば「知ってる!」という反応を頂くこともしばしば。

kawazen


ところが、どうも「カワゼンさん」と呼ばれることの方が多いようです。

嬉しいのですが、本意ではありません。

それでブログで名乗ってもいなかったのですから、業務改善というカタイことばを少し横にやり「スッキリ気分創造ディレクターカワシマンと名乗ってみようと思います。

よろしくお願いいたします!


尚、Facebook のファンページを準備中です。login して「いいね!」をクリック願います。

Facebook の運用方針に従い以下のように区別して運営します。

個人アカウント:
面識のある方はこちら
http://facebook.com/kawashiman

ファンページ:(11/12現在 準備中)
アメブロ読者、カワゼンサービスやカワシマンを応援して頂ける方はこちら
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◆インターネットの進化はブラウザと共にある(3)

WWWの起源は情報の発信とその収集について「共通化」したルールを作ることでそのための手続きを簡素化したことにポイントがありました。

◆連続エントリー:(1)(2)をまだお読みでない読者は参照ください。


さて読者も日常を振り返って頂き、同じようなことなのに煩雑で都度やり方が異なるようなことに直面し、面倒でも都度対処しなければならないケースは無いでしょうか?

そういった作業を簡素化し、共通化することで、自分のみならず自分に関係する人やその向こうに繋がっている人の作業までをも単純化できる何かが潜んでいる可能性があると考えてみましょう。


それはなにもコンピューターの中に限った話ではありません。

そこには、お互いがバグ(欠点・ミス)を補い合えるすなわちオープンなマインドと、簡素化・共通化して楽に作業を進めることになった先で創造的なことに時間を使おうという合理的な考え方があれば、何か便利な解決策があるかも知れません。

そういった考え方・解決方法を継承し改善の支援を実現したくて名付けたブログタイトルが「カワシマンのこころざし」です。

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モバイル端末用に開発したツイッターアプリ TweetDeck が100種類の機械に対応する必要が出た例(新MacBook Airについて)を再度引き合いに出しますが、どうやってたくさんの端末に表示させるかのために個別の労力を使うよりも、例えば規格統一されたブラウザを通して何を表示させるかを考えることに時間を使った方が生産的かつ楽しいことは誰にもわかることではないでしょうか。

対比してアップル社の App Store は、クリエーションをするための時間をもたらすために利用者・開発者がもっともシンプルかつ安全にデータやアプリをやりとりできる環境を提供するためのサービスであると解釈することが大事だと思います。


◆インターネットの進化はブラウザと共にある(2)

情報交換が自由にできるようになったとは言え、それはFTPという技術によるものでした。

世界の研究機関はまだ別々のコンピューターとソフトウェアを使っていたため、他国の研究者の書いた論文を取り寄せるのには TCP/IP網が繋がっていてもどの大学のどのコンピューターであるのかを突き詰めるための簡単な仕掛けが用意されていないことに不便さを感じていました。

相手先のコンピューターのアドレスを調べ、ログイン・パスワードを知っている人を探し、やっと欲しい情報に辿り付きダウンロードすると、知らない書式のファイルのため開いたり印刷することができませんでした。

研究者やわたしのようなユーザーでも常にこういった壁に当たり、都度欲しい情報を本当に目にするために対処していた訳です。


そこで、ティム・バーナーズ=リーは1991年8月6日に「World Wide Web プロジェクトに関する簡単な要約」を発表し、同時にHTTPの仕組みで接続させるWWWサーバーを公開し、URLの概念とHTML の仕組みを説き、ブラウザをダウンロードしてURLを頼りにアクセスできるようなHTTPという通信ルールを世界に紹介しました。

これがインターネットの誕生です。

ブラウザーにアメリカの研究所CERNのサイトがホームページとして表示された興奮は今でも忘れません。CERN のロゴがアニメーションGIFで動画のように動いていることも不思議に思えました。

CERNでは当時のWebサーバーやブラウザーの様子がわかる画像が紹介されています。

当時はまだコマンドでコンピューターに命令を送って一個づつ結果を得るという操作でしたから、URLにアクセスしたと同時に情報の中身が表示されることで、それまでの苦労が不要になるという驚きに変わっていきました。

それでも日本最初のホームページこんな程度でしたが。


リー教授は、UNIXが普及した文化に習い無償でこれらを公開し、その後も利用ライセンス料を徴収することはありませんでした。わたしたちが今ウェブを無料でアクセスできるのも、彼のがあればこそと言えます。彼が「インターネットの父」と言われる由縁です。

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このようにWWWの発想は情報の発信とその収集について「共通化」したルールを作ることでそのための手続きを簡素化したことにポイントがあります。

HTMLを用いて記述したドキュメントをURLでアクセスできる場所に保管するという【共通ルール】を使うだけで、現在までに世界の情報交換スピードが飛躍的に発達した訳です。

共通化したルールを作ること・それを皆が使うことで実現できた文明の発展ですね。


(3)につづく。

◆インターネットの進化はブラウザと共にある(1)

NHK「ITホワイトボックス2」でインターネットの申し子と言われた慶応大学:村井純教授は「インターネットの進化はブラウザと共にある」と説きました。

HTML5によりブラウザ上でなんでも速く表現できるようになることを強調し、街の大きなビジョンにブラウザを表示すればいろんなクリエーションが表現できるとしました。

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村井純教授の名前が出たところで日本のインターネットの歴史とWWWについて紹介させて頂きます。

1984年10月に彼が中心となってJUNETという実験ネットワークの運用が開始され、やがて600以上の大学や企業の研究機関が電話回線ネットワークで結ばれ、電子メールやネットニュースの配信を実現していました。勿論、アメリカのネットワークとも接続されていました。

わたしが大学新卒で入ったソフトウェア開発会社も国内では屈指の研究所を持つ先進的なポジションにありJUNETに参加していました。

入社してすぐに「メールアドレスは何がいい?」とネットワーク管理者に尋ねられたのを今でも覚えています。まだ一般的に「電子メール」という言葉は認知されておらず、ましてやインターネットという言葉も仕組みもない時代でしたから、キョトンでした。f^^)

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そんなネット環境でしたので社内や社外との電子メールのやり取り、電子メールを利用した名目上は研究としてのメーリングリストの作成・利用についても自由で当たり前に使っていました。

そして、その根底技術である UNIX OS に興味を持ちました。

UNIX OS は1973年に米電話会社AT&T傘下のベル研究所にてC言語でプログラミングされたOSとしてデビューしました。

その後、UNIX普及に尽力したカリフォルニア大学バークレー校は米国軍事研究機関 DARPA より、一台の中枢コンピューターを置く危険性を回避して分散処理させつつ暗号化情報伝搬するための技術開発の依頼を受けてネットワーク技術 TCP/IP を作りました。現在ネットワーク利用には欠かせない基礎部分ですね。


UNIX はOSのプログラムが無償で公開・配布されていた文化があり、世界各国の研究者がバグ修正したり、新機能を追加したプログラムをベル研究所に返すというやりとりにおいてもネットワークは重要な基盤となりました。

そして新しいアプリやOSのバグ修正プログラムなどが無償で流通していました。それらを分析して、新しい発想で次の新しいアプリが生まれていきました。

とはいっても、まだまだマルチメディアなアプリが登場する以前のお話です。次の展開までは少しだけ時間が必要でした。それは次のエントリーで。

iPhone4の導入は簡単!

嫁さんに iPhone4 を勧め機種変更しました。

彼女はMacではブラウザで検索すれどもブックマークの仕方やウィンドウが複数の場合の操作ができないくらいのレベルです。

それが結構 iPhone を使いこなせるようです。半日の間に、ちょこっとづつ教えたのですが難なく理解できている模様。いかに iPhone が人に優しい設計になっているのかを改めて感心した次第です。


教えたのは、

・日本語入力の仕方(フリック操作、絵文字入力など)

・メール(SMS/MMS、Mail)の使い方
 ・どのアドレスがどこに届くのか(softbank.ne.jp / i.softbank.jp)
 ・新しく住所録(連絡先)に登録する方法、電話番号を追加登録する方法
 ・署名の書き換え

・Safariブラウザ
 ・ブックマーク
 ・ウィンドウ切り替え

・アラームの設定/解除の仕方

・カメラの使い方
 ・写真の撮り方
 ・ムービーの撮り方 / 編集の仕方

・写真の見方 / メール添付送信の仕方

・マルチタスクの操作の仕方

・機内モード & モバイルデータ通信の設定の意味

などです。


勿論、普段使わないものは忘れてしまうこともあるでしょうけど、最も重要な覚えづらいということなく「へぇー?」と言って簡単に済んでいます。

パソコンの操作を教えるとなると、こうも簡単にはいきませんね。

勿論、教える側が操作を知っている前提もありますが、前の携帯電話では電話とメールとカメラを操作するのが精一杯で、しばらく同機種を使っていた息子に使い方を都度聞いていましたから差は歴然です。

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「パケットし放題」ではない「標準プライスプラン」での契約ですので、家では WiFi 経由でネット接続しています。「モバイルデータ通信」をオフにして屋外でのネット接続ができないようにしました。
屋内ではSoftbankの回線を使わずに無線LANでNTTのフレッツ経由であるためネット接続してもSoftbank通信料が掛からないことも理解しました。


各項目を教えるのが一回で済むのは、教える方もチョー気持ちいい!

○アップルの向かう道 (3) FaceTime, iLife 11, MacBook Air

世界で出荷されたiPhoneとiPod touchの1900万台の端末で「FaceTime」を利用できるのですが、これに現OSが稼動するMacを加えて使えるようにするようです。

ここ最近では Facebook と Skype の連動、そして au と Skype の連動という動きがでていますが、アップルにおいては他社のソフトに頼らず自社のハード利用者のみという囲い込みの中での展開を強めようという意思の現れとなりましたが、これは最もユーザーの利便性を損なうイメージを伴います。

コミュニケーションツールだけに、キャリアー(携帯電話会社)や端末を選ばずに相手と通信したいのが人情ですから。少し時間を追って見ていきたいとところです。

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「iLife 11」の「iPhoto」「iMovie」「GarageBand」の各新バージョンが販売されるようです。
もともとバンドルソフトですので、古くからマルチメディアを簡単に扱えるMacという意味でのバージョンアップは頼もしいです。ただ、iPad用のiWorkみたいに単品売りにした方がよいような気もします。

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さて今回の新製品の目玉は、MacBook Air(11.6インチと13.3インチ)です。

MacBook(Pro)のラインナップとは逆に小型化をしてみせて、本当に薄くスタイリッシュで、軽い空気のような存在感をプッシュしています。

値段が88,800円からという設定が渋いです。詳細はアップルサイトでたっぷりと知ることができます。


ジョブズは、スペシャルイベントの数日前に自社の決算報告に参加後のインタビューにおいて、7インチで出荷が予定される他社のタブレット端末についてコメントする際に、

「7インチ・ディスプレイの大きさは10インチ・ディスプレイの70%ではない。iPadの対角の長さを7インチに縮めれば、面積は45%程度になる。7インチ・タブレットはスマートフォンのような携帯デバイスとしては大きすぎるし、iPadのようなタブレットとして操作するには小さすぎる。どちらのユーザーの要望も満たせない。」

と言及し、7インチ iPad の噂を否定したようです。


また、他社OSとの違いについてアプリ開発者の苦労を引き合いに出しました。

本ブログでも取り上げ推薦したツイッター用のアプリ TweetDeck を携帯電話用アプリとして対応した際に100以上の機種に対して調整が必要となった事例でした。

これはすなわちハードウェア仕様がメーカーや機種ごとにバラバラな中でアプリケーション開発の側面においてハードウェアを気にして作らなければならない劣悪な環境についての示唆です。

このことはアップルがこれから提供しようとしている Mac App Store の構想を真似て App Store のようなしくみを提供しようにも、一般プログラマは結果的にテストすべき100種類の端末を揃えることもできませんので開発が不可能であるという解説となっています。

android やタブレット端末がアップルの牙城を崩そうとして躍起になっていますが、確かにこの点だけみてもかなり部が悪いことが理解できます。

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わたしが捉えた7インチディスプレーの弱点は明白です。

14年程前に、アップルコンピューターの社名でIBM製のノート型機「PowerBook 2400c/180」を販売しました。

サイズ(W×D×H)が、266×213×47mmでB5ファイルサイズ(小さなサイズのノートと同じ)でした。

そして、10.4インチTFTカラー液晶ディスプレーを備えていました。

わたしは小ささと曲面が強調されたデザインが気に入りビジネスユースでこれを使っていたのですが、このB5サイズに配置されたキーボードは通常よりも一回り小さく、ギリギリわたしの大きな手でも使えましたが少々窮屈でした。

つまり、物理的あるいはソフトウェアキーボードを想定した場合に、B5サイズもしくはiPadの9.7インチが限界であると言えます。それゆえに10インチより小さなサイズではキーボードが使いづらい、あるいは使えないと考えられます。

アントニオ猪木はiPadユーザなのですが「キーボードが小さい」のが悩みだそうです。

カワシマンのこころざし-pb2400c
PC Watchの紹介記事より転載> (_o_)


以上で、アップル社・スペシャルイベントの感想は終了です。

△使いやすさがユーザー増のバロメーター:Facebook レポート(6)

ツイッターと比べ Facebook は基本部分において、とてもユーザーフレンドリーです。

ツイッターは、唐突につぶやく、あるいはRTすることで時間を共有するスピードを楽しめるというシンプルな仕掛けで楽しさを享受しています。

ところがツイッターのシンプルさゆえに最初の壁として

・複数RT状態の投稿を読めない
・リツイートの仕方がわからない
・半角スペースを入れないと異った結果を招く
・なぜ公式サイトには引用RTの機能がないの?

といった疑問を生み、必ずと言って全ユーザーが通る道となってしまっています。

もっと言えば

・登録できない

というのもありますね。(T.T)

ツイッターの持っているこれらの壁によって、継続利用を妨げてしまい日本でのツイッターは「登録したけど使ってないという人」をたくさん抱えました。いや、今も抱えています。
それによって、登録数は莫大でもアクティブユーザー数は1割と言われたりしています。

結果的に楽しさを享受する前に「使えない」「わからない」という評価を下されているケースは、こういった壁を乗り越えられない人達によるものだと思われます。

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ツイッターではITリテラシーの高い(現ツイッター社の)プログラム開発者のために生まれたツールという素性もあってか、登録の仕方も含めた使い方について詳細な説明をしていません。

シンプルさを追及しているからなのかも知れませんが、ITリテラシーの低い日本の一般ユーザーが飲み込めずに乗り越えられない局面をいくつか生んでいるのも事実ですね。

一方、 Facebook では登録する段階でなるべく説明を加え、自動で次にやるべき事を示唆する親切なナビゲーションにて登録完了に誘ってくれます。

項目数はツイッターよりも多いのですが、なんとなくスムーズに登録が進み、登録完了できそうだという勇気を与えてくれます。

カワシマンのこころざし-faccbook登録

このように、入り口の敷居が低く、ウェルカムな感じを与えてくれるのが Facebook のような気がします。

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では操作面ではどうでしょう?

@かRTかくらいしか気にする事がないハズのツイッターでは、「RT投稿の仕方がわからない」という質問をよく受けます。

Facdbook では、「いいね!」ボタンを押すだけでも参加できるし、返信したい場合は「コメント」をクリックすればコメント欄が現れ、半角スペースやRTや引用を気にせずに思ったことを書けばいいだけです。

読み方も引用が不要なため、後から見た人でも文脈を追って理解することが容易です。


このように基本的な部分での操作性はとても簡単だと言えます。

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Facebookは日本で普及するのかという議論が何度もネット上で交わされてきたようですが、答えは簡単です。

ユーザーが自然に使えてしまうユーザーインターフェースは、より多くのユーザーに受け容れられるのです。

これは、MacOS や iPhone/iPad を小さな子供が使えてしまうのと同じです。

基本部分を理解できれば、次なる展開に期待して継続して使おうとするのです。

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また、ユーザーがアクションや書き込みをした場合の反応時間が非常に早く、それが楽しくて中毒性を生み出すと言われるようですが、それは結果でしかありません。

引用:【続報】Facebookは日本で普及するだろうか?

何かを見てリアクションを取ろうとするまでの人間の反応時間に違いは無い訳で、それがたまたまFacebookであれば「いいね!」または「コメント」をクリックして意思表示する方法が二種類用意され、コメントする場合もシンプルで相手の宛先やRTの文字や半角スペースを入れなくて済むのだから、自ずと当事者に伝わるスピードが速くなるのです。



よって日本でのFacebookの動向は、リアルタイム性の高い時間共有の楽しさをツイッターで知った人達によってより以上のスピード感のある情報交換の場として活用され、またツイッターでつまづいた人達が「これならわかる」という理解を示し、それぞれが確実に継続利用していく形が見えます。

それは、日本でツイッターに火の付いた今年の春以降の普及スピードよりも速いと考えられます。

その理由は、Facebook がユーザーフレンドリーな環境を提供していることによりますが、実はツイッターでのタイムリーな情報交換の楽しさを知った後だからこそ、その操作性のギャップを受け入れやすい地盤ができたという経緯・経験も重要だと言えそうです。