カウンセラー中島知賀です。
生きづらさの根本を紐解いて癒す
【深い傾聴による】カウンセリングをしています。
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「自分を失った人が、自分をとり戻して、やりたいことができるようになるための記事」を書いています。
この記事内容は、私自身のクライエント体験と臨床経験の中での実体験を元に書いています。
他の心理療法や、ヒーリング、コーチング等でも、効果的なものがあると思いますので、一参考にしてくださいね。
ここまでの記事の紹介です。
「やりたいことが分からない人の心理」は↓です。
前回のブログ「やりたいことが分からない人が、自分をとり戻すレッスン①は↓です。
①では、<行方不明になっている自分><切り離されてきた自分>と繋がる練習です。
「私は何処に行ったの~~?」
自分の内側にじっと耳を澄ませて、迷子になって行方不明になっている自分を見つけてあげましょう。
記事に書くのを忘れましたが、徒然なるままに日記を書くのもおススメです。
今のようにカウンセリングなんて違う世界と思い込んでいた昭和のころの若き日の私がやっていた方法です。
レッスン②では、内側の自分の本音を外に出しても大丈夫感覚を育むレッスン。
本当の自分を外側に出しても大丈夫感覚を育むには、傷つかない安全な場、安心できる関係の中で、少しづつ自分の内側を表現して受け止めてもらい、<大丈夫なんだ!!という実体験>を積み重ねていきます。
↓
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では、今日は、「自分をとり戻すレッスン③」です。
③「自分の気持ちや考えを物差しにして、物事を判断して、選択して、行動に移しても大丈夫」という感覚を育むレッスンです。
簡単に一言にすると
自分中心で生きてダイジョウブだよ。
自分の人生は自分を中心にしていいんだよ。
自分軸で生きていいんだよ。
このことを知識や理屈で自分の心に言い聞かせて頑張っている人は、ほんとうに多いのですが、理屈で人は変わりません。
そして、本音の声と、命令する声との葛藤が大きくなるので空回りしてしまいますね。(本音では、怖いよ。…理屈は、自分軸でいいんだ!と言い聞かせる感じです。苦しくなりますね)
知識で自分を変えようとすると、ますます頭デッカチになって、心を置いてけぼりにします。
実体験を重ねることで、検証していく。
実体験から、大丈夫感覚を育んでいく。
自分の内側から納得、腑に落ちるということです。
ジワジワ~~~っと徐々にダイジョブ感覚が育まれていく感じです。
「いや~~・・・自分の気持ちを優先するなんて、自分勝手で自己中でダメって思っていたけど、自分の気持ちを大切にして生きていいんだな‥‥自分中心で生きていいんだな・・・・・我儘身勝手じゃないよな・・・・大丈夫なんだ・・・・」
言葉にするとこんな感じです。
では、実践方法です。
繰り返しになりますが、まずは、
①安心できる人や安全な場を創ること。
②あなたのペースを大事にすること。
③できるところから実験をする。
④実験をして、その時々に湧き上がる不安や恐怖、罪悪感もそのまま大事に認めてあげる。
⑤1歩進んで2歩下がるぐらいの心持ちを大切に。
では、最初は、独りの時に実験をしてみましょう。
できそうな簡単なことからでOKです。
日常生活の中で、ちょっと立ち止まり、自分に問いかけてみましょう。
「今、私は、どうしたいのかな?今、私はどう感じているのかな?」
問いかけることでしたね。(レッスン①です)
そして、自分の内側で感じていることをそのまま認めてあげます。
次に、自分の気持ち、考え、感情、感覚に沿って、「どうするか?」選択して、行動してみましょう。
行動に移そうとすると、心の中がざわざわしたり、モヤモヤしたり、不安や怖さを感じたりすると思います。
その身体感覚、感情は、あなたにとってとても大事なメッセージです。
なぜならば、それは過去から繰り返し感じてきた感覚、感情なのです。
心の痛みから発信されています。
ですから、あなたの悲鳴のメッセージを無くそうとか、抑えようとしないで、そのまま大切にして声をかけて認めてあげましょう。
例えば、ざわざわや、罪悪感や不安を感じたら、身体の感じている部分に手を当てて、優しく声をかけてあげましょう。
「自分の好きなことするのは怖いね」
「誰かに何か批判されそうだよね」
「自分の欲しいものを買うのは、なんだか悪い感じがするね」
「自分が楽しことをすると何か悪いことが起きそうで怖い感じがするよね」
「ちゃんと働いていないのに贅沢だと言われそうで悪いことをしているような気がしちゃうよね」
「みんなが働いている時間に映画を観るのは罪悪感が湧くね」
その声がすこし安心して、あなたの気持ちや考えに沿った行動をとれそうなら、そのまま行動してみましょう。
あるいは、声が強すぎるのなら、もっと関心を向けてあげましょう。
今まで無視されてきた気持ちに声をかけてあげましょう。
「今は、怖すぎるんだね。そりゃーそうだよね。今まで怖くてできなかったんだから。急に自分の考えに沿って行動なんてできないよね」
そのまま大切にして受け止めてあげましょう。
そして、「怖くて行動できない」という声に沿って「行動しないという選択」をしてあげましょう。
行動したい。
行動したくない。
どちらも、あなたの本音の気持ちです。
怖いも本音。
罪悪感があるのも本音。
どれもあなたの本音です。
私たちは、
行動するか、しないか。
不安か、不安がないか。
ものごとを二者択一で考えますが、
私たちの心の中は混じり合っています。
グラデーションなのです。
行動したいけど行動できない。
不安をなくしたいけど不安。
行動したいからこわごわ踏み出してる。
不安になりながら行動している。
いろんな気持ちが同居し
混じり合いながら
存在しています。
人生はグラデーション。
混じり合った複雑な気持ち。
グラデーションの気持ちの中から
「自分にとってどうするのがいいのか?」
自分で答えを探り、自分なりの答えを出し、そして行動する。
これが、自分の気持ちを大事にするプロセスですね。
自分を失くしてしまっている良い子であった人は、自分の心のさまざまな声を大切にされなかったので、切り離して、
物事を二者択一で決めてきたのです。
相手に合わせ、善悪や、正否、などで判断することをしてきたのです。
ですから、新しい体験を重ねていきましょう。
自分の心と対話し、身体と対話し、どんな自分も自分の一部として大切にしながら、心の中で話し合いをし、探り、答えを見つけていくという体験です。
独りでは難しいときは、安全で安心できる場と人間関係の中で、自分の気持ちを表現し、受け止めてもらう過程で、自分の心が整理でき、自分なりの答えが見つかってきます。
そして、自分の出した答えに沿って、行動をしてみましょう。
失敗しても、ダメでも、失敗した悔しさや惨めさや、情けなさなどを仲間に聴いてもらいましょう。
すると、失敗も、挫折も、どんなことでも自分で引き受けていく逞しさが育まれていきます。
独りだけのときに、自分の気持ちや考え、感情に沿って、行動を選択することに少しづつ大丈夫感覚が生まれてきたら
次に、安全で安心できる場や仲間の中で、試していきましょう。
そのときも、あなたのできるところから、あなたのペースで徐々に試していきましょう。
できないときは、「しないこと」を自分で選択して決めたということですね。
「しない」選択をした自分もそのまま大切に受け止めてあげましょう。
「まだまだ不安だよね。人に否定されそうで怖いよね」などなど。
こんなふうにして、自分の内側と対話しながら、「どうするか」を自分の気持ちや考えに沿って、決めていきます。
ぜひ、実践してくださいね。
体験が大事です。
体験でしか人は変われないからです。
参考にしてみてくださいね。
このブログ記事や音声動画もお役に立ったらとても嬉しいです。
本日もお読みいただきありがとうございました♪
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