カウンセラー中島知賀です。

 

生きづらさの根本を紐解いて癒す
【深い傾聴による】カウンセリングをしています。

 

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若かったころの私もそうでしたが

クライエントの悩みの中でも多いのが

「やりたいことが分からない」です。

 

「やりたいことが分からない」という悩みを抱える人は、<反抗期もそんなになく、真面目で良い子で育ってきた>という特徴があります。

そして、大人になっても、真面目で人に気を使う良い人です。

 

幼いときから親や周りの期待に応えようとしてきた良い子として生きてきたほど

 

大人になったときに

「自分が何をしたいのか?どうしたいのか?」

自分のことが分からなくなっています。

 

まるで自分の中が空っぽ。

自分が無い状態です。

 

ですから、コーチングや、自己啓発セミナーなどで、「自分のやりたいことを見つけよう!!」と、取り組む結果、一時的には「やりたいことができた!」と嬉しくなるのですが

 

途中でイヤになったり、飽きてしまったりして、続きません。

挫折します。

 

すると、やっぱり

「本当にやりたいことって何だろう?やりたいことが分からない」元に戻ってしまいます。

 

私たちは、やりたいことを見つけようとして、アレコレ試しますが、実は、やりたいことが見つからない本当の原因は、無意識の領域にある心の傷です。

 

やりたいことがわからなくなっている状態(自分が無い状態)を創っているのは、無意識のところにある心の痛みと一緒に存在する「非現実的な信じ込み(ビリーフ)」です。

 

ビリーフのつぶやきは、こうです。

「自分の気持ちや考えで、やりたいことを選んで行動するのは良くない。親に反抗して悪い子になることだ。人から見放されることだ。周りの期待や世間の物差しに合わせることが正しい」

 

また、

幼いころから、つねに親や周りの心を読み、期待に応えようとして頑張ってきたので、知らない内に自分の気持ちや考えを抑えてしまうクセがついてしまっているので、自分の気持ちが何処にあるのか?分からなくなっています。

感じることが難しくなっているのです。

 

そして、

「自分の気持ちや考え」を抑圧して、「親や大人の気持ちや考え」を自分の中に取り入れ、自分の気持ちや考えとすり替えてきたので、

 

親や大人や世間の気持ちや考えを「これが自分の気持ちや考えだ」と信じ込んでいます。

 

要するに

「これは自分の気持ちじゃないし、自分の考えじゃない。こんなことしたくないよ!!」

自分の本音の気持ちや、親への反発心があることすら気づいていないのです。

 

 

このように頑張って親の期待に応えてきた良い子は、高校や大学までの学校生活では、敷かれたレールの上を走っていれば安全でしたが学校を卒業して、就職活動の時期になると、自分の前に続いていたレールが無くなってしまいます。

 

親の期待に応えて、受け身で行動してきた人が、自分で考えてレールを選び、自分でレールを敷くことを、求められるようになるのです。

 

ですから、まずは、就活でつまずく人が多いのです。

 

これまでは、周りに流され、周りに従って受け身で行動していればよかったのに、いきなり「主体的になって自分で決めない」と言われるのです。

それは怖くなりますよね。

 

経験したことのないことを求められるのです。

 

もし、自分の気持ちや考えが浮かんで来ても、これまでの人生で自分の気持ちや考えに沿って自分で決めた経験が無いので、自己決定するのが怖くなります。

 

自分の気持ちや考えに自信が持てないのです。

 

カウンセリングの中でも、クライエントの方の多くが

 

「やりたいことが浮かんでも、ほんとうにそれでいいのか?どうか?あっているのか?間違っているのか?分からなくなるんです。どうしたらいいのかな・・・って。どうしたらいいのでしょうか?」

 

親や先生や、周りの大人から教えてもらえなくなったので、今度は、カウンセラーに「どうしたらいいのか?」教えて欲しくなるのは当然ですね。

 

大事なことは、「どうして自分の気持ちや考えに自信が持てないのだろう・・・・?」専門家と一緒に探っていくことです。

 

その大元は、自分の気持ちを大事にされなかった心の痛み、癒されていない悲しみや怒りがあります。

 

反対に、

自分のやりたいことをサッサと行動に移せる人ような逞しさを育むにはどうしたらいいのでしょう?

 

親や周りの大人が、子どもの発達や成長に合わせて、子どもの考えや気持ちを尊重し、子どもが自発的に行動するチャンスや、挑戦するチャンスを提供するほど、子どもは、自分の気持ちや考えに沿った物差しで判断して決定し、挑戦する強さや自信を育んでいきます。

 

「失敗や挫折は次の成長や成功のためにあるんだ」

「何を選んでも、何を選ばなくても、それは自分で決めていいんだ」

「自分の人生は自分で創っていくことができるんだ」

 

これを、理屈で教えるのではなく、子どもが、たくさんの体験から実感して学べることが大事です。

 

自分で決定するのは怖いなあ・・。だって、成功する保証もないし、失敗や挫折もあるかもしれない。

でも、失敗や挫折をする自分のことを、親や大人が暖かく見守ってくれる。失敗しても、挫折しても見放されないで、暖かく受け止めてくれる人がいる。大丈夫だ!!

信頼できる親や仲間がいるからこそ、冒険ができる。

そして、失敗や挫折の困難や、苦しみを乗り越えるからこそ、達成感や感動が味わえる。自分の成長を実感できる。

何度も失敗したからこそ、成功がある。

 

このような実体験から、子どもは失敗や挫折を引き受ける心の強さ、逞しさが育っていきます。

 

そのときに大切なことは、失敗したり、挫折した子どものことを「そのまま無条件に大切にして受け容れてくれる」周りの親や大人の存在です。どんなときも変わらない態度で見守ってくれる存在です。

 

私たち大人だって、「どんな自分のことも受け容れてくれる」と感じられる心の安全基地があるからこそ、「見放されない」という信頼と安心の中で、冒険へと羽ばたくことができるのです。

 

次回は、

 

「やりたいことが分からない人は、どうやったら自分をとり戻せるのか?」についてお話をします。

 

参考にしてみてくださいね。

 

このブログ記事や音声動画もお役に立ったらとても嬉しいです。


本日もお読みいただきありがとうございました♪

 

 

 

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