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国語の中でも古文や漢文は、苦手意識をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
特に高校生で、いざ古文の勉強をしようと思っても、
「何を勉強したらいいのかが、わからない」
「どこから勉強をやり直したらいいのか」
と質問を受けることがあります。
リーズの家庭教師ではブログ全体でのアクセス解析の分析をしています。
その結果からも、高校生用の古典の掲載ページへのアクセスが多くあります。
古文に対する高校生の苦手意識に対する切実な思いが伝わります。
リーズの家庭教師では、そんな高校生に向けて、古典の定期試験対策の指導をしています。
中学生までの古文読解であれば、
「なんとなく、こんなようなお話が書いてあるのかな・・・」
と、ある程度は自分の直感に任せても、読んでいける作品もあります。
しかし、高校生の国語総合や古典での古文では、そうもいきません。
古文の読解をするためには、それぞれの古文単語を、覚えていかなければなりません。
また、文法としては一文一文をしっかり品詞分解をして、動詞、形容詞、助動詞、助詞など、それぞれの活用や意味を意識しながら読んでいくことになります。
しかし品詞分解ができずに、その場しのぎで適当になってしまうと、せっかく古文単語を覚えたとしても、どのように訳していいかもわからずに、非常に困っているという方が多いようです。
また、漢文の勉強をしていく際にも、古文の学習をしっかりしていないと、理解するにも大変になってしまうことでしょう。
実際のリーズの家庭教師の古文指導では、私がパソコンのワードで作成している特製オリジナルのプリントを使用しています。
このブログでは、実際の家庭教師での指導で使っているその教材プリントの一部を、このブログ用に書き直していくつか公開しています。
少しでも古典の苦手な高校生に、役立てていただければと思います。
このブログの内容としては、高校生の国語総合・古典の教科書に載っている単元を中心に、主に品詞分解と活用、漢字の読み方を載せています。
現在、6月の古文の品詞分解は、『徒然草』を順次作っております。
先月の古文の品詞分解は、『伊勢物語』を取り上げました。
以前に作成したものも、手直しを加え再掲載しています。
来月7月の品詞分解は、『枕草子』を題材に取り上げようと考えています。
高校の古典の定期試験では、特に品詞分解と活用、漢字の読み方が基礎となり、ポイントとなる重要な部分です。
ですから、これを見るだけでも得点を上げることができると思います。
もしちょうどテスト範囲に該当するのであれば、ぜひ自宅学習の予習復習に役立てて頂けたらと思います。
そしてさらには、品詞分解したものを頼りに、しっかりと自分自身で訳してみてください。
よって、一文一文の解説や現代語訳に関しては、このブログでは割愛して載せておりません。
ここでの品詞分解は、
動詞=赤(活用の種類・活用形)、
形容詞・形容動詞=オレンジ(活用の種類・活用形)、
助動詞=青(意味「助動詞の原形」・活用形)、
係助詞=緑
係り結び=→(結)
で表記しています。
漢字の読みは、ここでは歴史的仮名遣いで表記しています。
テストなどで現代仮名遣いで回答をする際には、そのように直して答えるように注意してください。
( )内の漢字の読みや品詞の活用は、すべて空欄にしても埋められるように練習してみてください。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログのご感想やご意見をコメントやメールでお待ちしております。
リーズの家庭教師でのわかりやすい直接指導をお考えの方は、ホームページ内にあるお問合せフォームやメールなどより、ご連絡をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
『共育』の家庭教師のリーズ 新名
HP : http://katekyores.web.fc2.com/
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特に高校生で、いざ古文の勉強をしようと思っても、
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中学生までの古文読解であれば、
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古文の読解をするためには、それぞれの古文単語を、覚えていかなければなりません。
また、文法としては一文一文をしっかり品詞分解をして、動詞、形容詞、助動詞、助詞など、それぞれの活用や意味を意識しながら読んでいくことになります。
しかし品詞分解ができずに、その場しのぎで適当になってしまうと、せっかく古文単語を覚えたとしても、どのように訳していいかもわからずに、非常に困っているという方が多いようです。
また、漢文の勉強をしていく際にも、古文の学習をしっかりしていないと、理解するにも大変になってしまうことでしょう。
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現在、6月の古文の品詞分解は、『徒然草』を順次作っております。
先月の古文の品詞分解は、『伊勢物語』を取り上げました。
以前に作成したものも、手直しを加え再掲載しています。
来月7月の品詞分解は、『枕草子』を題材に取り上げようと考えています。
高校の古典の定期試験では、特に品詞分解と活用、漢字の読み方が基礎となり、ポイントとなる重要な部分です。
ですから、これを見るだけでも得点を上げることができると思います。
もしちょうどテスト範囲に該当するのであれば、ぜひ自宅学習の予習復習に役立てて頂けたらと思います。
そしてさらには、品詞分解したものを頼りに、しっかりと自分自身で訳してみてください。
よって、一文一文の解説や現代語訳に関しては、このブログでは割愛して載せておりません。
ここでの品詞分解は、
動詞=赤(活用の種類・活用形)、
形容詞・形容動詞=オレンジ(活用の種類・活用形)、
助動詞=青(意味「助動詞の原形」・活用形)、
係助詞=緑
係り結び=→(結)
で表記しています。
漢字の読みは、ここでは歴史的仮名遣いで表記しています。
テストなどで現代仮名遣いで回答をする際には、そのように直して答えるように注意してください。
( )内の漢字の読みや品詞の活用は、すべて空欄にしても埋められるように練習してみてください。
徒然草~ある者、子を法師になして~(第百八十八段)
ある 者、 子 を 法師 に なし(サ四・用) て、
「学問し(サ変・用) て 因果(いんぐわ) の 理(ことわり) を も(係助) 知り(ラ四・用)、
説経(せつきやう) など し(サ変・用) て 世渡る(ラ四・体) たづき と も(係助) せよ(サ変・命)。」
と 言ひ(ハ四・用) けれ(過去「けり」・已) ば、
教へ の まま に 説経師 に なら(ラ四・未) ん(意志「む」・体) ため に、
まづ 馬 に 乗りならひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
輿(こし)・車 は(係助) 持た(タ四・未) ぬ(打消「ず」・体) 身 の、
導師(だうし) に 請ぜ(サ変・未)(しやうぜ) られ(受身「らる」・未) ん(婉曲「む」・体) 時、
馬 など 迎へ に おこせ(サ下二・用) たら(完了「たり」・未) ん(婉曲「む」・体) に、
桃尻(ももじり) に(断定「なり」・用) て 落ち(タ上二・用) な(強意「ぬ」・未) ん(婉曲「む」・体) は(係助) 心憂かる(形ク・体) べし(推量「べし」・終) と 思ひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
次 に、 仏事 の 後、
酒 など 勧むる(マ下二・体) こと あら(ラ変・未) ん(婉曲「む」・体) に、
法師 の むげに 能 なき(形ク・体) は(係助)、
檀那 すさまじく(形シク・用) 思ふ(ハ四・終) べし(推量「べし」・終) とて、
早歌(さうか) と いふ(ハ四・体) 事 を ならひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
二つ の わざ、
やうやう 境(さかひ) に 入り(ラ四・用) けれ(過去「けり」・已) ば、
いよいよ、 よく(形ク・用) し(サ変・用) たく(願望「たし」・用) おぼえ(ヤ下二・用) て、
たしなみ(マ四・用) ける(過去「けり」・体) ほど に、
説経 習ふ(ハ四・終) べき(当然「べし」・体) 暇 なく(形ク・用) て 年 より に(完了「ぬ」・用) けり(過去「けり」・終)。
こ の 法師 のみ に(断定「なり」・用) も(係助) あら(ラ変・未) ず(打消「ず」・用)、
世間 の 人、
なべて こ の 事 あり(ラ変・終)。
若き(形ク・体) ほど は(係助) 諸事 に つけ(カ下二・用) て、
身 を たて(タ下二・用)、
大きなる(形動ナリ・体) 道 を も(係助) 成じ(サ変・用)(じやうじ)、
能 を も(係助) つき(カ四・用)、
学問 を も(係助) せ(サ変・未) ん(意志「む」・終) と、
行く末 久しく(形シク・用) あらます(サ四・体) 事 ども、
心 に は(係助) かけ(カ下二・用) ながら、
世 を のどかに(形動ナリ・用) 思ひ(ハ四・用) て うち怠り(ラ四・用) つつ、
まづ さしあたり(ラ四・用) たる(存続「たり」・体) 目 の 前 の 事 に のみ まぎれ(ラ下二・用) て 月日 を おくれ(ラ四・已) ば、
ことごと なす(サ四・体) こと なく して、
身 は(係助) 老い(ヤ上二・用) ぬ(完了「ぬ」・終)。
つひに もの の 上手(じやうず) に も(係助) なら(ラ四・未) ず(打消「ず」・用)、
思ひ(ハ四・用) し(過去「き」・体) やうに(比況「やうなり」・用) 身 を も(係助) 持た(タ四・未) ず(打消「ず」・終)。
悔ゆれ(ヤ上二・已) ども とり返さ(サ四・未) るる(可能「る」・体) 齢 なら(断定「なり」・未) ね(打消「ず」・已) ば、
走り(ラ四・用) て 坂 を くだる(ラ四・体) 輪 の 如く(比況「ごとし」・用) に 衰へゆく(カ四・終)。
されば 一生 の うち、
むねと あらまほしから(形シク・未) ん(婉曲「む」・体) こと の 中 に、
いづれ か 勝る(ラ四・体) と、
よく 思ひくらべ(バ下二・用) て、
第一 の 事 を 案じ定め(マ下二・用) て、
そ の 外 は(係助) 思ひ捨て(タ下二・用) て、
一事 を 励む(マ四・終) べし(当然「べし」・終)。
一日 の うち、
一時 の うち に も(係助)、
数多 の こと の 来たら(ラ四・未) ん(婉曲「む」・体) 中 に、
少し も(係助) 益(やく) の まさら(ラ四・未) ん(婉曲「む」・体) こと を 営み(マ四・用) て、
そ の 外 を ば(係助) うち捨て(タ下二・用) て、
大事 を 急ぐ(ガ四・終) べき(当然「べし」・体) なり(断定「なり」・終止)。
いづ方(かた) を も(係助) 捨て(タ下二・未) じ(打消意志「じ」・終) と 心 に とり持ち(タ四・用) て は(係助)、
一事 も(係助) 成る(ラ四・終) べから(推量「べし」・未) ず(打消「ず」・終)。
「学問し(サ変・用) て 因果(いんぐわ) の 理(ことわり) を も(係助) 知り(ラ四・用)、
説経(せつきやう) など し(サ変・用) て 世渡る(ラ四・体) たづき と も(係助) せよ(サ変・命)。」
と 言ひ(ハ四・用) けれ(過去「けり」・已) ば、
教へ の まま に 説経師 に なら(ラ四・未) ん(意志「む」・体) ため に、
まづ 馬 に 乗りならひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
輿(こし)・車 は(係助) 持た(タ四・未) ぬ(打消「ず」・体) 身 の、
導師(だうし) に 請ぜ(サ変・未)(しやうぜ) られ(受身「らる」・未) ん(婉曲「む」・体) 時、
馬 など 迎へ に おこせ(サ下二・用) たら(完了「たり」・未) ん(婉曲「む」・体) に、
桃尻(ももじり) に(断定「なり」・用) て 落ち(タ上二・用) な(強意「ぬ」・未) ん(婉曲「む」・体) は(係助) 心憂かる(形ク・体) べし(推量「べし」・終) と 思ひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
次 に、 仏事 の 後、
酒 など 勧むる(マ下二・体) こと あら(ラ変・未) ん(婉曲「む」・体) に、
法師 の むげに 能 なき(形ク・体) は(係助)、
檀那 すさまじく(形シク・用) 思ふ(ハ四・終) べし(推量「べし」・終) とて、
早歌(さうか) と いふ(ハ四・体) 事 を ならひ(ハ四・用) けり(過去「けり」・終)。
二つ の わざ、
やうやう 境(さかひ) に 入り(ラ四・用) けれ(過去「けり」・已) ば、
いよいよ、 よく(形ク・用) し(サ変・用) たく(願望「たし」・用) おぼえ(ヤ下二・用) て、
たしなみ(マ四・用) ける(過去「けり」・体) ほど に、
説経 習ふ(ハ四・終) べき(当然「べし」・体) 暇 なく(形ク・用) て 年 より に(完了「ぬ」・用) けり(過去「けり」・終)。
こ の 法師 のみ に(断定「なり」・用) も(係助) あら(ラ変・未) ず(打消「ず」・用)、
世間 の 人、
なべて こ の 事 あり(ラ変・終)。
若き(形ク・体) ほど は(係助) 諸事 に つけ(カ下二・用) て、
身 を たて(タ下二・用)、
大きなる(形動ナリ・体) 道 を も(係助) 成じ(サ変・用)(じやうじ)、
能 を も(係助) つき(カ四・用)、
学問 を も(係助) せ(サ変・未) ん(意志「む」・終) と、
行く末 久しく(形シク・用) あらます(サ四・体) 事 ども、
心 に は(係助) かけ(カ下二・用) ながら、
世 を のどかに(形動ナリ・用) 思ひ(ハ四・用) て うち怠り(ラ四・用) つつ、
まづ さしあたり(ラ四・用) たる(存続「たり」・体) 目 の 前 の 事 に のみ まぎれ(ラ下二・用) て 月日 を おくれ(ラ四・已) ば、
ことごと なす(サ四・体) こと なく して、
身 は(係助) 老い(ヤ上二・用) ぬ(完了「ぬ」・終)。
つひに もの の 上手(じやうず) に も(係助) なら(ラ四・未) ず(打消「ず」・用)、
思ひ(ハ四・用) し(過去「き」・体) やうに(比況「やうなり」・用) 身 を も(係助) 持た(タ四・未) ず(打消「ず」・終)。
悔ゆれ(ヤ上二・已) ども とり返さ(サ四・未) るる(可能「る」・体) 齢 なら(断定「なり」・未) ね(打消「ず」・已) ば、
走り(ラ四・用) て 坂 を くだる(ラ四・体) 輪 の 如く(比況「ごとし」・用) に 衰へゆく(カ四・終)。
されば 一生 の うち、
むねと あらまほしから(形シク・未) ん(婉曲「む」・体) こと の 中 に、
いづれ か 勝る(ラ四・体) と、
よく 思ひくらべ(バ下二・用) て、
第一 の 事 を 案じ定め(マ下二・用) て、
そ の 外 は(係助) 思ひ捨て(タ下二・用) て、
一事 を 励む(マ四・終) べし(当然「べし」・終)。
一日 の うち、
一時 の うち に も(係助)、
数多 の こと の 来たら(ラ四・未) ん(婉曲「む」・体) 中 に、
少し も(係助) 益(やく) の まさら(ラ四・未) ん(婉曲「む」・体) こと を 営み(マ四・用) て、
そ の 外 を ば(係助) うち捨て(タ下二・用) て、
大事 を 急ぐ(ガ四・終) べき(当然「べし」・体) なり(断定「なり」・終止)。
いづ方(かた) を も(係助) 捨て(タ下二・未) じ(打消意志「じ」・終) と 心 に とり持ち(タ四・用) て は(係助)、
一事 も(係助) 成る(ラ四・終) べから(推量「べし」・未) ず(打消「ず」・終)。
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『徒然草 』の品詞分解
つれづれなるままに(序段)
あだし野の露消ゆる時なく(第七段)
家居のつきづきしく(第十段)
神無月のころ(第十一段)
同じ心ならむ人と(第十二段)
雪のおもしろう降りたりし朝(第三十一段)
九月二十日のころ(第三十二段)
公世の二位のせうとに(第四十五段)
亀山殿の御池に(第五十一段)
仁和寺にある法師(第五十二段)
これも仁和寺の法師(第五十三段)
久しく隔たりてあひたる人の(第五十六段)
名を聞くより(第七十一段)
世に語り伝ふること(第七十三段)
奥山に猫またといふもの~(第八十九段)
ある人、弓射ることを習ふに(第九十二段)
高名の木登り~(第百九段)
花は盛りに(第百三十七段)
城陸奥守泰盛は(第百八十五段)
丹波に出雲といふ所あり(第二百三十六段)
『徒然草 』のほか、『伊勢物語 』などの作品の品詞分解もあります。
また、漢文の書き下し文などもあります。
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世に語り伝ふること(第七十三段)
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ある人、弓射ることを習ふに(第九十二段)
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