最近はジェットコースターのように気温差が激しく、雨も多いですね。

まさに季節の移り変わりという感じです。

 

 

 

私の教室でも今年の1月の真冬にリニューアルオープンをし、

生徒さんにパン作りをお教えしているのですが、

最近は段々パン作りに変化が感じられます。

 

 

 

そうです、春が近づくにつれて気温がすこーしづつ上昇して来ているのです。

 

 

なので、真冬は生地の捏ね上げ温度を27〜28度に上げるのに苦労していたのですが、最近はうっかり真冬と同じようにすると

あっという間に生地温度が適温を超えそうになってしまう事も…

 

 

 

私としては段々寒い冬が終わりを告げ、

パン作りがしやすくなるのでとってもウキウキしてくる季節です。

 

 

 

そこで今日はタイトルにもある様に、

年間を通して『パン作りに最も適した季節は…春?!』

と言うのをテーマに生地を書いてみました。

 

 

 

どうぞ最後までお付き合い下さい。

 

この記事を書いている人 -WRITER-

パン講師:伊東梨美

人の心を動かすことのできるパンを焼けるようになってもらいたいとの思いでパン作りを教えています。パン作りの魅力を是非体感してみて下さい。

詳しい講師プロフィールはこちらから

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春はパン作りがしやすいの?!

 
 
日本には四季があり、パン作りを年間通してやられている方でしたら、
季節ごとのパン作りの違いについても感じられている方もいらっしゃりと思います。
 
 
 
また、独学やホームベーカリーでパンを焼かれていらっしゃった生徒様からも
 
 
 
”夏はなんだかパンがあまり美味しくない…”
 
 
 
”冬は発酵するのが遅くて時間がかかるからパン作りから遠ざかってしまっていた…”
 
 
 
などというお声を聞いたりします。
 
 
 
では”四季のパン作り”について考えてみましょう。
 
 
 
まずパン作りには気温と湿度が大きく関係して来ます。
その為、暑くも寒くもない人間も過ごしやすい
気候の様にパンの発酵も穏やかです。
そして冬に比べて気温も湿度も上がるので、パン作りがしやすくなります。
 
 
 
その点、汗をかくは発酵も早く進みやすく、
ちょっと目を離した隙に過発酵になりがちです。
なるべく涼しいところで素早く作業しないと、生地もダレてきたりして美味しいパンができにくくなるので、
仕込み水を冷たくしたりイーストの量を減らすなどの工夫をしていきます。
 
 
 
 
そしてお次はです。
春と同じく再び過ごしやすい季節ですが、だんだんと乾燥が気になってくる季節でもあります。
気温はちょうど良くても湿度が乾きやすい季節でもありますので、
パン生地の乾燥にも注意が必要です。
 
 
 
最後はです。
一年で最も発酵が進みづらい季節ですね。
なるべく暖かいお部屋でパン作りをしながら、ゆっくりと気長にパン作りを楽しみましょう。
あまりにも時間がかかるのであれば、イーストの量を少し増やしてあげてもいいと思います。
 
 
 
 
 
 

一年を通じて少しづつ作り方を変えて行く事が

毎回美味しいパンを作るポイント

 
 
 
この様に簡単に四季のパン作りについて書いてみましたが、
なんとなく1年を通じてパン作りも変化していくという事がわかってきますよね。
 
 
 
冬場にパン教室で習ったレシピを、夏に同じ様に作っていては同じ味になりません。
だって環境の条件が違っているのですから。
 
 
 
なので季節毎にパン作りを行う際は、
 
 
 
”仕込み水の温度と量”
”イーストの量”
”発酵温度と時間”
 
 
 
を変えてみると1年を通じて安定したパン作りができるかと思います。
 
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
 
”パンは生き物”なので、季節が変わったら何度か試作をしてみるのをおすすめ致します。
 
 
 
人間も『冬は暑い湯船でじっくり温まりたい〜。』と思いますが、
真夏だと冬と同じ温度の湯船は暑くて入れませんよね^^
 
 
 
そんな感じで『パンも人と同じ生き物なんだ!』と捉えて臨機応変にパン作りを楽しんで頂きたいと思います。
 
 
 
本日も最後までお読み頂き有難うございました。

この記事を書いている人 -WRITER-

パン講師:伊東梨美

人の心を動かすことのできるパンを焼けるようになってもらいたいとの思いでパン作りを教えています。パン作りの魅力を是非体感してみて下さい。

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