僕はお笑いが好きです。

 

なかでも、練られた笑いが大好き。

逆に、キャラに寄った笑いは、あまり好きじゃないです(Mr.ビーンとか)。

……というわけで、ナイナイ岡村も90年代はそんな好きじゃありませんでした。
(ジャングルクッキング等で優待されていて!というイメージ。
 あ、お笑いウルトラの出川逆ドッキリの「人間性クイズ」は面白かったかも)

そして、「めちゃイケ」もそんなに興味ありませんでした。

 

が、

2000年に「めちゃイケ」事典を作る。
そして、「本田みづほ」に会いに行く、という企画を知り、ビックリ!


ええっ。それってタブーネタじゃなかったの!
だって、濱口優が(以下略)。
とにかく相当驚きました。

 

そして、放映されたことに、やるなぁ、と。
(個人的には、2000年の最後の夜に放映された
 『カノッサの屈辱 20世紀最終講義』で
 「とぶくすり」で、上記出演者らが出ていたシーンを
 そのまま流したことも、繋がるのかなあ、としみじみ見てました)

 

以来は、結構「めちゃイケ」は好きで見るようになりました。
時には、センスの合わないときもあり、
時には、自らの内輪ネタの強さに苦手意識もありつつ、
でもでも、まあまあ好きでした。


そして、2004年の「FNS27時間テレビ」。
「めちゃイケ」がメインで、
「中居の日本一周」企画がベースになって放映されることに。

 

事前の気持ちとしては、
「笑わず嫌い」「カマ騒ぎ」といったパロディ企画に、
それぞれ、本家のとんねるず・さんまが出演するという、
逆転企画がまず楽しい。
極楽加藤がマラソンするという、なんだその24時間アンチテーゼ的な。
でも、つまらなそうだなあ。

 

そして、いざ放送となると、細かい仕掛けが満載。

(つまらないと思ったマラソンも、実は笑いの仕掛けが多数潜まれていて、完全に脱帽しました)

その後数日間は、この興奮から抜け切れず、
またインターネットも相当盛り上がってた記憶があります。


というわけで、先週、27時間テレビを27時間見る会で、
事前に「27時間テレビをよく知ろう」というわけで、
27時間テレビクイズを出しました。
が、この2004(と2008)年は、思い出がいっぱいすぎて、27問出すことに。

こんな問題でした、という紹介とともに、思い出を語っていきます。

 

「めちゃイケ」って、こんな凝ったことするんだ、

という笑いのツボを共感頂けると嬉しい。

 

1(18 時)タイトルコール
めちゃイケのナイナイと、SMAP の中居による 「FNS27 時間テレビ めちゃめちゃオキてる!
楽しくなければテレビじゃないじゃーん!」
。 オープニングでこのタイトルコールは3人で読み上げましたが、 中居くんが読み上げた部分はどこからどこまでだったでしょう?

 

(答:「じゃーん」

 矢部「~オキてる」岡村「~じゃない」)

 

恒例の「中居君が不幸な目に合う」ネタのはじまりはじまり。

SMAPに「全員で歌おう。テレビ局に来いよ!」が、その後色々な伏線になっているとは、まだ気づく由もなかった。

 

予備問題。

オープニングで、加藤浩次のマラソンもスタートしました。
さて、この時スタート地点の目印となっていたものは何だったでしょう?
(答:小石)

 

もう1人虐げられていた男が。

森アナウンサーも冷たいなあと思ってたけど、まさかその後、感動のゴールになるとは思わなかったなあ。

なお、このネタは翌年も生かされており、

ドッキリで山中アナ(当時)が走らされることになったとき、

「同じスタート地点なのに、豪華なスタートが用意」

というギャグになってました。

 

2(19 時) クイズ生マジオネア 補欠1位
補欠1位で選ばれたのは、ロンブー田村淳でした。 その時に出された4択クイズを出しますので、正解であるDの選択肢が何だったかをお答えください。
「そのお笑い芸人が2股の内容に関して最も驚いたことは?」
A:もうひとりが業界人 B:もうひとりがサラリーマン C:もうひとりが野球選手

 

(答:「D:実は4股だった」)

 

2問目だったかな?

1問目がつきあってる女性タレントにされて驚いたことで「2股をかけられていた」。

で、それを踏まえての2問目で、もっと衝撃の事実が明かされる。

さらにいうと、このA~Cの選択肢+ロンブー淳が4股の実態だったとか。

 

なお、このコーナーの宣伝として

「日頃、人をダマしているあの人が、逆にダマされちゃいます!」

と何度も言っており、「マジオネアの岡村自身じゃないかな」と思ってました。

「ブラックメール」の淳だったってことにビックリ。

(そして、1時間後に、やっぱり岡村もセンターシートの解答席に座らせられるのでありました)

 

 

3(20 時) クイズ生マジオネア 補欠2位
補欠2位で選ばれたのは、笑わず嫌いでB21と対決すると だまされたネプチューンでした。
岡村扮するおかもんたが、センターシートに行くラッキーボーイを発表する際、メンバーの誰なのかを惑わすために行なった一連のしぐさをしますので、最後何と言ったかお答えください。


・ラッキーラッキーラッキーラッキー♪ ラッキーラッキーラッキーラッキー♪
(肩⇒膝への、「セーラー服を脱がさないで」の振り付け)
・ドンドコドンドコ(順に太鼓を叩くギャグ)
・「だまされることが~ 大嫌い~ だまされることが~ 大嫌い~

(曲がったことが大嫌い~♪ のリズム)

今日は …」 さて誰?

 

(答:ホリケンです!)

 

実は、今回一番語りたかったのがこれ!

いや、2016年の今はホリケンがいじられるのは違和感ないけど、

当時のホリケンは「孤高のギャグ職人」という感じで。

(秋葉カンペーさんをやってた頃ですね)

井川遥と噂があったとはいえ、

プライベートをいじられるってことはまずなかった。

 

対して、名倉は、まだ渡辺満里奈との結婚前だったので、

逆にあれこれと噂をされたりしてました。

とはいえ、やっぱりネプチューンで、一番いじられるのは、泰造でありました。

 

で、この一連の動作。

まず、「セーラー服を脱がさないで」の振り付けで、

「ああー。やっぱ恋愛ネタだから、名倉か」と。

(この後の、ドンドコドンドコと太鼓を叩くのは、

 「自分じゃなかった」と喜ぶネプチューンの残り2人のしぐさ)

 

と、そっから「はーらーだ、たいぞーです!」のギャグ前のフリをしだして、

「やっぱ、いじられるのは泰造か」と納得。

(この時、「俺じゃなかった」と喜ぶ名倉とホリケンも見所)

 

が、次の瞬間に出ていたフレーズが

 

「今日は、ホリケンです!」

 

 

いやあ、ぶっとびましたね。これ、正直。

本人も「自分はそういうキャラじゃない」と意外そうだし、

ネプの残り2人は駅弁スタイルで抱きしめあうくらい、自分じゃないと喜んでるし。

 

実際のクイズは、ホリケンだしからぬ言動、

岡村による秋葉カンペーさんネタ(手にDと書いておく)。

さらに、そのネタのかぶせ(岡村とテレフォンの女性が手に同じことを)

と物凄かったです。

 

4(21 時) 生・笑わず嫌い決定戦 オープニング
冒頭からうたばんスタッフへの呼びかけ、裏番組のスポーツが気になる発言、そして「おみやげの用意は無い」などを連発し、岡村から「とんねるずっぽくていいですね」と褒められたとんねるず。

その後、27時間テレビについての石橋貴明の発言を読みあげますので、最後、何と言ったかをお答えください。
「(生活)情報局がやった時、つまんなかったもんなあ」
「面白くなかったもん」
「やっぱり第二制作(現バラエティ制作)がやんなきゃダメだよこういうのは」
「がんばれ!」……さて、誰?


(答:片岡飛鳥(めちゃイケのメインディレクター))

 

石橋貴明と中居正広は「うたばん」チームでした。

パロディに本家が出るという状況だけでも大笑いなのですが、冒頭からとんねるずが飛ばす飛ばす。

そして、テレビ内輪ネタもタブー無視してぶちこむ石橋貴明の発言がコレ。

 

確かに、過去2,3年の「みのもんた」&「めざましテレビ」スタッフ(これが情報局かな)による27時間テレビは、なんというかバラエティらしさに欠けてたんですよねえ。

それを一気に取り返す、激励の言葉でした。

 

もしかしたら、この言動が、いいともグランドフィナーレで、

「なげーよ!」とダウンタウンとウンナン出演時に乱入し、

「(ダウンタウン)松本が”ネットで荒れる!”っていうけど、俺がネットで見たら”キーマンは石橋貴明だ”って書いてあって」

「だから、俺は(爆笑問題)太田に言ったの。”太田、一緒にあがろう”って」

と、奇跡の共演を実現させた、

石橋貴明のパワーなのかもしれません。

 

 

5(22 時) 生・笑わず嫌い決定戦 エンディング
呼ばれた芸人のうち、最後、ある芸人だけが時間がなく、ネタをほとんど見せることができず終わりました。
「女と別れるときに、後腐れを残す」

「女の家にスカパーをつけ広島戦をみて、別れた後、解約して欲しがる」

「体が獣くさい」

「なんとかして我が家にあがろうとしてるが、奥さん(=鈴木保奈美)が嫌ってる」
ということから、石橋貴明が嫌いな芸人でもあったのは誰?


(答:山本圭壱)

 

木梨憲武がB21スペシャルを「3人組だから」というよくわからない理由で選んでいたのに対し、石橋貴明のこれはヒドい。さっき褒めすぎたかも(笑)。

 

でもこれも、しっかり練習している山本を虐げる、というめちゃイケではおなじみの小ネタでもあるんですよねえ。

 

とか書いたところで、ここまでにしますー。