蓮と睡蓮 鑑賞と、ウチワヤンマ | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

蓮と睡蓮 鑑賞と、ウチワヤンマ

 前回の蛍鑑賞に引き続き、母に美しいものを見せよう!企画。
 老い先、永くはない母に、私はいつも、綺麗なものを見せてあげようと思っています。
 これは、自著『亡くなる心得』でもさまざまな文献を提示し証明しましたが

 P231 「浄土は彼方にあるのではなく、此方の経験と解釈にある」

 からです。

 こんなウザイ世でも、実は。こんなに素晴らしいんだよ…ととても示してあげたい…
 (ウチの母は、そんな事、言わずもがなで、知っていますが…笑)
 もちろん、こうした鑑賞会は今に始まったことではなく、毎年永年やっています。

 毎年この睡蓮の写真を撮る度、母は彼岸に行く事を想像します……




 蓮の花も、もう、あの世! 笑




 こんな場に、二人で居れるのは幸せです……前世から縁があるのです。
 私は、たまに母に言います。
 「ショーモナイ生まれ変わりなんか、すんなよ! あの世で、待っとけ、オレが導いてやるから」と。笑  もう、母は老齢で私の『亡くなる心得』を読めないので、仕方がないのです…涙 (この無念さは『亡くなる心得』「あとがき」で記しました…)

 本来、上記のこんな事では、ブログUPしようとは思わないのですが…
 その場で、なんと「ウチワヤンマ」を発見して、とても感動したので、書いてみようと思いました。
 ウチワヤンマと言うと、私は、小学校低学年の頃から、図鑑で見て、「こんな、尻尾の先端が広がった奇妙なトンボが居るんだ…」気になっていました。しかしながら、ウチの地元では、一斎、見た事がありません!

 50年近くも経って、隣の隣の市で、ホンモノを初めて発見した感動!!!


 現在も、身近でこんな自然への感動があるのは、実に、楽しい………
 こんな田舎でも、目を覆いたくなるような、バカみたいな自然破壊があるというのに……
(たった、10年でも、恐ろしく破壊された……バカ丸出し……嘆…)

 ウチワヤンマ、調べてみた…
 どうやら、ウチワヤンマに似た種類は、他にも、タイワンウチワヤンマやオオサカサナエなどの種もいて、私の写真から、同定するのが、結構大変だった……

この尾っぽのウチワは一体、何の為なのか??
ヤフー知恵袋なんかでは、体温調整など書いているが、私は、それは違うと思う……
私は、なぜか子供の頃から、流体の中を進むものが好きだったので、飛行機やルアーの経験を鑑みると、このウチワは、高い確率で「飛行性能に関わるもの」だと思う……

 飛行機もルアーも、こうした小さなパーツに、意味があるものです。特に重心から離れたパーツの場合。 またウチワヤンマのウチワは、開閉可能なのも注目です。
 ウチワヤンマ。さながら、京都弁では「ウチワ(私は)トンボ」ですって感じですね。笑!

 自然界には、さまざまな造形があるものです……こうした多様性に感動します… こんなのも。

 最後に、母の花柄のシャツ、いいでしょ!笑
 これ、私が東京時代に、著名人撮影用に着ていたものです…

 著名人って、やはりオーラが強いので、私はそれに負けないように、意識的に派手なシャツを着ていました。 
 元々、派手好きなのですが、田舎で、もうこんな花柄シャツは浮いてしまい着れないので、たまたま母に着せてあげると、とても似合っていて良かったです。笑
 やっぱ、花柄って、バーさんも似合うよね!
 私は、20代30代の頃の花柄シャツ、沢山持っているのです…
 エアロスミスの『Hole In My Soul』のシャツのセンスは好きです。
 あの、緑の花柄シャツ。当時から、マジで欲しい……笑 意外と無いのよ…こういうシャツ…
 私の写真集には 常に花柄があるでしょ… 浄土の形さ……
 

 Holeの中にも、花は咲いているのよ……

 京都に住んでいた頃は、私のお友達が、偶然、街中でステーブン・タイラーに出逢って!驚
「オマエのそのシャツ、いいな!オレにくれ!」と言われた事があると、興奮気味に話してくれた事を思い出しますヨ。笑 スティーブンは、ファッションセンスあると思います…

 今、聞き返しても、バラードには抜群の才能がありますよね!
 トンボのように、ヤゴから脱皮して、
 Fly Away From Here !!

 


岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝