先生、ウムラウトが入力できません!! | Kazuのかんたんドイツ語 【文法・語法・会話】

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ドイツ語は難しい?いえいえ、実は英語よりも簡単です。挨拶・発音・数字から、ドイツ語を簡単に分かりやすく解説します。単語の増やし方、動詞・前置詞の格支配や名詞の性の学び方も解説していきます。マルチリンガルの私が、外国語一般の学習方法についても紹介します。

Guten Morgen (Tag)!

Wie geht's euch?



質問をもらっていたので、紹介します。

「ウムラウト」「エスツェット」って、PCでどう入力したらいいのですか?
って。

今となっては、PCで文を打つ機会は多いと思うので、
ドイツ語話者、ドイツ語勉強中の人にとっては、非常に重要だと思います。

いやいや、ドイツ語だけではなくて、
英語以外の言語をやっている人にとっては、重要なことだと思います。

これは、マルチリンガルには、必須の知識です。


だって、
フランス語話者にとっては、
「 ç 」 が書けなかったら、「français」とすら書けないんです。

スペイン語話者にとっては、
「 ñ 」「 é 」が書けなかったら、「España」「¿Qué?」 も書けません。

自分の国に関する単語すら書けないなんて、いくらなんでも格好悪すぎです。

他にも、
ギリシア文字=「καζυ」
キリル文字 =「ссср」

などローマ文字以外を使う人は、
設定ができなければ、PCすら使えない訳ですから。



では、設定の仕方を紹介します。

キーボード設定の仕方

<Winndows VISTA・7・8の場合>
1:「ウィンドウズボタン」(手前のほうの波打った四角のボタン)を押す
 ↓
2:「コントロールパネル」を開く
 ↓
3:「時計、言語、および地域」の「キーボードの設定」を開く。
 ↓
4:「キーボードと言語」のタブの「キーボードの変更」のボタンをクリック
 ↓
5:下の「インストールされているサービス」の箱の、右「追加」のボタンを押す
 ↓
6:言語の一覧が出てくるので、必要な言語を選ぶ
(ドイツ語だったら、「ドイツ語(ドイツ)」→「キーボード」→「ドイツ語」です。)
 ↓
7:選んだらOKをクリック
 ↓
8:「インストールされているサービス」の箱に必要な言語が入っているか確認
 ↓
9:下の「OK」ボタンを押す。

…で、いけるはずです。
下の言語バーに[JP]とあるはずなので、
それをクリックして、ドイツ語なら[DE]が出てくれば成功です。



<Winndows XP以前の場合>
Winndows VISTA・7・8の場合の手順の3番・4番が少し違うだけです。
1:「ウィンドウズボタン」(手前のほうの波打った四角のボタン)を押す
 ↓
2:「コントロールパネル」を開く
 ↓
3:「地域と言語のオプション」を開く
 ↓
4:「言語」タブの「詳細」をクリック
 ↓
(5番以下参照)


<Macの場合>
Ⅰ:右上の「あ」や「国旗」が書かれているアイコンをクリック
 ↓
Ⅱ:「言語環境」(一番下)をクリック
 ↓
Ⅲ:その中で、必要な言語を探してクリック。
(ドイツ語であれば、ドイツ国旗(黒/赤/金)に「German」を探す。)
 ↓
Ⅳ:「言語環境」のウィンドウを閉じる

右上のアイコンの中に、ドイツ国旗が出てくれば成功です。



ドイツ語キーボードの注意

Winなら[DE]、Macなら[ドイツ国旗]に設定してください。
すると、ドイツ語を自在に打てるようになります。

ä =「*」キー
ö =「+」キー
ü =「@」キー
ß =「-」キー

と、今まで打てなかった、「ウムラウト」も「エスツェット」も、打てるようになります。
あと、大文字にする時は、「Shiht」キーと一緒に押してください。

ただ、問題もあるんです。

配列が変わっている関係で、
・「y」と「z」が入れ替わっている。
・「?」を入力する時=「shift」+「‐」
・「@」を入力する時=「Alt」+「q」
・ 「/」 を入力する時=「shift」+「7」

などなど、慣れが必要になってきます。

だから、たまに私宛のメールに「Kayu」って来るんですね。
私は、お粥さんか!!
とにこやかにツッコミを入れつつ、
ドイツ語キーボード(日本語キーボード)が混じってしまったんだなと思っています。

Macなら、キーボードの配列表が出てくるのでいいのですが、問題はWinの場合。
「○○語 キーボード 配列表」とでも検索して、
配列表をプリントアウトして、慣れるまでは配列表を見るといいでしょう。



環境上「ウムラウト」「エスツェット」が打てない時

これはルールがあります。
ä = 「ae」 der Kaese
ö = 「oe」 Koeln
ü = 「ue」 Muenchen
ß = 「ss」 der Fuss


と打ってください。
特に「エスツェット」、くれぐれも「ベータ」と日本語打ちして「β」にしないように。
形は似ていますが、バランスが崩れて見にくいです。
「ss」でお願いします。


今回はこれまで。

Tschüs!

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