海外留学は害虫にも注意!トコジラミが世界中で大量発生 | 環境スペースと海外留学

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環境スペースが海外留学の魅力について紹介します。

2023年の後半から、フランス・韓国などの海外でトコジラミ(南京虫)の被害に遭ったという旅行客が急増しています。
ホテルや映画館、公共交通機関でもトコジラミが目撃され、刺された人がSNSで被害を報告して世界中に知られることになりました。
旅行客のスーツケースに紛れて日本国内に持ち込んでしまうケースも多発しています。
今回は環境スペースが、海外留学を希望する方が注意するべき害虫について解説しましょう。
 

■トコジラミとは?人気の渡航先も被害に

トコジラミは南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれる吸血虫で、体長5~8ミリ程度の目視できる大きさです。
25℃くらいの温かく暗い場所に生息し、夜になると活発に活動します。
人を噛むこともあり、噛まれるとアレルギー反応により激しいかゆみが生じ発熱する可能性もあります。
2023年10月にはフランスでトコジラミの目撃例が多発し、12月に入ると韓国のホテルでも被害に遭う人が急増しました。
刺されると眠れないほどの強いかゆみが数日間続き、人々を恐怖に陥れています。
ニューヨークやロンドンなど、海外留学の渡航先として人気の地域でも被害が拡大していることから、大量の殺虫剤を用意する学生さんも多くなりました。
しかし短期間の大量発生により、薬剤の耐性が極めて強い「スーパートコジラミ」が生まれているとの見解もあります。
アレルギー体質のお子さんが海外留学をお考えの際は、かかりつけ医に相談しておくことをおすすめします。
 

■そのほかの害虫にも注意しよう

海外留学の渡航先によっては、トコジラミ以外にも脅威になる害虫が生息しています。
特に東南アジアでは蚊、アリ、ダニ、ゴキブリに注意しましょう。
特に環境スペースが警戒するべきだと考えるのは、蚊です。
東南アジアでは、蚊に刺されるとデング熱やマラリアに感染する可能性があります。
フィリピンに住む人はデング熱にかかる頻度が高く、抵抗力が弱っている場合は死に至るケースも少なくないといいます。
虫よけスプレーは必須で、現地で購入するより日本から持ち込んだ方が安心でしょう。
アリは危険な種類も多く、古い建物ではあちこちで見かけるそうです。
噛まれるとかゆみや腫れを引き起こす場合があるので気を付けてください。
食べ物を置きっぱなしにしない、食器や机の上を常に清潔にしておくことが大切です。
マットレスやソファにはダニが生息していることが多く、ホームステイ先がペットを飼っている場合は特に注意しましょう。
こまめに布団を干し、ランドリーなどで高温乾燥したら掃除機で死骸を吸い取るのが環境スペースのおすすめです。
また、ゴキブリは人を噛むこともあり、アレルギー体質の方はアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあるので十分注意しましょう。


トコジラミに関しては、清潔にしていれば予防できるというわけではありません。
都会の施設や高級ホテルでも見つかっており、どの地域でも被害に遭う可能性があるでしょう。
その他の害虫による被害も考えられるため、アレルギーなどの心配がある方は専門医に相談しておくと安心です。