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プールサイドの人魚姫

うつ病回復のきっかけとなった詩集出版、うつ病、不登校、いじめ、引きこもり、虐待などを経験した著者が
迷える人達に心のメッセージを贈る、言葉のかけらを拾い集めてください。


プールサイドの人魚姫-防衛


ボクシングは自分を極限の状態に追い込むスポーツだ。その中で如何に勝機を見出すかが勝敗を左右する。 

WBCフライ級タイトルマッチ内藤大助VS山口真吾の試合は、序盤から激しい打ち合いとなった。

予想では内藤選手が圧倒的に有利と思われていたが、試合というものは始まってみなければ判らない。

挑戦者、山口は序盤チャンピオンのスピードに押され気味ではあったが、中盤以降練習を積み重ねたジャブが当たり始め、そこらかの得意とする左フックを内藤の顔面めがけて打ち込んでいった。

激しい打ち合いが続き、これはノックアウトで短期に勝負が決まるだろうと思われたが、両者のスタミナは底が知れず、内藤の打たれ強さもさることながら、挑戦者のタフさもそれ以上に目立った。

チャンピオン内藤が言うように、「逃げないボクシング」を貫き、そして全てをかなぐり捨てて立ち向かう挑戦者の姿がこの試合を盛り上げ、観客を興奮の坩堝へと引き込む。

採点では内藤がリードしていたことから、試合は判定かと思われた11回、ドラマは起きた。 

初めてダウンを奪われた山口、そしてそれを見逃さないチャンピオン。

内藤が繰り出す嵐のような連打をレフリーが割って入った瞬間、内藤選手の4度目の防衛が成功した。

試合後のインタビューで終始謙虚な姿を見せるチャンピオン。

その謙虚さの中には獲物を追い詰め仕留める、豹のような鋭さがあることをボクシングファンなら見逃すことはないだろう。

年齢の壁を越えたチャンピオン、試合を重ねる度に強くそして進化する内藤選手。おめでとう。

そして挑戦者の限界を越えた頑張りに拍手を送ろうではないか。

プールサイドの人魚姫-妄想

先月18日の事件発覚から一ヶ月が過ぎた「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」は、小泉容疑者の口から聞き出した供述がほぼ出尽くした感があるものの、いまだ事件の解明には至っていない。

事件発生当初、各新聞社、マスコミはこの事件を「テロ」とまくしたて一斉に報道したが、これは「年金テロ」という言葉を生み出す結果となった。

社会保険庁の「年金不祥事」に対し、多くの国民が不満を募らせ、怒りを爆発させていたという一連の流れがあり、それをマスコミがテロと結び付け報道したのだろうが、犯人像の憶測だけでこのような社会的不安を扇動するような記事を流すのは、言論の自由といえどもそれが場合によっては人を傷つける「言葉のテロ」だということを認識して置くべきだろう。

事件は小泉容疑者が自ら出頭したことにより、捜査も比較的短時間で終わり解決するだろうと思われたが、その後、彼の供述に取り調べ官は振り回される結果となったことは言うまでもない。

小泉容疑者が一貫して主張し続ける「飼い犬の仇(あだ)討ち」。

これが事件を起こす動機として結びつけるにはあまりにも理不尽。捜査官も世相も納得のいく動機付けを待っているのだが、被害妄想にとりつかれた者の心は病んでいる。

病んだ者の心は常識の範囲で語ることは出来ないし、その奥底に潜む闇を探る作業はセラピストでさえ手をやくものだ。

事件の真相よりも無職の彼がどのように収入を得ていたのかに興味を示した人が多かった。

無職とは実に都合のよい言葉であり、人によっては無職が職業と言う場合もある。

大きな声で言えないような内容の仕事ならば、とりあえず無職でやり過ごすことが出来るからだ。

不景気が蔓延するこの時代には無職の中に紛れ込み、自分の存在を消そうとする人さえいる。

病んだ現代が産み落とした動機のない事件と呼んでみた方が、この事件は解決するのではないだろうかと思えてしまうほどだ。

小泉容疑者の精神鑑定が始まろうとしているが、専門家にも理解出来ない闇を抱えた人間が、おそらく同様の事件を引き起こす可能性が0ではないことを示唆しておく。

PS:サンドウィッチマンから苦情が届きそう。


プールサイドの人魚姫-ストリッパー
 
 
流れ流れて 東京の
小さな夜を見つけたの
あたしにあるのは
この身体
魅せて 見られて 
恋をする
ゆうべの客は 昔の男
ふって ふられて 
流した涙
あたしの身体が 
嘘をつく
つよがりばかりの 
恋をして
あたしの身体が 
見栄をはる
 
 
 

 

プールサイドの人魚姫-応援

浅田真央に応援歌が届いたかどうかは知らないが、アスリートたちにとってファンの声援は最も励みになる応援歌に違いない。

韓国フィギュアスケート会に君臨する女王「キム・ヨナ」を退け、逆転優勝を果たした浅田真央。

国内ではフィギュアNHK杯を制し、そしてグランプリ(GP)の座も手中に収めた彼女の笑顔から童女の姿はなく、大きく脱皮した女王の笑みが輝いていた。

今年一年は浅田真央の歳であったかも知れないほど、その成長振りには目を見張るものがあった。

ライバルたちとの凌ぎを削るスケートリンクは一見華々しく見えはするものの、お互いの視線は火花を散らし、氷を溶かすほどに熱い闘いが繰り広げられていた。

女子フィギュアスケート界にも新旧入れ替わりの陰が見え始め、初めて耳にする選手の名前もある。

それだけ選手たちの成長が早く、上位に君臨する選手であっても安泰ではない。

僅かでも気を抜けば自分の座が明日には転落するかも知れないという下克上状態の中にあって、アスリートたちはストレスの限界点に挑戦しているのかも知れない。

スポーツは一日にして成らず。そして支える多くのファンや家族、友人、関係者がいて、その先に自分が在るということを忘れない。

君の滑りは君自身のものだ。だが、それを支えた多くの人たちがいてそれが現在の君を育てたのだ。

しかし、女王は独り。孤独な滑りをこれからも続けて行かなくてはならないだろう。

最後は自分自身の闘いがあるのみ。

自分を信じ、その背後に君の応援歌があることを忘れるな。

プールサイドの人魚姫-力道山

暫く帰って来ない父の行き先は府中刑務所だった。これが五回目となる服役。父のもう一つの家でもあるような刑務所ではもう常連。所員が言った。

「あれ、あんたまた来たんかい、懲りないのう」

同部屋で一緒だったのは力道山を刺した極道「村田勝志」だった。

「俺はちんぴらだけど、あんたは凄いな」

「好きでやった訳じゃないのさ」

「どうしてやっちまったんだい?」

「正当防衛っていやあ聞こえはいいがな」

刺した相手はスーパースターの力道山。わたしのヒーローでもあり、日本中に彼のファンがいた。

空手チョップ一発で外人を打ちのめす。ルーテーズやデストロイヤーとの一戦は有名だったし、柔道家「木村政彦」との試合では力道山の強さを世間に知らしめる結果となった。

 その夜行きつけのクラブを出た時の力道山は相当酒が入っており、おそらく酒癖もあまりよい方ではなかったと思う。そこで出くわしたのが「村田勝志」住吉会系の暴力団員である。

ささいなやりとりが原因で、かっとなった力道山は村田を軽々と投げ飛ばす。彼も力道山には適わないものの、相当の体格をしていた。

だが、プロレスラーの力は想像を遙かに超えており、ましてや酒も入っていたからその力は100%を上回っていた。

 まるで石ころのように7,8メートル先まで投げ飛ばされてしまったのである。気がつくと村田の右手にはドスが握られており、暗闇を裂くように差し込むネオンの光が虹色のように反射し輝いていた。

 力でかなう相手ではないし、このままじゃこっちが危ないと思った彼の咄嗟の防御本能。相手は全身が凶器と化している。

突進してくる力道山の腹にぐさりと突き刺さる刃、見る見る内に腹の辺りから溢れ出る鮮血。パトカーと救急車のサイレンが夜のネオン街に響き渡った。

 父から聞かされた真実は新聞やテレビ、ラジオから流れる報道とは大きく食い違っていた。どう見ても仕掛けた力道山が悪い。直接の死因は刺された事によるものではなく、その後の処置だった。ベッドの上でたかをくくっていた力道山。

「こんな傷大したことはない」と自分の腹を叩いて見せたと言う。自分の強さに溺れた結果の死だった。

 彼の裁判が始まった時、大勢の子ども達から「ばかやろー」と非難を浴びた時が一番辛かったと言っていたらしい。

 


プールサイドの人魚姫-おやすみ

皆さん、心配をお掛けして申し訳けありません。

いつもの事ながら暖かいコメントを頂き、励まされております。

しかしながら体調はいまだ回復せず、暗い日々を送っております。

子猫の動画のように可愛く一日中寝ている訳ではありませんが、現在の状況を話すと以下のようになります。

・息切れ、動悸、肌荒れ、不整脈、出血、腹部膨満感。

横になると息苦しく、仰向けに眠れない状態で睡眠不足もあり、悪循環。

薬の効きすぎによる出血がひどく、髭を剃ると顔が血だらけになります。血が止まるのに8時間ほどかかり、寝るときはタオルを顔に巻いていますが、パジャマや布団はあちこちに血痕が付いてしまいました。

人工弁と冠動脈にはステントが入っているので、薬に寄って強制的に血栓の予防をしているため、血が止まりにくいのは判っているのですが、想像以上に出血傾向が強い。

ワーファリン、バイアスピリン、パナルジンの3種類は命に関わるため、医者の支持通りに服用しなくてはならないので仕方ないのですが、わたしのようにこれらの薬を3種類飲んでいる人はいるのでしょうか?

手を机に軽くぶつけただけで腫れ上がり青あざが出来、顔の出血が止まってもカサブタを剥がせば、またそこから出血。

カサブタだらけの顔で外出するのは抵抗があるので、大きなマスクで顔半分を隠して外にでます。

精神的なストレスも重なって、テンションは下がる一方です。

元気になるまでもう少し時間がかかるかも知れませんが、お待ちください。

かんべワールド復活に向けてエネルギーを蓄えて置きますので、よろしくお願いします。

沈む

小泉容疑者について記事を書こうと予定していたのですが、体調が悪く文章がまとまりません。

さすがにギブアップです。

薬が切れてしまい、二日ほど飲んでいないのが原因かも知れません。

午後から病院へ行って来ます。

もしかするとしばらくお休みするかも知れませんが、ご了承願います。


ダイエット2

内田有紀が主演の映画に「クワイエットルームにようこそ」という作品がある。

ダイエットとはまったく関係のない精神科病棟での人生ドラマを面白可笑しく描いた作品なのだが、心を病んでいるとは到底思えないような、バラエティ溢れる登場人物の役柄が見所。

過食症、拒食症などもあり、ダイエットが現代病ではとついわたしは思ってしまった。

日本の食生活が欧米化して以来、増え続けてきたのが肥満である。

そして今やダイエットが文化のひとつになり、このダイエット人口も軒並み急上昇した。

おそらく3人に一人はダイエットの経験があるのではないだろうか。

インターネットなどの普及により、ダイエットに関する情報も様々なものが登場し、根付いたものはともかくとして、一時の流行に終わり消えていったものも多くある。

今年はバナナが人気を独占した。バナナ難民などという言葉が生まれ、バナナが品薄になる現象すら起きた。

自分の身体にダイエットが本当に必要なのか正確な情報も得ず、見た目や体重だけでダイエットに走る人も多い。

過剰なダイエットは思考力を低下させ、脳の働きを鈍らせることがあるので要注意だ。

正確な判断の元にどれだけの人が正しいダイエットを実践しているのか、大いに疑問が残る。

情報と知識で肥大化した脳からまずダイエットをする必要があるだろう。

余分な情報をそぎ落とし、スリムな頭に切り替えて先ずは健康診断から始めてみよう。

少しでも異常が見つかった場合はダイエットを控えるべきであり、やはり異常値が出た場合は医者の監督の下、病気があるかないか徹底的に調べることをお勧めする。

善玉・悪玉などと呼ばれるコレステロールも、人間の身体にとっては必要不可欠な要素であり、どちらかが少なすぎても多すぎてもよい結果に結びつかない。

人間の身体も自然と同じで、バランスを保つことが最も大切なのである。

肥満に悩む人は必ずどこかで間食をしていることが多い。そして食事の量がやはり多めである。

食事を控えればある程度は抑えることができる。

美しくなることがダイエットの目的ではなく、基本はあくまでも心と身体のバランスだ。

睡眠もしっかり摂ればダイエット効果は十分にあるので、毎日規則正しい睡眠を心がけよう。

それにしても同じ地球上に住んでいながら、その場所によっては環境の違いもあり、生きる糧を求め続けながら餓死する子どもが無数にいると言うのに、ダイエットをしなければならない身体を持つ国は贅沢病に侵されて、食べることの有り難さを失っているのかも知れない。


ひき逃げ

まだ夜も明けきらぬ時間、小さな新聞販売店だけが煌々と闇夜に向け灯りを放っていた。

外は冬支度を急かすような冷たい風が吹く。

その少年は中学を卒業すると、直ぐに近くの新聞販売店で働き始めた。

殆どの少年少女たちは高校進学が当たり前の時代に、彼の姿は集団就職で上京した「金の卵」を思い出させてくれた。

わたしも高校へは行かず、16歳で就職した。

新聞配達の経験はないが、朝は早く夜は遅い仕事はハードを極める。

どんなに雨風が強くとも休むわけには行かない。多くの人が新聞を待ちわびているからだ。

朝刊を読んで一日が始まり、通勤電車内では新聞を立ち読みする人たちで混雑している。

新聞を配るのに最も利用されているのが原付バイクであるが、免許の要らない乗り物の自転車も便利だ。

ただ、雨の日などは合羽を着ないと乗ることが出来ない。

視界を遮る風や水滴と、滑りやすい道路は交通事故の危険に満ちているので注意が必要だ。

先日16日に起きたひき逃げ事故。新聞少年の命を奪った容疑者はやはり飲酒運転だった。

飲酒運転の罰則が強化されても一向に減らない飲酒による事故。

人の命を奪っておきながらその罪は以外と軽く、数年から十数年の服役で社会に戻ることが出来る。

消えた命は戻らないというのに、罪はその罰則で消えるのか。

ひき逃げという最も凶悪な犯罪を撲滅するならば、いっそのこと終身刑か死刑にでもしなければ、この狂った車社会に秩序を戻すことは出来ないだろう。

亡くなった少年の死を無駄にしない為に、わたしたちが出来ることを実践しようではないか。


紅葉01
 

 

真っ赤に燃えながら

葉を血に染めて

森が激しく泣いている

それは森の魂の叫び声

一年を

無事に生き抜いた証が

葉の先までも紅くして

北風を迎え入れる準備を整える

終わりを告げる

風が吹き

森は静かに眠りにつく

やがて来る

新芽の息吹を夢に抱き

深い深い眠りにつく