内田有紀が主演の映画に「クワイエットルームにようこそ」という作品がある。
ダイエットとはまったく関係のない精神科病棟での人生ドラマを面白可笑しく描いた作品なのだが、心を病んでいるとは到底思えないような、バラエティ溢れる登場人物の役柄が見所。
過食症、拒食症などもあり、ダイエットが現代病ではとついわたしは思ってしまった。
日本の食生活が欧米化して以来、増え続けてきたのが肥満である。
そして今やダイエットが文化のひとつになり、このダイエット人口も軒並み急上昇した。
おそらく3人に一人はダイエットの経験があるのではないだろうか。
インターネットなどの普及により、ダイエットに関する情報も様々なものが登場し、根付いたものはともかくとして、一時の流行に終わり消えていったものも多くある。
今年はバナナが人気を独占した。バナナ難民などという言葉が生まれ、バナナが品薄になる現象すら起きた。
自分の身体にダイエットが本当に必要なのか正確な情報も得ず、見た目や体重だけでダイエットに走る人も多い。
過剰なダイエットは思考力を低下させ、脳の働きを鈍らせることがあるので要注意だ。
正確な判断の元にどれだけの人が正しいダイエットを実践しているのか、大いに疑問が残る。
情報と知識で肥大化した脳からまずダイエットをする必要があるだろう。
余分な情報をそぎ落とし、スリムな頭に切り替えて先ずは健康診断から始めてみよう。
少しでも異常が見つかった場合はダイエットを控えるべきであり、やはり異常値が出た場合は医者の監督の下、病気があるかないか徹底的に調べることをお勧めする。
善玉・悪玉などと呼ばれるコレステロールも、人間の身体にとっては必要不可欠な要素であり、どちらかが少なすぎても多すぎてもよい結果に結びつかない。
人間の身体も自然と同じで、バランスを保つことが最も大切なのである。
肥満に悩む人は必ずどこかで間食をしていることが多い。そして食事の量がやはり多めである。
食事を控えればある程度は抑えることができる。
美しくなることがダイエットの目的ではなく、基本はあくまでも心と身体のバランスだ。
睡眠もしっかり摂ればダイエット効果は十分にあるので、毎日規則正しい睡眠を心がけよう。
それにしても同じ地球上に住んでいながら、その場所によっては環境の違いもあり、生きる糧を求め続けながら餓死する子どもが無数にいると言うのに、ダイエットをしなければならない身体を持つ国は贅沢病に侵されて、食べることの有り難さを失っているのかも知れない。