皆様、暑中お見舞い申し上げます。35℃以上の連日の猛暑が続きその後は梅雨が戻って来ると一気に気温が下がり、寒暖差の激しい天候で食欲も落ち何となく身体が怠くすっかり体調を崩してしまった方も多いかと思います。私もそんなひとりで体重が2キロ落ちました。体重が減るとその分心臓への負担が減るのである意味有り難い事ではあるのですが…。梅雨が明ければまた猛暑が戻って来ますが熱中症で救急搬送される方も急増しています。しっかり水分補給を忘れずこの夏を無事に乗り切りましょう。
以前の記事で紹介した日比谷の高層ビル群の続編である。その時の目的は日比谷公園のシンボルである『大噴水』の撮影であった。公園に着いた時は夕暮れ時でまだほんのり明るく噴水の周りには多くの人がいた。噴水は水しぶきを上げ空に向かって勢い良く吹き上がっていたがライトアップはまだ始まっていなかった。ウォーミングアップを兼ねて何枚か撮影を始めつつ夜の帳を待った。噴水の向こうに見えるビル群に明かりが灯り始めた頃、それに合わせるかのように神秘的な噴水のライトアップが始まった。
三脚は使わず全て手持ち撮影。まずは20mmの広角レンズで撮った。流れる水を撮る時はどうしてもシャッタースピードを遅くして夜景撮影のような長時間露光で撮りたくなるが今回は噴水の躍動感を重視し早めのシャッタースピードにした。広角レンズでは噴水以外に周りの風景もダイナミックに撮れるのだが、主役は噴水なので途中でメインレンズをZ40mmに変更。ライトアップの色が頻繁に変わるので連射モードを使ったため、かなりの枚数になり、バッテリーが切れそうになってしまった。以前、浮間公園へ撮影に行った際、途中でバッテリーが切れてしまい取り替えたところそのバッテリーも空だった。充電忘れと言う致命的ミスで夜景が撮れなかった苦い経験もあったので、それ以来予備のバッテリーを3つに増やした経緯がある。
撮影中雲行きが怪しくなり始めてポツポツと真っ暗な空から雨粒が落ち始めた。と同時に噴水の周りに居た人たちの姿があっという間に消えた。後に残った私は多少の雨で撮影を止めるほどやわではないため続行。そんな気力に根負けした雨雲が気付きたらいつの間にか何処か遠くへ退散していた。それにしても真っ赤にライトアップされた噴水が私には血飛沫のように見えてちょっと怖くなった。