(有料座席で通勤時間帯の移動も楽々)
2/8，ついにJR各社は2023年の「青春18きっぷ」の販売に関するプレスリリースを発表しました．
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230208_00_press_seishun.pdf
(他社も同様のリリースを出しています)
価格・使用時期は2022年と変化はありません．2024年は北陸新幹線の開業の影響でで，仮に設定されたとしても使い勝手に大きな変化があります．
ということで，注目度が高くなる車両に乗っていきましょう，ということです．「【旅行記】2022/10 WE銀河紀南」の続きの記事です．
これまでの旅路
和田岬線乗車後は，いよいよ「WEST EXPRESS 銀河」乗車のため京都駅を目指します．しかし，平日の通勤時間帯の大都市圏では，観光利用は特急を利用したいところですが，この時間帯には特急列車はありません．神戸駅の構内で1時間以上待ったのは実は秘密であります．
というわけで，有料座席「Aシート」を使用することにします．
「Aシート」は一部の新快速列車の9号車に連結されており，指定席として運行されます．料金は800円ですが，「e5489」で「チケットレス指定券」が設定されており，そちらは600円(平日の野洲20:59発「3号」は450円)となります．「チケットレス指定券」とありますが，発券して乗車することが可能です．ただし，「チケットレス指定券」は「青春18きっぷ」と組み合わせることができません．ご注意ください．
なお，チケットレス指定券は3/18から商品名が若干変更になり，4/29からは価格も変更となります(詳細未発表)．
この時間帯では新快速はもちろん，どの普通列車も満員です．
車内はクハ222-1000の改造車で，ご覧の通りです．シートピッチと席割りがあっていません．2023/3/18ダイヤ改正後は「Aシート」仕様で新造される「クモハ224-700」が追加されます．デッキに仕切りがつくなど本格的な内装となるようですので，実に楽しみです．
大阪駅につきました．この車両にはトイレが付いているため，トイレ周辺は普通車自由席に扱いです．従って「Aシート」の利用者と言えども立ち席の利用者が目に入ることになります．「グリーン車」ではないのでこのようなことが起きます．ただし，有料座席エリアまで立ち席の方が入ってくることはありません．
ここからは京都を目指すだけです．数々の要素を拾い集めながら，ついに「WEST EXPRESS 銀河」がまつ京都へ辿り着きました．
続く
この記事の続きはこれまでに書いてきた「WE銀河編」→「紀勢本線編」→「阪急編」の順に行動しています．次の「【旅行記】WE銀河紀南」の記事は，大阪駅から帰る話となります．
この記事の続きです．大変お待たせしております．
JR西日本のトクトクきっぷについて
JR西日本ではトクトクきっぷのチケットレス化が進んでおり，2/2に，トクトクきっぷの見直しに関するプレスリリースが出されています．
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230202_00_press_tokki.pdf
筆者としては「北陸おでかけパス」は思い出深い1枚です．北陸新幹線開業後は長浜〜和倉温泉で(特急券を購入すれば)在来線特急が使用できるなど，使い方によっては「青春18きっぷ」よりもお得なものでした．これらの切符は「Tabiwa by WESTER」で類似商品が販売されているため，今後はこれらを使用することとします．
筆者が「Aシート」を利用するのはこれが2度目です．ここで，筆者の「青春18きっぷ」「北陸おでかけパス」「Aシート」の使用例として，2019年8月の旅行の記事を紹介します．
筆者はこの後，旅行機会が減っていたこと，その少ない旅行機会は特急や，正規運賃によるローカル線の利用が増えていることから「青春18きっぷ」は使っていません．しかし，「ムーンライトながら」以外には特別な支出を伴わずに空席を埋められる「青春18きっぷ」，値上げ，JR各社管内のみ有効などの見直しを含めても，類似コンセプトの商品は用意していただければとも思います．
一方で，その切符のために通常より非常に乗車率の高い列車(しかも増発不可)や，臨時列車を運行していた「サイコロきっぷ」は，予定より早くの終売を余儀なくされました．「特別な支出を伴わずに稼ぐ」ことがいかに難しいことかがよくわかります．
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220127_00_press_saikoro.pdf