(夜行列車の旅へ出発)
これまでの旅路
(同シリーズの前回記事という意味であり,実際に筆者が阪急の大阪梅龱駅を訪問したのは「WE銀河」ツアーの終了後です)
大変お待たせいたしました.「【旅行記】2022/10 WE銀河紀南」を本格的に開始します.まずは「WE銀河編」を,京都駅での入線から,「WE銀河」のツアーに含まれている観光要素,ツアー参加者のみが参加できるオプショナルツアー1つまでを時系列順に紹介します.なお,途中で「WE銀河」のツアーの申し込みなどに関する記事が一つ入る予定です.
それでは,10/21の京都駅に降り立ちましょう.
なお,この記事の公開は11/18 21:15に合わせた予約投稿記事であり,所定のダイヤであれば,「WE銀河」が京都駅から出発しているはずです.
京都駅31番のりば
新宮行きの「WEST EXPRESS 銀河」は21:15(2022年度ダイヤ)に京都駅の31番のりばから出発します.詳細は後日掲載の記事で記載しますが,事前の受付の際本人確認・体調確認のプロセスがあるため,京都駅の集合時刻は「20:40」に指定されています.こと,金沢18:42発「サンダーバード44号」,大阪20:36発「びわこエクスプレス2号」からは接続しませんのでご注意ください.東海道新幹線の場合は東京19:21発「のぞみ105号」からの接続です.
嵯峨野線ホームの列車
せっかくなので,列車の画像をおさめておきます.
筆者が来た際には「はるか59号」が止まっていました.
嵯峨野線から「WE銀河」に乗る場合,特急列車は「はしだて8号・まいづる14号」が最終接続です.北近畿タンゴ鉄道のKTR8000型の6両を使用し,この後「はしだて9号・まいづる13号」として折り返します.KTR8000型は水戸岡鋭治氏により「丹後の海」というリニューアルがおこなわれており,現在は前面のデザインが変更中です.上が新デザインで下が旧デザインです.
また,ラッピングされた221系も止まっていました.
WE銀河入線・車内1
20:54,ついに入線してきました.33番のりばでは普通列車の乗車が行われており,ちょっとした優越感に浸りそうです.最も,これはどの夜行列車でも同じことです.
行先表示にも「新宮」が表示されています.2022〜23年運行の紀南ルートでは,編成が「山陰ルート」と方転されており,列車の新宮(城崎温泉・出雲市・下関)寄りが6号車,京都(敦賀)寄りが1号車となっています.これにより多くの席が海寄りになりました.
筆者が今回利用したのは1号車・ファーストシートです.1号車の乗客は車内の全ての設備に正しくアクセスできます.
グリーン車ですが,クッション・タオルケット・シーツが備えられています.
通路はこんな感じです.やや異なる印象がありますが,プルマン式A寝台車を思い起こす内装になっています.
運転台後ろは椅子が並びますが,このスペースは1号車の乗客用のフリースペースということになっています.
他の車両もこのタイミングである程度記録しておきます.なお,当ブログでは2号車(女性専用車)の画像は使用しません.1号車の乗客は通過することが可能です.
3号車は通常の特急よりシートピッチの広い通常座席と,「ファミリーキャビン」があります.そしてフリースペース「明星」があります.フリースペースのマークはかつてのブルートレインがモチーフとなっており,同様のコンセプトで,追加で「マスク」「距離」などのマークが書かれたつい立てが設置されています.
4号車は全室フリースペース「遊星」となっています.ツアーサービスの拠点でもあります.
5号車は,こちらはB寝台車を思い起こす「クシェット」です.車椅子利用者のために平面タイプの部屋もあります.
6号車はグリーン個室で,曲がりくねった最前面はフリースペースとなっています.ここから前面・後方展望を見るのも一興でしょう.なお,運転台直後の窓は種車のものがそのまま使われ,下段の窓は開かないよう溶接されています.これで瀬戸大橋を通ることができます.
さらに,各車両には避難はしごが設置されています.これがあるため,117系7000番台が紀勢本線で営業運転できるのです.
車内放送のチャイムは「ハイケンスのセレナーデ」が,35系客車と同じ音色の電子音で演奏されます.
それでは,12時間以上に及ぶ「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの旅が始まります.まずは新大阪駅を目指します.
続く
※この記事は予約記事です.目次記事からの紐付けなどは後日行いました.