夫、娘とともに一軒家に引っ越してきた主婦。33歳。結婚前は雑誌モデルをしていたが現在はすっかり地味な専業主婦となっている。引越し後、身の周りで不思議な事が次々と起こる。が、それはその一軒家、隣人、そして、梓自身の過去に関係するものであることが徐々に明らかになっていく。浮気した秋月涼子(夏川結衣2役)と30年前の澤村数馬の娘とされ、それを恥じた秋月家によって地下室に監禁され3歳まで暗闇に住む子供として育てられた。異父兄とされる秋月健太を「お兄ちゃん」と呼ぶほど慕っていた模様。数馬が秋月家を殺害した後は地下室から連れ出されて木曾野神社の黒鳥居に一時身を預けられしばらくして北海道美唄市の施設・慈考園に預けられた。ここには25年後に浮気相手となる久遠駿介(北村一輝2役)もいた事が藤城(高知東生)によって判明する。数馬により鈴を連れ去られ、欧太郎ともども殺されかけるが、最終的に1年後の草間によって決着が付けられた。最終話では新たに引っ越してきた家で隣人の稲葉(役所広司)に挨拶し、彼と彼の妻・欧太郎の浮気相手の濱口琴音(高樹マリア)に似た女を不安げに見つめて物語は終了する。
🦗松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)
梓の夫。33歳。仲間と共に立ち上げたベンチャービジネスで成功していたが会社の経営が行き詰まり始めていることを梓には内緒にしている。
🦗澤村数馬(北村一輝)
松本家の隣の住人。経営コンサルタントで青い瞳とマッチ棒を3つに折る癖を持ち5年前の梓の浮気相手である久遠駿介にそっくりな男。32歳。何かと松本家に付きまとう恐怖の人物であり何があろうと絶対に死なない連続殺人犯。その正体は蟲姫物語の蟲男。本性は残忍かつ邪悪で鈴に対する梓の想いも単なるエゴと自身の行為を棚に上げ、次第に幼稚で自分勝手な理屈や価値観が目立つようになる。最終話では草間の生と死の問いに対し「年上に向かってお説教ですか?生と死については何百年も考えてきた。ただあなたがこの世界からいなくなった後も僕は居続けるという事です」と返答し草間が自身に短刀を向けた際も余裕な態度を見せたがそれが自身の弱点である人間の血を染み込ませた蟲切丸だと気付くと恐怖の表情を見せその場から逃げようとするがこれまで自身が殺してきた雅夫やサキ達の亡霊に抑えられ本当の死の恐怖を味わいながら草間に刺された。本体である蟲も耳から逃げようとしたところを草間に踏み潰され自らの悲しき宿命に終止符を打たれた。
🦗澤村愛子(白石美帆)
数馬の妻。しかし実際は借金を肩代わりしてもらう代わりに偽りの夫婦生活を送っていただけであった。24歳。
ドラマの後半で両親を数馬に殺されたことから数馬と対決することになる。最終話では数馬に殺されてしまうが、愛子が呼んだ警察によって数馬の計画は大幅に狂い結果的に数馬を倒す因果となった。
元判事。72歳。妻の最期を看取れなかった。過去に起こった秋月一家殺人事件で自分が死刑判決を下した秋月隆雄の無実を柏木雅夫(光岡湧太郎)が発見した写真によって知りその事件の真相、および松本家の住む家にまつわる謎を解明していく。最終話では蟲男・澤村数馬に対して、「人の死は生きるための糧で死ぬからこそ人は精一杯生きようとする。死ぬ事のないお前など生きてなどいない虫けら」と断じながら、自らの血を染み込ませた蟲切丸を刺し耳から逃げた本体の蟲も怒りを込めて踏み潰した。その後、星野が柏原崇に聴取されるがその場でカズエの霊と会って泣き崩れた。
🦗柏木里美(佐藤藍子)
草間の付き人でフリーライター。行方不明となった父・柏木雅夫の死の真相を探っている。28歳。ホテルカリフォルニアの209号室を拠点に雅夫が捜査していた事件を草間と追っていく内に蟲姫物語の存在を知り松本家に警告する。最終話では数馬が警官隊に射殺された事を機に事件が明るみに出るが警察と世間は数馬を稀に見る単なる凶悪犯としか見ず、数馬が起こしてきた過去の事件は偶然と片付けられ秋月隆雄の無実も証明できず、幼い梓を連れて行く数馬の写真や松本家の地下室のミイラも公表されずこちらも偽造品や盗難品扱いを受け雅夫も行方不明のままで、なぜ人々が自分の常識でしか世界を見ようとしない事に嘆いた。それでも最後まで諦めず、事件をノンフィクションとして発表する事を草間に伝え、最後に雅夫の再会を望み心の中で祈った。この祈りが通じて草間はツチハンミョウの箱を持つ雅夫の霊と会い蟲切丸の切羽を見つけるに至った。
一家が奇妙な事件に巻き込まれるホラーサスペンス。平凡な夫婦・梓(夏川結衣)と欧太郎(ユースケ・サンタマリア)のもとに不動産業者の菅谷(谷津勲)が訪ねてきた。生き別れていた欧太郎の父が残した家を相続してほしいと告げられた2人は郊外の住宅地・希里が丘へ。古びた家を気味悪がる梓だが、ぜんそくを患う娘・鈴(山田夏海)のため引っ越す。奇妙な住民や地域ルールの強要に不安を覚えた梓はある日、3つに折られたマッチ棒を道端で発見。過去の男・駿介(北村一輝)との忌まわしい記憶を思い出す。
【第2話】
梓(夏川結衣)は、海で死亡したはずの昔の浮気相手・駿介(北村一輝) に似た隣人・数馬(北村・2役)と出会い動揺していた。幼稚園に通う子供の母親たちのグループ対立にも巻き込まれ欧太郎(ユースケ・サンタマリア)に相談を持ちかける。一方、30年前に起きた一家惨殺事件を担当した元判事・草間(いかりや長介)は判決を覆す証拠を入手。事件を洗い直す。
【第3話】
幼稚園児・タクの母、光恵(かとうあつき)や”タクママ”派の母親が大ケガを負った。梓(夏川結衣)は町のホームページで自分が犯人扱いされていると気づき驚愕。さらに鈴(山田夏海)がいじめに遭っていると知った梓は幼稚園を休ませようと欧太郎(ユースケ・サンタマリア)に提案。欧太郎は健気に立ち向かおうとする鈴を見て反対するが結果、鈴のぜんそくが再発してしまう。耐えかねた梓は鈴を守ろうと決意。しかし姑・志摩子(梶芽衣子)から冷たくされた挙げ句、何者かに欧太郎の不倫を密告された梓は信じるものをなくし家を飛び出す。夜道で梓は町で起きた”火付け魔事件”の犯人らしき人物に遭う。
【第4話】
鈴(山田夏海)を志摩子(梶芽衣子) に引き取られた梓(夏川結衣)は欧太郎(ユースケ・サンタマリア)への信頼も失いつつあった。そんな中、悩みを打ち明けるうちに数馬(北村一輝)にひかれはじめた梓。かつて駿介(北村・2役)と伝言のやりとりをした場所を数馬が知っていたことが気になり、再び現場へ。そこには死ぬ直前の駿介のメッセージが残されていた。
【第5話】
数馬(北村一輝)と寝たことを悔やむ梓(夏川結衣)は友人・樹里(戸田菜穂)の家に居候を始める。欧太郎(ユースケ・サンタマリア)とも学生時代から親しかった樹里は、梓が家に来ていることを伝え家事の手伝いをしに松本家を訪問。鈴(山田夏海)も樹里になつくように。後日、梓は欧太郎と話し合い、自宅に戻る一方で数馬と関係を断とうとホテルで落ち合う。
【第6話】
松本家で負傷した樹里(戸田菜穂)がショックから幼児返りした。志摩子(梶芽衣子)は身寄りのない樹里を引き取ろうと考える。一方、数馬(北村一輝)と梓(夏川結衣)の関係を知った欧太郎(ユースケ・サンタマリア)は梓と向き合えずにいた。梓は欧太郎に謝り鈴(山田夏海)のそばにいたいと願う。後日、鈴と公園にいた梓の前に数馬が姿を現わす。梓と欧太郎の険悪な状況を察していた数馬から「僕と新しい家族を築けばいい」と迫られた梓はその場を逃げ去る。その夜、梓は数馬との不倫を聞き知った志摩子に離婚するよう頼み込まれ困惑。そんな折、草間(いかりや長介)は30年前の事件の手がかりを求めて松本家を訪れる。
【第7話】
鈴(山田夏海)が自分の娘だと勘づいた数馬(北村一輝)は欧太郎(ユースケ・サンタマリア)のもとから連れ戻すように梓(夏川結衣)を脅迫する。そのころ、欧太郎は志摩子(梶芽衣子)が深夜に家を徘徊する姿を目撃。さらに樹里(戸田菜穂)に隠し部屋の場所を教えるよう詰め寄るなどの奇行に悩む中、志摩子がくせで描く”渦巻き”の落書きが家中に広がっていることに驚愕。樹里に留守の間、志摩子のようすをうかがうよう頼む。一方で欧太郎の体調に異常が起きていた。そんな折、梓のアパートに愛子(白石美帆)が現われる。
【第8話】
鈴(山田夏海)から樹里(戸田菜穂)の奇行を聞いた梓(夏川結衣)は、欧太郎(ユースケ・サンタマリア)のもとへ急ぐ。同じく異変を感じた志摩子(梶芽衣子)と樹里に詰め寄ると、欧太郎に薬を投与していたことが発覚。欧太郎は病院に担ぎ込まれる。後日、見舞いに訪れた梓は鈴の生い立ちを欧太郎に問われ何も答えられずに立ち尽くす。その会話を聞いていた志摩子は鈴のDNA鑑定を強行。結果が出るまで鈴は梓と暮らすことに。一方、一家惨殺事件を追う里美(佐藤藍子)は、再び井伏(児玉謙次)を訪問。数馬(北村一輝)の写真を見た井伏は動揺を見せる。
【第9話】
数馬(北村一輝)が鈴(山田夏海)を人質にとった。抵抗すればガソリンに引火する構えに欧太郎(ユースケ・サンタマリア)は救う手立てを失う。そんな折「まごころの泉の会」の立てこもり犯が車田(火野正平)との疑惑が浮上。欧太郎は車田家に集まる警察の目をそらし逃げ道を確保する代わりに鈴の解放を請う。一方、梓(夏川結衣)は地下室にとどまっていた。
【最終回】
数馬(北村一輝)に眠らされた欧太郎(ユースケ・サンタマリア)ら。部屋中にガソリンをまかれ絶体絶命の状態に陥る。そんな中、地下室に監禁されていた梓(夏川結衣)は命からがら脱出に成功。鈴(山田夏海)を連れ去った数馬を追う。一方、駿介(北村・2役)が北海道の児童施設に実在していたことを知った藤城(高知東生)は正体を欧太郎に伝えようとしていた。
【あなたの隣に誰かいる】のラストは⁉️
鈴を奪い返そうと神社まで向かう梓と欧太郎。ここからが壮絶でした。
刺される、撃たれるの映画ばりの激しいで展開になります。欧太郎の足に竹が刺さったシーンは観ていてかなり痛そうで、欧太郎は自分で抜いていたけど刺さった凶器が血止めの役割りをするんだから(テレビドラマでしょっちゅうこんなエピソード見てなかったのか?)抜いたら大量出血して下手すると死んでしまう😖実際にはあの傷のままで戦ったら生死に関わる程のダメージだったんだよなぁ。手に汗を握って観てましたね。何とか娘の鈴が取り戻せて良かったです。結局、地下にあったミイラはドラマでの警察は公表せずで終わり、気にも留められず。最後まで怪しいと思っていた藤成(高知東生)は事件とは無関係でした。
何かしら色んな秘密がありそうだった近所の住人はただの胡散臭い人達だっただけ?
数馬は蟲男だから銃で撃たれようが焼かれようが不死身な設定。焼かれて骨になったところでまたゾンビの如く復活するよねと思ったらやっぱり生きてました。草間が持っていた刀は「蟲切丸」と書かれたツバを付けると蟲を殺せる凶器だったみたいです。人の血を付けると蟲への殺傷能力が大きく増すんでしょうね。いかりや長介さんが手を深く切って刀に血を付けていたのも見ていて痛そうでした。
草間が自分を犠牲にして蟲男を殺してくれなかったらたぶん欧太郎一家は殺され、鈴も奪われて将来父親である蟲男の子供を産むような事態が避けられたのだから草間が一番この事件に貢献してくれたヒーローかも知れません。
この後、B’zファンには大喜びのオチが待ってました。松本家の隣の住人が役所広司さんというサプライズ大物登場で「え〜凄い」からの、確か殺されたはずの欧太郎の元愛人が役所広司さんの奥さんだったから再び「え〜?」でした(笑)欧太郎が不倫していたあのOLは蟲女だったのではないかな?だから死体が発見されなかったんじゃなかろうか?あなたの隣に誰かいるって隣人の中にも人の姿に化けた【蟲-mushi-】が世の中たくさんいるかもよ?って取れてゾクゾクしてしまいました。
最終回ラストシーンで空室だったはずの新居の隣のドアが開いたときはまた北村一輝さん魔界転生か?ってドキっとしましたが「隣に越してきました、稲葉です」と言われ大爆笑しちゃいま
した。主人公は「松本」、新しい隣人は「稲葉」そして主題歌はB'z。「お…おぅ…」そういうオチがあるとはやるな、スタッフ〜。
ドラマのここぞ‼️って時に流れるB’zの【勝手にしやがれ】。ジュリーとは違うセクシー【勝手にしやがれ】すごくいいです。
最終回のいかりや長介さん。聞くところによると痛み止めを打ちながらドラマを全うされたと聞いて泣きそうになりました。当時、ドラマを見ていた時に長さん、滑舌良くないな、体調悪いのかな?って思っていましたがドラマが終了して3ヶ月後に原発不明頸部リンパ節ガンの転移で74歳の若さでお亡くなりになりました。私の子供の頃からのお笑いアイドルだったのであの時にはかなりショックで仕事中も長さんの事が頭をしょっちゅうよぎってましたね。その名演技、是非見てください。
今日もブログに遊びに来て下さってありがとうございます。
次回は洋画を予定しています。またね👋👋👋