加齢と過労
実は、今、声が出ない状態です。
なぜかというと、講座で大声を張り上げた+夏バテで体力消耗+土砂降りの雨にずぶ濡れで30分ほど外にいた+母の好意のカレー・・・といったところでしょうか。
1日目1クラスで新聞のハンチングキャップと時間が余ったので新宮さんの帆掛け船を。
夏休みはじめで親子で体験だったので、子どもたちもウキウキで作りました。これで1時間くらいですが、
この時からやっぱり例年と違うと感じていました。
主催者の方に何度か「マイクを使って構いませんよ」と促されたのです。
今までなかった事です。知らないうちに活舌や声量が衰えてきてたようです。
4日あけて、学童での2クラス連続での折紙講座。
山梨明子さんの「ブタの基本形から作る吹きゴマ」と津田良夫さんの「ダンゴムシ」。
吹きゴマは2枚組mダンゴムシは1枚です。
順調にできるはずが、初めに折ったダンゴムシの蛇腹に折る前の等分折りで苦戦。
で、時間をとられて15分オーバー。
次のクラスに15分遅れで登場して、今度は吹きゴマから作り始めるも、こちらは開いて三角につぶす作業で苦戦。
もちろん立体化や組み立ても苦戦。こちらも15分オーバーで。1時間半に終了。
お昼の時間を30分過ぎて、みんなご機嫌斜めにしてしまいました。
「折るのは上手かもしれんけど、教え方が下手い」と小学生にズバリ言われてグゥの音も出ません。
今回は練習量が半分くらい減っていました。
次の日も別の学校ですが2クラス連続で行うので、ちょっと早めにうかがうことに。
どちらかというと、はじめに吹きゴマを作った方がスムーズに事が運ぶことが分かったので、吹きゴマから。2枚組で同じパーツなので、2枚同時に作っていってもらいます。わからない子が立って群がらないようにお約束もしっかり。右と左にグループを分けて同じ説明をそれぞれしていきます。実質1つの講座で同じことを2回することになりますが、取りこぼしが少ないので理解度も2倍になります。
今回は前半のクラスは吹きゴマと布施さんの「いやいやネコちゃん」後半のクラスは「猫の指人形」です。
結局初めのクラスは5分、次のクラスも5分伸びました。
ただ、昨日と違い、みんな楽しそうな反応。ほっと一安心です。
で、問題は帰りです。
帰りに雨が降りそうだったので自転車で急いで帰ってる途中で忘れも物をしていることに気づきました。
で、一度教室に引き返したのが大きな間違い。
途中から土砂降りに降られ、帰りまでの20分強ずーっと濡れネズミ。講座で使う画板や折紙の作品例、バッグはもちろん、下着に至るまですべてびちゃびちゃ。床が水びたしになってその片づけにまた大わらわ。着替えを持ってきてるわけもないので、テーブルクロスと前掛けを体に巻き付けて店の掃除です。
どっと疲れて家に帰って次の日がまた講座。
今回は1クラスです。
津田さんの「カブトムシ」と「吹きゴマ」
前の日の話とかしながら折ってたら、30分もオーバー。おやつの時間に食い込んでしまいました。
なんだか今年は時間の感覚もめちゃくちゃです。本来、この「吹きゴマ」は以前小学校の折紙クラブで高学年の子と1時間で完成させていたものなので、これだけでも1時間かかるといえばかかるのですが、ただ、これだけだと確実に時間は余るんです。
かなり悩ましい作品。(教え方に難ありなのはさておき)
で、次の日、朝から喉が締まった感じがずーっとしてて、とうとう昼に声が出なくなりました。3日ほど布団に横になってたんですが、声でない、気づいたら眠ってるという状態ですごしました。
それから今10日ほどたちますが、ガッサガサですぐひっくり返るような声しか出せなくなりました。それもわずかな時間だけ。
体は平気なのですが、話は電子メモパッド(100均で購入。便利!)で筆談で過ごしています。
この状態、しばらくかかりそうで、後半の4クラス分の学童の依頼はキャンセルすることに。。。
来年、呼ばれないだろうなぁ。。。。
声は戻ってくるのかなぁ。
では。
おまけ
先日夜に、家の廊下でガサゴソ音がしていたので見てみたら大きな見慣れない虫が。
調べてみましたら「オオゴキブリ」という名前らしい。
森にすむゴキブリで家にはいないはずの方。なぜ家の中に?。
で、実寸に近くなると思って勝田さんの「ゴキブリ」を15㎝で作ってみたら、ぴったりでした。
まんまこんな感じでした。
では。
「大地の芸術祭2024」へ行ってきました!
2000年からスタートし、3年に一度開催されている新潟県越後妻有アートトリエンナーレ。
今年は第9回で、以前 告知させていただいた通り会期は7/13〜11/10。
初日の7/13の朝6時、我が家の専属カメラマンと千葉から車で向かいました〜
いざ、新潟へ!
途中、休憩を取りつつ6時間後に新潟県十日町市へ到着!
大きな看板の「大地の芸術祭」の文字をみて一安心。
20年以上続いて、しっかりと地域に根付いているのだと感じました。
アートのパワーはすごいですね!!!
見渡す限り、魚沼産のコシヒカリの田んぼがー!
秋にはピカピカの新米になる稲が、ゆらゆらと風にそよいでいました。
みんな、すくすく育ってね!!
峠道を進み、目指すは津南町の布施知子さんの展示!
町の案内図を送ってもらったので、とても助かりました。旧大口百貨店の2階のM-085へ。
この通り沿いの左手。
黄色い看板を目印に進みます。
無料駐車場もありますよ〜
一階は佐藤悠さんの「大割野おみくじ堂」
二階に布施知子さんの「おりがみ:みんなで作る津南の森」
入り口に受付があって、周辺5カ所の鑑賞券1人400円を購入できました。ここでは、このようにピンポイントで料金を払えますが、期間中、いつでもどこでも300作品以上を鑑賞できるパスポートもあるそうです。
定休日 火曜と水曜日定休
作品鑑賞パスポート 一般 4,500円
小・中・高 2,000円
小学生未満 無料
一階の佐藤悠さんの展示はゲームができる楽しいスペース。ポップなデザインで津南とその地域の名産・名物を知ることができました。「おみくじ堂」なので、おみくじを引くことができますよ〜
旧大口百貨店の歴史のパネルの横に、お店で使われていた包装紙が。おしゃれですねー!
この包装紙が「ご自由にどうぞ」とテーブルに置いてありました。何か折ってみたいと思い、何枚かいただいて帰りました。
さて、二階へ。
階段で二階へ上がると、布施知子さんの「津南の森」です。たくさんの木々が並び、まさに森が広がっています!この時は薄曇りの正午ごろ。カーテン越しに陽の光が入るので、時刻や天気により違った雰囲気になるでしょうね〜
津南町では布施知子さんによる計9回ものワークショップが開かれ、町の小学校や中学校などで参加された皆さんが制作し名前を書いた木が並んでいます。その数300本以上。圧倒される景色です!!
白い木は布施知子さん作だそうです。
真っ白な景色は津南の雪景色ですね。
とても静かな森の中にいると、スーッと気持ちが安らぎます。
11/10までの展示期間が終えると、それぞれの木は作った方の元へ帰るのだそうです。
きっと素敵な思い出になるでしょうね〜
その後、足を伸ばして近くの展示へ。
旧洋品店で展示されている廃材アーティスト、加治聖哉さんのコーナーへ寄りました。
外からは目立たない「旧かなやま洋品店」に入ると、びっくりするほど大きな龍がー!
お店の柱に巻きつくようにウネる龍。廃材とは思えない迫力がありますねー!!!
でも、どうやって展示されたのだろう?と思ったら、ちょうど寄っていらした加治さんのお話が聞けました。トントン、カンカンとお店の中でパーツを繋げて制作されたそうですよ。
大迫力の顔もお見事!
たくさん打たれたピカピカの銀色の釘が輝いていて、スパンコールのようでした。
次回は美味しいお話。
芸術祭の旅は続きまーす!
偶然とは思いますが。
7月になりました。雨が多くて、とても不安な始まりです。
さて、町のいくつかの学童から、また今年も折紙の依頼がまいりまして、
どれを一緒に作るか選んでもらうための試作品を作りました。 それぞれ1時間で2つの作品に抑えるようにしましたが、
選ぶものは13個くらい候補を。
その倍くらい選にもれたものもあったりします。折ったり、折らなかったりしてますが、たとえばこのさくBさんの「ティラノサウルス」もその一つです。15㎝で。
とてもシンプルで、折り紙をよく折る人にとってはそこまで難しく感じることはないのですが、まだ折紙にそこまで親しんでいない低学年の子がいる集団で、一斉にみんなで折り進めるものとしては難しい作品です。デザインがカッコよくて魅力的なんですけどねー。
さて、ちょっとわけあって昨日小銭の入る折り紙を折っていました。山梨明子さんの「財布」そして伝承の「小銭入れ」や「たとう」です。それぞれ15㎝で。
お財布はがま口みたいでかわいらしく、小銭入れはねじって封をするのがすごくかっこいいと感じます。
たとうはアレンジされてるもののようですが、日本らしさを感じます。15㎝で折るよりも、20㎝くらいの真四角の千代紙で折るとポチ袋として重宝しそうです。
こんな折り紙をしていたからでしょうか、今日、お財布を拾いました。お金やカードも入ってたので、ドキドキでした。
交番に行ってもお巡りさんが留守で、預けることもできず、拾った場所の近くで探してる人を待つことに。
しばらくすると落とし主が表れて、無事にお返しすることができました。
落とし主も拾った私もうれしくて「よかったー!!」とピョンピョン飛び跳ねました。
本当よかったです。
偶然ではあると思うのですが、昨日お財布を折ったおかげかなとちょっと考えたりしました。
では。
見たものを再現できるか、とか。
久々の投稿です。雨がずっと降っていて梅雨らしいお天気です。
で、しばらく前にネットでちらっと見た画像の折り紙を再現したくなって、折り図を検索してみました。
うすうすは感づいてましたが、そんなに簡単に見つかるはずもなく。
それじゃぁという事で思い出しながら作ってみることに。
「双葉植木鉢付き」15㎝1枚、茎の部分を洗濯ばさみで止めて、ついでにつっかえ棒にして自立させてます。
二艘船から作るシンプルなものなので思いついたのですが、確認のために画像を見直したら、本家は鉢が立方体。。。
どうやらボックスプリーツを駆使するもののようです。
で、似たような感じのものが動画で折り方が紹介されていたので、それを作ってみることに。
Riccardo Foschiさんの「A semplified version of the sprout」(「簡易版双葉」)15×7.5 糊付けあり。
ボックスプリーツを使ったシンプルな作品です。これも見た画像と違うのですが、これはこれでいい。
話は変わって、父はスマホに携帯ストラップをつけてるのですが、扱いが雑で「なくす」、「壊す」、で見ていてハラハラなので、
100均のアイテムを使って作ってみることに。
ルアーとビーズパーツ、ストラップパーツを組み合わせただけですが、なかなかいい出来です。
実質買ったのはルアーだけです。
喜んでくれました。しばらくは持ってくれるといいなぁ。
では。
7/13〜11/10 新潟 大地の芸術祭!など
6月に入り、梅雨前の気持ちのいい気候ですね〜
折紙探偵団マガジン205号にも掲載されていますが、なんと現在 布施知子さんは4件の展示会に向けて大忙しなのです!
そして私も川井千世さん、川崎亜子さんと一緒に、作品制作のお手伝いをさせていただいていま〜す。
今回は現在公表されている3件の展示について、お知らせしますね。
まずは来月7/13〜11/10に開催される新潟県津南町での「大地の芸術祭2024」
すでに津南町の中学生たちと展示作品を制作されました!とっても楽しそうな その模様もアップされていますよ〜
↓トップページ
↓作品紹介
↓新潟県立津南中等教育学校のサイトより5/22のワークショップのようす
https://tsunan-ss-edu.note.jp/n/n7d084d8d2b5b
https://tsunan-ss-edu.note.jp/n/nc45bf7c36467
お次は9/13〜11/4に長野県大町市で開催される「北アルプス国際芸術祭2024」です!
↓トップページ
↓作者紹介ページ
こちらは今回の展示作品について、まだ公開されていませんね。また随時お知らせしますので お楽しみに!!!
そして10/19〜来年1/13は千葉県市原湖畔美術館です!
市原市の高滝ダムのほとりにある美術館で、紙を扱う女性アーティスト3人展。
↓年間スケジュールより
こちらも今のところ、展示作品については情報ナシです。
近くなれば画像などが公開されるので、またお知らせしますね。
最後は11月に開催される展覧会ですが、場所や展示作品などの詳細は後日!
布施知子さんの作品を色んな場所で見られるなんて嬉しいことですね〜!3か所の展示が同時開催という期間もある、なかなかなスケジュール…ということは、全部違う展示です。これは凄いことですー!!!
どんな展示が見られるのか、今から楽しみです!
覚え書き: 2024
7/13〜11/10「大地の芸術祭2024」新潟津南町
9/13〜11/4 「北アルプス国際芸術祭2024」大町
10/19〜1/13「市原湖畔美術館」千葉市原
11/?〜?? 「???」
連休の効果。
あっという間にゴールデンウィークも後半です。
先日、ふらりと来られた方が、私の作ったものに興味を持たれ、お話しする機会がありました。
その方は切り紙をされるそうで、持ち歩かれていたものを何枚か見せていただきました。
2か月ほど前に脳梗塞で手術をして、リハビリのメニューとして出会った切り紙。
今ではオリジナルのデザインで作っては額装し、出会った人にプレゼントされてるとか。
私はその方に目の前で作っていただきました。8等分に三角に折って、フリーハンドでサササーっと切ると、
端っこからペリペリめくっていきます。広げるまでどんなふうにできてるかわからないのでドキドキします。
今回はハートがシャープに切り抜かれたようです。手をつなぎハートを作って地球の上を輪になってるデザイン
です。
あっという間にできて、私もびっくり、ご本人もとてもうれしそうでした。
記念に頂いたのがこちらです。
ゴールデンウィークは普段合わないような方に会う機会が多いので、ウキウキした日々が過ごせてうれしいです。
久々、そして再確認。
4月も後半です。
一昨日、私が折り紙をする人だという事を聞かれた方がお越しになりました。
折り紙の話で盛り上がりましたが、その中でも、
「藤本修三さんの『アジサイ折り」に今度チャレンジしようと思って」
というお話になり、私も以前作ったことをお話しました。
折り図も持ってるはずでしたので、ファイルを探すこと小一時間・・・・
ない。
探す時に限って見つからない症候群発動です。
それでもめげず探し出したら、なんと折り図ではなく「覚書」。
それを見せつつ、「まずはパーツを練習して、手の動きやピンセットの使い方を体に覚えさせるといいですよ」
なんてアドヴァイスをしました。
が。
その時何度も「16等分で」と言っていました。
パーツ折は実は8等分、しかも、16等分だと2マス縦横切り取らないとできないという事に、後で実際折ってみて気づきました。
あちゃー。
ご本をお持ちという事なので、それを見ながら作られてるといいのですが。。。
で、こちらが私が覚書を見ながら作ったA4 サイズの裏紙から正方形を切り取ってつくったものです。
はじめに16等分して縦横2マス切り取ったもので作った右側と、そのあと気づいて8等分で作った左側。
思い出すのに合わせて3時間かかりました。しかも、初めに1枚失敗しました。
とほほ。
やっぱり平折りは苦手です。作ってみて再確認しました。
正確さと紙質の見極め、力加減が下手なようです。(きっと平折りで大事なポイント)
来てくれた方がちゃんと作れてることを祈るばかりです。
では。
うさぎに出会う。
1月も今日で終わりです。
さて、ネット動画できになる折り紙を見て、折ってみたくなり、折り方を探してみました。
何の折紙かというと、ウサギです。
7.5㎝2枚、糊付けあり。
実はこれ、頭も体も同じ「うさぎの顔」の折り方なんです。
体は、足の部分が顔で言うところの「耳」です。
お腹は好きなだけ一枚めくっておきます。手は両側をずらしおり。
こんなに簡単にできるんだーとしみじみ思いました。
動画で見た作品が折れて満足です。
お次は折り方を探しているときに出てきたsun 0938さんの「うさぎ 年賀状」を。15㎝で。
耳が離れてます。もっとウサギらしくなるはずなんですが、苦戦しました。
もう一度、動画を見ずに折ってみました。結果、耳の折り方が違いますが、ウサギが折れました。
顔はポケット状になってるので、しおりにぴったりです。
では。