海外のお客様に。
急に寒くなりました。
今日はお店に海外からのお客さんが来られました。
こんな田舎町でも旅行で立ち寄ったりするんだなぁとしみじみ思いました。
今は便利な世の中です。
スマホで自分の伝えたい言葉を翻訳して私に見せてくれますと、ちゃんと会話が成り立ちます。
で、困ったのは、お金。
うちはいつもニコニコ現金商売。
でも、海外の方はスマホやカードが主流。
で、わざわざお金をおろしてきて再度買いに来てくれました。
しばらく時間がかかるので、その間にプレゼントしようと折り紙を折ることにしました。
高木ひろみさんの「一枚折りの着物」15㎝で。帯は別に作って折ってます。
海外の人だから「着物」がいいだろうってのは、ベタかなとは思ったのですが。
喜んでいただけたかなー。
良い旅になりますように。
では。
コンベンション折り図集28で折ったもの その3
では始めます。
オリオール・エステベさんの「白うさぎ」15㎝で。先にできる顔がつながってる棒状の状態がしおりっぽくて一番好き。
オリオール・エステベさんの「おすわりねこ」15㎝で。折り図ではぺったんこだけど、顔に折りが集中して厚くなって適度に立体的に。
アルベルト・カルミナーティさんの「コウノトリ」15㎝で。内側の紙を表に返す作業が何回か出てそれに苦戦。かっこいいシルエット。
リチャード・オヘダ・ソトさんの「小鳥」15㎝で。ポケモンのポッポみたい。
マックス・ダンジェさんの「ノスリ」15㎝で。頭の部分の三角に広げてつぶす作業が失敗。なぜかこれもポケモンのポッポみたいに。
北條高史さんの「組立式空想科学人形」15㎝、3枚、糊付けが必要。7.5㎝でも行けた気がしたので、7.5で折り直し。カラーリングとデザインを変えることができるので、折り直したときに2パターンに。
宮島 登さんの「サイコロ」7.5㎝、6枚、組めはするけど糊付けしました。3㎝くらいのサイコロに。見えてないけど6のデザインがかっこいい。
川村みゆきさんの「サンダーホイール」7.5㎝、8枚組 糊は精神衛生上つけました。2色で作ろうと思ったあと、折り紙の裏表を変えて折っても柄が変わると書いてあったので、いっぺんにしたら、なんかゴチャゴチャな模様に。
で、5㎝、単色で折り直し。半分は折り紙の色を反転させて作成。今度は糊付けなし。裏の留めを組むたびにしっかりすると、外れないことに気づきました。
最後にすべて集めて撮影。このくらいのサイズ感になります。
ご覧いただき、ありがとうございました。
2週間ほど楽しめました。
暑い日がまだまだ続いてます。お気をつけてお過ごしを。
では。
コンベンション折り図集28で折ったもの その2
では、続きを見ていきましょう。
稲吉秀尚さんの「マカジキ」15㎝で。スッキリしたデザインがいい。
各務 均さんの「オスカー」15㎝で。珍しく「反対側も〇~〇」というのがない作品。最後の口が難しかった。
山下公平さんの「シャチ」15㎝で。あまりむつかしい折りもなく、すんなりと折れた。
所 承太朗さんの「シュモクザメ」15㎝で。初めのうちの印折りでくじけそうに。
小橋清貴さんの「アジ」15㎝で。最初の方で折線を利用して畳むところで、片方に寄せて折ることが分からずに初めから折りなおすこと3回。最後までできてほっとした。
孟偉凝さんの「フラワーホーン・シクリッド」15㎝で。閉じた沈め折りがかなり多く、内側はぐちゃぐちゃに。
陳韋霖さんの「カクレクマノミ」15㎝で。自立できるぐらい厚みがある。インサイドアウト作品ならでは。
イヴァン・ダニー・ハンドコさんの「カニ」7.5㎝で。ちょうどサワガニサイズ。かわいらしい。
小林弘明さんの「死神」15㎝でと「カマ」10㎝で。「この肥料を使ったら、こんなに大きな大根が育ちました熊本・Hさん」という広告みたいな雰囲気にできて良き。
小松英夫さんの「ざぶことサンタ」15㎝で。ざぶとんことりの基本形は、以前いろいろ作品が作られていたのを見た覚えが。そんな作品の一つを作れてよかった。
エリック・ヴィジェさんの「フェアリー」15㎝で。折が図だけで指示文がないので、中割り折か開いた沈め折りか閉じた沈め折りなのか、(結局ほぼ開いた沈め折り)悩みつつ折った苦労作。
ブランドン・ワンさんの「ペンギン」15㎝で。最後の首のくびれが意外と難所。かわいい。
ロブ・スナイダーさんの「ライオン」15㎝で。シンプルな折り。
川畑文昭さんの「キリン」15㎝で。シルエットが昔からあるキリンの折り紙みたいで懐かしさを感じる。
ふぅ。もう少し続きます。
コンベンション折り図集28で折ったもの その1
まだまだ暑い日が続きます。
バテバテですが、折り紙をしてる時だけはしゃっきりします。
で、今年もコンベンション折り図集が届いてすぐ、折り始めました。一日2~3種類でしょうか。
では、紹介始めまーす。
パク・ジョンウさんの「ゴリラ」15㎝で。顔から先に出来上がるので、モチベーションが最後まで維持できる。指の折りだし方も好き。
神谷哲史さんの「イタチ」15㎝で。目がなぜか大きく。さすが神谷作品。無理ない。折った後も膨らんだりへたったりしません。
津田良夫さんの「オオクロバエ」15㎝で。 32等分はいいのだけど、そのあとの腹や胸、頭の折り分けに苦戦。胸が1マス分長くなってしまった。展開図で折るところ指示があれば・・・。情けない顔が愛らしい。
折り図集の作品を折った後、もう一度折り直ししてみてやっとわかりました。アブラゼミサイズ。
今日10㎝で折りました。1マス約2.5mm・・・。出来上がりはヒグラシサイズ。
勝田恭平さんの「クモ」15㎝で。これもボックスプリーツ作品だけど、こちらはすんなり。 足が交差して重なるので、どうしてもこんな感じに。足が長くて殺虫剤かけられた後みたいな造形に。
村木 厚紀さんの「トリケラトプス」15㎝で。襟巻部分が立体化するとしっかり真ん中で合わさるのが気持ち良い。顔のデザインが好き。
萩原 元さんの「えりまきとかげ」15㎝で。ふっくらしたエリマキトカゲのデザインがかわいらしい。
霞 誠志さんの「阿吽の虎」15×7.5、12.3くらい×7.5で。以前猿の面を作ったはあるのだけど、その経験全く活かされず。次のページをめくったら、「やっぱ、やーめた。」って見開きに手書きで書かれてたら面白いなとふと思って見たり。
大内康治さんの「ペガサス」15㎝で。 捻挫してるようにみえるけど、蹄の後ろの毛の部分がくっついてるため。かなり小さくなってからの足のヒダをはがす作業が大変。胴長短足になってしまった。
袋井一樹さんの「フクロウ」15㎝で。顔が小さすぎてクチャクチャに。翼の表現が好き。
ユ・テヨンさんの「ミミズク」15㎝で。立体化がちょっと不安定。後ろは空っぽなので、半立体か。
小林弘明さんの「文鳥」7.5㎝で。シンプルなデザインだけど、ふんわりと立体化。文鳥のかわいいところが余すところなく表現されていていい。
合谷哲哉さんの「パンドラのドラゴン」15㎝で。思った以上に沈め折りしまくる。
次回に続きます。次回は海の生き物から。
第28回折紙探偵団コンベンション 展示室
探偵団コンベンション 展示室のようすです。
東大農学部弥生講堂アネックス棟は、白木が美しいアーチ状の天井の広間。つい天井まで写真に収めたくなりますね。
黒いテーブルにびっしりと作品が並んでいます!
1番奥にはスペシャルゲストのオリオール・エステベさんの作品たち。なんて楽しげなんでしょう✨
もう1人のスペシャルゲスト、パク・ジョンウさんの作品たち。リアルな作品がずらり!
今回、特別展示として豊村高志さんの過去の作品が並びました!どの作品も素晴らしい完成度ですね〜。毎年、折り紙コンテストに作品を繰り出し、ついに殿堂入りされている方。作品だけの参加なので素顔は謎…まさに折り紙界のバンクシー!!!
やっぱりここを見なければ!
神谷哲史さんコーナー、かっこいい!
そして、勝田恭平さんコーナー。
ヒキガエルの目が気になって気になって。
川村みゆきさんコーナーもタメ息が止まりません。サークル・ブレイドが好きです。
びっくりしたのは満田茂さんコーナー。
どの作品も可愛らしい!!!
こーんなに!20点以上並んでますね。
中でも「紋付き袴鶴」最高です!!!
尾羽が袴?参りました〜
長山海澄さんコーナー
ピンク色のユニット、ウサギがたくさん!1羽ずつポーズが違うそうです。渦巻きもすごい!!!
他にもたくさんの作品が展示されていました。
ピンぼけでご紹介しきれないのが残念!
中でも秀逸な神業!!! あじさい折りのプロ斉藤智美さんの技が光っていました。あじさい折りがこんなに小さく折られているのを見たことありません!!! とくに園部ユニットは肉眼では見えず、写真を拡大してやっと見えるほど。作品タイトルの文字が大きいのではなく、作品がとてもとても小さいんです。奇跡を見てしまいました…
こちらは岡田健さんの「Kagura Rose(カグラローズ)」 ヒダが多くゴージャスなバラです。YouTubeでアップされていると聞き、さっそく折ってみましたが難しい〜。こんなに美しく揃って折れる技術、すごいです。右にちらっと写っている「あじさい鶴」も、とても難しいと思います!
展示会場に置かれていた吉澤章さんの展覧会のチラシ。9/2〜10/22まで静岡県三島市で開催。
暑さが落ち着いたら行ってみたいです。
4年ぶりのリアルコンベンションは台風の風雨で傘をさして教室を移動。それもオンラインでは忘れていたことでした。新しく出会った方々、そして懐かしい方々と いろいろ思い出しながら参加し、楽しい時間を過ごせて幸せでした。
今回、参加が叶わなかった方々、ぜひ次回のコンベンションでお会いしましょう〜
長い報告にお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました〜
第28回折紙探偵団コンベンション 2日目の続きの続き
折紙探偵団コンベンション2日目 8/13の講習の残りのご紹介から。
「チェロ」の加藤 眸さんの講習です。
折り図ありで、分からないところは手を上げて質問。最後におまけで「八分音符」と「十六分音符」を教わりました〜
現地でも完成できたのですが、家でも折りました。音符と並べると更にかわいらしいです〜
最後は前川 純さんの「6Xキューブ」と「六連星(むつらぼし)」アシスタントに川村みゆきさんと萩原 元さん。
A教室はオンラインで参加の方と一緒に講習を受けました。教室とオンラインの両方に気を配りつつの講習ですが、とてもほのぼのとした雰囲気。
A教室の講習ですので、アーカイブでも見ることができますよ〜
ほぼ同じパーツから左の「六連星(むつらぼし)」は12枚、右の「6Xキューブ」は6枚で組みました。立方体の6つの面にそれぞれ「星」と「X」がみえますね〜
パーツを2〜3個完成したところで組み方の説明でしたので、こちらも帰ってからの完成でした。
すっきりした直線のデザイン、いいですね!
天文が専門の前川さんのお話がいつも楽しみ!
作品名の「六連星」とは天体のスバルのことだそうです。
初代の自動車メーカー「スバル」のマークは実物に近いデザインで、
1980年代後半にロゴが現在のものに変更されましたが、やはり星の数は6個。
「さらばスバルよ」とは、スバルは北半球でしか見えないので、遠くへ(南へ?)旅に出ることを物語っているそうです。知らなかった〜
次回からは展示室のようすをご紹介します!
第28回折紙探偵団コンベンション 2日目の続き
折紙探偵団コンベンション2023の2日目、8/13の講習作品のご紹介後半から。
すでに「蝶2023」は講習に使うため不在で、画像をプリントしたものがお留守番してました。
作者名の右にある★マークは難易度を示しています。★★★★はとても難しい!
耳の長さが躍動感を増してますね!
ちょこんとお座り。かわいい〜
イチゴのショートケーキもあったのですが、この時にはお出かけでした。
背景と同色になってしまいました。
お魚見えますか?
1コマでハートの3作品。
ぜんぶ講習できたそうです。すごい!!!
スペシャルゲストのオリオール・エステベさんのご機嫌な「KUJIRA」
これも受けたかった作品です。
どう見ても「ハゼ」ですね!
1枚折りでこんなに立体的なパンダは 中々ないです。キュート!
重ねた花がエレガントで美しい〜
紙選びがピッタリですね。
清楚な桜。リアルサイズで折ったら本物と間違えそうです。
1コマ目は講習作品と展示室の作品を写真に撮り、2コマ目から受けました。「擬態格子」の作者、平原祐輔さんが欠席のため代理で講習される山下さん。ほぼ同じパーツを違う組み方にしたもの4作品というボリューム!
講習ではパーツと組み方の説明で終わりだったので、あとは家で完成しました。
こんなにバリエーションが!それぞれがぜんぜん違ってビックリでした。
次はパンダの稲吉さん。
なんと、ここまででギブアップ…
講習のしょっぱなから間違えてしまい、全く完成へ辿り着くことができませんでした(^^;;
かわいいパンダ、いつか折り図ができますようにと祈るのみです〜
次回はチェロと6Xキューブ、六連星を受けた様子をご報告。
第28回折紙探偵団コンベンション 2日目
東大農学部 弥生講堂で開催された8/13のコンベンション2日目は、台風の雨が断続的に降るお天気。
本日のプログラムはこちら。
希望のクラスを用紙に記入して順番にクラスのカードを受け取ります。人気のクラスはSold Outになってしまうので、ネームプレートにある自分の順番が早くなければ第2候補、第3候補も記入します。1日目が早いと2日目は遅い番号になってます。私は2日目は21番。どのクラスも20〜30人ほど入れますので、第1希望だけで大丈夫。
この受付けに並ぶのもリアルコンベンションならでは。久々です!
各クラスの講習作品のご紹介。
皆さんなら、どのクラスを受けたいでしょうか?
6教室のうちから選びます。オンラインならアーカイブで後から全部見ることができましたが、今回はリアルですから1つだけ。
今回、事前にプログラムの内容は発表されなかったので、皆さん頭をフル回転させて決めていたことでしょう。どれにしようか悩みますよね〜
スペシャルゲスト、パクさんのコンプレックス!QRコードで下折りを…との指示がありました。昼休みに折った方がいたでしょうね。かっこいい〜
A教室での講習はオンラインでした。
かわいい!
同じパーツでバリエーションが豊富!
すごい迫力ー!
次回、あと半分をご紹介しますね〜
つづきます。
第28回折紙探偵団コンベンション 1日目
2023年8月12日 コンベンション1日目の様子からご報告。
4年ぶりのリアルコンベンション、東大農学部での開催は6年ぶり。東大前駅から徒歩1分で会場へ。用事で遅れまして到着は14時すぎ、ちょうど雨はやんでました。素敵な石畳みと年季が入ってきた白木の門が見えて、6年前を思い出しました。
大きなガラス張りの弥生講堂一条ホール。
あぁ、懐かしい看板が!
今年は会場の関係で例年の半分、約200人の参加者。そして初めて参加される方がたくさんいらっしゃるとか。
皆さん、もう折ってる頃です。
門の反対側には弥生講堂アネックス棟。
こちらは作品展示会場とF教室。
ハチ公と教授の像も健在です。
歴史を感じる煉瓦造りの東大の校舎。
この空気を吸い込むと少し賢くなるかしら?
遅刻したので講習は2コマ目からですが、受けたいクラスが残っていました。ラッキー!
作品の見本写真は撮れずでした。残念。。。
ギリギリ駆け込んだのは山本陽平さんの「七宝」。
パソコンで図を作り、スリットを入れられるプリンターを駆使される注目の作家さんです!
右の単体のデザインを4連続したものが左。
講習で単体のみ仕上げて、家で4連続を折りました。山本さんのアドバイスは「全ての線に折り目をつけてから、線が集中したところを裏からつつく様に」
なかなか他の講習では聞けない「つつく」が新しいな〜と。
裏のデザインも楽しい!
1コマだけなのに左を完成させた お子さんがいましたよ。ツワモノですね〜
こちらは山本さんが見せてくれた和紙で折った3×3の9連続!なんと美しい〜!!!
和紙にもスリットを入れられるのだそうです。
連続にすると雰囲気が変わって面白いですね。
単体でもひと苦労なのに3×3!
クリップで止めながら折るのかな?
3コマ目は長山海澄さんの「6枚組小星型十二面体」
パーツの折り方でほぼ時間切れに。どうなるのかな?と思ったら「後ろへ集まってください。組み方を実演します!」なんという荒技!しっかり動画に納めました。
こちらも帰ってから完成〜!!!
これはカッコいい。最後のパーツを組むときのスッキリ感がすごいです!パーツも難しいけど組み方が難しい。2コマは欲しかった作品ですね。
1日目の最後はスペシャルゲストのパク・ジョンウさんの「Sitting Cat」
年に5〜6回日本へ来られるというパクさん。とても丁寧な日本語で講習してくださいましたよ。