突然ですが、わたしたちの身のまわりには甘〜い誘惑があふれています。
ショッピングをしている時…
ブログやWebサイトを閲覧している時…
ネットで欲しい商品を調べている時…
そこには言葉たくみなセールトーク、キャッチコピーがたくさん存在し、わたしたちのお財布をつけ狙っているのです。
わたしはこれらのセールストークやキャッチコピーのことを「誘惑キーワード」と呼んでいます。
今回はこの「誘惑キーワード」を9つにわけてご紹介するとともに、
売り手側の血に飢えた欲望からわたしたちの大切なお金を守るための護身術をお伝えしようと思います。
筆者Sanchoが3年で1000万円の貯金に成功したオリジナルのエクセル家計簿です。支出項目ごとに予算を設定し、残額を確認しながら管理できるよう工夫を凝らしています。
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1.「無料」「0円」
「実質0円!」
「今だけ無料!」
こんなキーワードが出てきたら要注意!
「無料」というのはとっても魅力的な言葉ですよね。だってお金がかからないんですから。
でもちょっと待ってください。
この世に本当に無料のものなんてあるんでしょうか?
世の中にあるどんな会社もどんな商品も、利益を出すために存在します。
最終的にはちゃんと利益が出るように計算され設計されているのです。
つまり、入り口は無料であっても、どこかで必ずお金ご回収されるようになっているんですよね。
「無料」や「0円」という言葉には、安易に騙されないように注意しましょう。
2.「月○○円」「1日○○円」
「月々1,000円からお試しいただけます!」
「1日あたり120円の計算です!」
これら誘惑キーワードは、高いものを買わせようとするときの常套句として使われます。
高額なものでも日あたり月あたりで計算すると安いように錯覚してしまうからですね。
冷静に考えれば支払総額は変わりませんし、
それどころか、もし分割払い(ローンやリボ払い)にした場合には、
手数料が発生して、逆に支払総額が増えてしまうことの方が多いのです。
3.「数量限定」「期間限定」
「○月○日までの期間限定!」
「二度と手に入らない限定コラボ品!」
「今ならたったの○○円です!」
数を限定したり、期間を限定したりと言うのも、昔からよく使われるセールストークの1つです。
「限定」と言う言葉を使うことで、それがまるでとても貴重でいま買わないと損をするように錯覚させる、
人間の心理をたくみに利用した“言葉のトリック”なのですね。
4.「売上No.1」「売れてます」
「今いちばん売れてます!」
「3人に1人が使っている!」
「行列のできるお店」
みんなが買っているモノ、みんなが良いといっているモノは、ついつい気になってしまいますよね。
これは“バンドワゴン効果”という心理状態なのですが、
人間は多くの人が高評価をあたえているモノを(本当はあなたに必要のないモノだったとしても)魅力的に感じてしまうのです。
もちろん多くの人が評価していると言う事は客観的に良い商品なのかもしれませんが、
その商品が本当にあなたに必要なものなのかどうか?あなたにとって価値があるものなのかどうか?は、冷静に判断する必要があります。
5.「品薄」「売れ切れ」
「売れ切れ続出でどこにも売っていない」
「希少価値の高い商品です」
これも前述の「売上No.1」と同じですが、
品薄でなかなか手に入らない人気商品だと言われてしまうと、ついつい気になって欲しくなってしまうものです。
ただし、それがあなたにとって本当に必要なものなのかどうかは、また別の話なんですよね。
6.「セール」「アウトレット」
「バーゲン」
「アウトレット」
セールやバーゲン、アウトレットと聞くと、多くのひとは“それはお得だ!”と感じてしまいます。
しかし客観的に考えると、セールやアウトレットは“売れ残り商品”を値引きして売っているだけです。
でも売れ残り商品というのは、言ってしまえば「みんなが価値がないと判断した魅力のない商品」ということ。
そんな商品、多少安くなったからといって本当に欲しいですか?本当にお得だと思いますか?
…わたしはそうは思いません。
7.「一攫千金」「一発逆転」
「年末ジャンボで夢の億万長者に!」
「つぎの最終レースで一発逆転だ!」
ギャンブルや宝くじ、あやしい迷惑メールなどでよく目にする耳にする言葉ですよね。
でもこれらに手を出した人のなかで、実際に一攫千金や一発逆転を成功させた人なんて私は見たことがありません。
(広い世の中にはたしかに存在するんでしょうが、ほんのひと握りの中のほんのひと握りでしょう。)
むしろその逆の方が圧倒的に多いです。
そもそも楽をして今すぐに大金を得ようなんて甘い考えを持っている人が、成功するはずなんてありませんよね。
8.「ポイント制」「スタンプカード」
「スタンプカード」
「割引券」
これらはポイントやスタンプ目当てのお客さまが何回もリピートしてお金を落としてくれることや、
もう少しで割引を受けられるお客さまが割引目当てにあと一品を追加で買ってくれることを狙ったお店側の販促施策です。
くれぐれもポイントやスタンプを集めるためにわざわざ無理をするのは絶対に避けたいですよね。
9.「目玉商品」「特売品」
「本日の特売品」
「お買い得品」
スーパーなどでよく見かけるこれらの言葉。
もちろん目玉商品や特売品がお得なことは間違いないのですが、
これらは売り手側が集客のために使っている、いわゆる「客寄せパンダ」なんですよね。
特売品目当てに来たのによけいなものを買って逆に損をしてしまったり、
特売品を目当てに時間と労力をかけて複数の店を走りまわる
…なんてことになっては、まったく意味がないので注意しましょう。
「誘惑キーワード」にはこう対処しよう!
さて、いかがでしたか?
今回はわたしたちがお買い物する際などに、ついつい誘惑されてしまうセールストークやキャッチコピー、
つまり「誘惑キーワード」についてをご紹介させていただきました。
たくみな表現や言いまわしで人間の心理を利用する、よく考えられた手法ですよね…。
これらの誘惑キーワードに安易に騙されないようにするにためには、あなたがお財布を開いてしまう前につぎの3つの点を自問自答することです。
本当にいまの自分に必要なものなのか?
料金とそのものの価値は見合っているか?
これらの問いに対する答えを、なるべく冷静に客観的に考えてみてください。
できるなら時間をおいて、その場からしばらく離れて、頭を冷やしてから考えるようにするといいですね。
すべての答えが「Yes!」なのであれば、それはお金を出してもいい、あなたにとって必要なものだということになります。
いいですか?
いちど冷静になり、自分の頭で考えることが大切ですよ!
ではでは今回はこのへんで。
地獄の沙汰も金次第。
アーメン。