今回はお金に関する「思い込み」を捨てようというお話です。

 

わたしたちは無意識のうちにたくさんの「思い込み」や「固定概念」を持って生活をしています。

 

時としてそれらはお金を貯めることを阻害(そがい)し、お金のムダ遣いを助長してしまっているのです。

 

 

 

お金が貯まる「貯金体質」になるためには、まちがった思い込みや固定概念を捨てて、

 

正しいものの見方・正しいお金に対する意識を身につけることが大切なんですよね。

 

今回はまちがったお金に対する認識を8つのトピックにまとめてご紹介したいと思います。

 

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1.「高いものは良いものだ」は思い込み!

あなたは「値段が高い商品ほど良い商品だ」…なんて思っていませんか?

 

残念ながらそれは単なる思い込みです。

 

 

 

たとえば高級ブランドのバッグやお財布。

 

値段は数万円から、高いものだと何十万円も何百万円もするものもありますが、

 

しかし実際にはその値段のほとんどの部分を、商品とは関係のない広告費やテナント代が占めています

 

つまり高級ブランドの商品を買うひとは、その商品とは関係のないものに対して莫大なお金を支払っているのです。

 

高級なものは良いものだという思い込み・価値観を植えつけられ、本来価値がないものにお金を払わされているということですね。

 

いや、もちろん品質もそれなりに良いのでしょうが(高級ブランドをみずから謳っている以上)値段ほどの価値は絶対にありません。

 

 

 

ほかにも高級レストラン、高級外車、高級住宅街…などなどおよそ「高級」がつく商品には、その値段ほどの価値はありません

 

あるのはそのブランドがもっている「値段が高い」というイメージだけです。

 

その高級ブランドや高級外車をもっているとみんなから羨ましがられる(だってみんながなかなか買えない高級品だから)。

 

ってゆーなんともくだらない見栄のためにムダなお金を使っているひとが、なんと多いことか…。

 

価値がないものにしがみつき大金を支払う愚かしさに、はやく気付かなくてはなりませんね。

 

 

 

2.「服を毎月買うひと」はダマされている!

毎月お給料がでたら服を買いにショッピングに行くひとっていますよね。

 

かつての私もそうでした。

 

ファッション雑誌を月に何冊も読み、お金があればあるだけファッションにお金を使っていました…。

 

そうして、次から次に服を使い捨てにしてきたんです。

 

 

 

でも冷静に考えてみると、どう考えてもそんなに服は必要ないんですよね。

 

自分が思うほど、まわりのひとは自分の服なんて気にしていないんです。

 

(逆に服で他人を判断するひとがいるなら、そんなひととはお付き合いをやめた方がいいでしょう。)

 

服なんて着られればなんでもいい…なんて乱暴なことはいいませんが、

 

もしお金を貯めたいと思うのであれば、もう少し賢いお金の使い方を考えなければなりませんね。

 

 

 

3.「お金は卑しいもの」は洗脳だ!

お金は卑しいもの」「お金がなくても幸せに生きていける」…なんて思っていませんか?

 

でも事実として、犯罪者には低収入なひとが圧倒的に多いですし、

 

貧乏なひとよりお金持ちなひとの方が幸福度が高く寿命も長いという調査データもあります。

 

 

 

じつは「お金は卑しいもの」という思想は、徳川家康の時代に生まれています。

 

どうしたら反乱や裏切りがおこらずに政権をながく維持できるのか?を考えた家康は、

 

国全体をそこそこ貧乏な状態で統治することを思いついたのです。

 

貧しすぎると暴動がおこる。逆にお金をたくさん持ったり知恵をつけすぎると政権をうばわれる。

 

だから富のほとんどを一部の権力者が独占し、庶民には「貧しくとも心が豊かであれば幸せなんだ」という“清貧思想”を植えつけたのですね。

 

 

 

これが江戸幕府が300年もの長いあいだ続いた理由であり、この清貧思想は現代人にも受け継がれています。

 

でも事実は違います。

 

お金はとても便利で優れた価値があり、人を幸せにも健康にもします。

 

そもそも、みんな心の底では「お金がほしい!」と思っているはずですよね?

 

くだらない清貧思想の洗脳は一刻もはやく捨て去って、お金のことを堂々と考え話せるようになりましょう。

 

それはまったく卑しいことではなく、お金持ちになるために必要なことなのです。

 

 

 

4.毎日「コンビニ」に通うひとはお金が貯まらない!

お買い物をすることが当たり前になり、習慣化してしまってはいませんか?

 

それが自分に本当に必要なものかどうかを考えたことはあるでしょうか?

 

 

 

たとえばコンビニ

 

コンビニってとても便利ですよね。

 

社会人の方なんかは毎日仕事のまえに立ち寄って、飲み物や朝食、飴やガム、タバコやコーヒーなどを買うひとも多いんじゃないでしょうか。

 

ぼくも以前は毎日コンビニに立ち寄って、そのたびに1000円〜2000円もお金を使っていました。

 

 

 

でもいまは(ほとんど)コンビニには行きません。

 

自分の無駄遣いの根源が、じつは毎日のコンビニ通いだって気付いたからです。

 

ちなみに毎日のコンビニ通いをやめてもほとんど生活に影響はありませんでしたし、食費や雑費の出費はめちゃくちゃ減りました。

 

 

 

つまりそれまでは、お金を使わなくてもよいものにお金を使っていたということなんですよね。。

 

これは「毎日コンビニに寄る」という無駄な行為が習慣化してしまっていたからです。

 

思い込みや固定概念により、お金を使うことが習慣化してしまっていたんですね。

 

あなたも無駄な浪費習慣が身に付いてしまっていませんか?

 

いちど自分の生活パターンを振り返ってみることをおすすめしますよ。

 

 

 

5.「100円ショップは安い」は本当か?

100円ショップって安いと思いますか?

 

まあ安いですよね。ぜんぶ100円ですもんね。

 

でも実際には、おなじような商品を他の店で100円よりも安く買える場合もありますし、

 

安くてもすぐに壊れてダメになってしまうものもあります。

 

(もちろん安くても長持ちする良い商品もたくさんありますけどね。)

 

 

 

大切なのは「100円ショップは安い!」と盲目的に思い込むのではなく、

 

その商品に本当に100円の価値はあるか?自分に必要か?という視点で冷静に考えることです。

 

これは100円ショップだけではなくすべてのお買い物に共通して言えること。

 

つねにそのものの価格と価値をわけて考えることが、お金に対する意識を高める重要なポイントなんですよね。

 

 

 

6.「マイホーム」は本当に必要なのか?

昭和の時代までは「いつかは夢のマイホーム」が普通でした。

 

だれもが自分だけのマイホームを手に入れることを望み、それが自分と家族の“幸せ”の象徴だと信じていました。

 

 

 

でも、マイホームって本当に必要ですかね?

 

近年では核家族化で世帯人数も少なくなり、大きな家がかならずしも必要ではなくなってきています。

 

高齢者向けの賃貸住宅も増えてきており、老後の住まいの選択肢も増えてきています。

 

つまり賃貸住宅を住み替えつつその時々で住まいを変え、

 

一生賃貸物件に住み続けるというライフスタイルもありなのではないでしょうか?

 

 

 

もちろん賃貸物件はずっと家賃が払い続けなくてはならないというデメリットがあるのでよく計算する必要がありますが、

 

場合によっては購入するよりも賃貸のほうがずっと安く済む可能性もあるんですよね。

 

マイホームの購入を否定するつもりはありませんが、「マイホームは購入するもの」という固定概念には縛られ過ぎないほうがいいのかもしれませんね。

 

 

 

7.「資産運用はギャンブル」は勘違い!

株式・債権・投資信託などのいわゆる「投資」をしている日本人は、成人人口の約18%ほどと言われています。

 

ちなみにアメリカだと約50%ほどなので、だいぶ少ないですよね。

 

投資などの資産運用をやらない理由としては「お金がないから」「ギャンブルだから」「よくわからないから」というものが大半のようです。

 

 

 

たしかに資産運用は100%安全なわけではないです。

 

しかし銀行にお金を預けてもまったくお金が増えない現代において、

 

資産運用はわたしたちが充分な老後資金を作るために、なくてはならない要素なんですよね。

 

 

 

資産運用というとお金に余裕があるひとがやるイメージがありますが、

 

本当はむしろ逆で、収入が低いひとほど資産運用でお金を増やしていかなくてはならないのです。

 

なぜなら、資産運用で少ない資産をなるべく“増やす”ことをしていかないと、老後資金に必要なお金が貯まらないんですよね。

 

節約だけで充分な老後資金をつくることは、かなり難しいということです。

 

「よくわからない」とか「お金がないから」
という理由で資産運用や投資の勉強をしないままだと、

 

将来かならず後悔することになってしまいますよ。

 

 

 

でも資産運用なんて何をどうすればわからない…」ってひとは、とりあえずiDeCo(イデコ)だけでも始めておきましょう。

 

iDeCoは経済の専門家たちも手放しで絶賛する、めちゃくちゃお得でメリットたっぷりな資産運用ですからね。

 

iDeCoについては以下の記事で紹介しているので、ぜひ合わせてお読みください。

 

矢印世界一かんたんなiDeCo(イデコ)の話

 

 

 

8. 「貯金するなら節約」では不十分

貯金というとまず最初にイメージするのが「節約」ですが、

 

実際には節約だけで充分なお金を貯めることはできません

 

少ない収入のなかから支出を切りつめて貯金を増やしていくのは、果てしなく苦しくて辛い毎日が必要です。

 

そんなの嫌ですよね?

 

 

 

貯金をするには「節約」ももちろん大切ですが、

 

前述した「資産運用」ですでにある資産を増やしたり、

 

そもそもの「収入を増やす」ということも必要です。

 

 

 

収入を増やすには、お給料の良い会社へ転職をする、残業するなどの選択肢もありますが、

 

わたしがおすすめするのが「副業」や「兼業」です。

 

まだまだ副業が禁止されている企業も多い(8割以上)ですし、なにかコソコソやるイメージがあってあまり印象はよくないでしょうが…

 

将来かならず副業・兼業はこの国のスタンダードとなっていきます

 

なぜなら、国(日本政府)がは“働き方改革”の一環として副業・兼業をおしすすめようとしているからですね。

 

 

 

国が副業を推進する理由はいくつかありますが、簡単にいうと「労働力が減っていくなかで消費と経済成長をキープするため」です。

 

まぁ理由はなんにせよ、国が推進しようとしているのですから、これに乗っからない手はありませんよね。

 

 

 

貯金を効率よく、しかも楽に増やしていくには、

 

「節約」×「資産運用」×「収入を増やす」という3つの要素を、バランス良く並行しておこなっていくことが大切です。

 

これらを実践すれば、あなたの未来は明るく幸せに満ちたものに変わっていくことでしょう。

 

 

 

ではでは今回はこのへんで。

 

地獄の沙汰も金次第。

 

アーメン。

 

 

※出典:
本記事は過去に公開した下記記事を大幅にリライトしてまとめ直したものです。
矢印思い込みを捨てよ!発想の転換でお金を貯める8つのアティテュード

 

パーソルテクノロジースタッフ(旧 インテリジェンスの派遣)