質問「中国の地下教会について」 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

2007年 11月24日


【質問】中華人民共和国の「地下教会」についてニュースであったのですが、中華人民共和国では信教の自由は憲法で認められているそうですが、「認可」制だそうです。


「認可」を受けてない教会が沢山あるそうです。

これは「認可」を受けると共産党のコントロールを受けるので、ワザと受けないのでしょうか?

それとも、中国共産党が認可しないので、「地下教会」が生まれていったのでしょうか?

宜しくお願いします。



【回答】私は現在、中国の南方に約3年住んで、プロテスタントの各教会に協力したり、又、交流があります。

地下教会も幾つか訪問したりしていますが、この2、3年かなり事情が変わりました。

政府や公安の取締りも緩くなり、昔の様な弾圧の話も無いようです。

もっとも私は南方の州しか知りませんが…。

実際、中国では共産主義信奉者も多く、民衆の中には教会を敵視する人も多いようです。

今年は賛美の集まりを始めたら、出刃包丁を投げつけられました。

私の頭を直撃しましたが、大きな音だけで傷もたんこぶも出来ませんでした。

地下教会は信者であることを公表したくない(特に公務員や政府関連)人たちが多く出席しているようです。

公認教会では信者名簿を政府に提出しているので…。

地下教会のリーダーは文化大革命の頃、弾圧を受けた人が多いようで、中国政府を信用していないし、許し難い存在と見ているようです。

しかし公安(警察)はちゃんと判っていて、出席者が多くなるとそろそろ申請して公認教会になったらどうですか、と盛んに勧めるようです。

現在では公認教会になったので非常な不利益は無いようですが、政府の方針が変われば職場から追放される恐れはあります。

現在、中国のクリスチャン7千万の内の7~8割は地下教会と言われています。

彼らが神を信じる決心は生涯を賭ける程のもので、日本人には想像もつかないでしょう。

中国共産党は50年以上の時間と何百万人の犠牲を払い、貧困からの脱却のため人民の意識改革を進めましたが、結局、人民の性格を変える事は出来ず、これはご承知のとおりです。

どんなに努力して教育しても、心の根底にある魂は変える事ができなかった。

人類史上の大実験でした。

そしてなお、多くの中国人は気がついていないようです。

大学生にある時、宿題を出しました。

中国の貧困の原因についてですが、中国人の性格の悪さについて回答した学生は一人もいませんでした。

しかし教会にはこれが出来ました。

本当は神様には出来たのです。

中国がどのようにして貧困から脱却するのか、全世界の注目であると思っています。

中国の教会は注目されています。


【管理人のコメント】
YouTubeで検索すると、中国の地下教会についての動画がいくつか出てきますので、ぜひご覧ください!








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