2枚引き 本日のお題コインの5と運命の輪（正位置）
コインの５からメッセージ
このカードが出たあなた。ショックですよね。
そう、このカードは特にお金や物の損失や困窮した状態を意味しています。
でも、ちょっと待って。このカードは小アルカナであることをお忘れなく！ あなたの人生を劇的に揺るがすほどの出来事ではないし、一時的な出来事ことなのです。
でも、一時的とはいえ、この出来事のさなかにいるあなたは悲劇の主人公。あなたと行動を共にして苦しみを分かち合う人もいますが、その人も悲劇の主人公ストーリーのど真ん中にいます。
誰かがあなたを助けようと思っているかもしれないのに、あなたは悲観的になりすぎて、下を向いてばかりで前が見えていない。
このカードが出たら、あなたには助けが必要なんです。
周りに助けを求めることは恥ずかしいことではないし、助けを求めたら、きっと助けてくれる人が見つかりますよ。
見たまんま、私は貧乏カードと読んでます。
今日のテーマカードは「コインの５」。そして、2枚目のカードは「運命の輪」の正位置です。
＜本日のテーマカード＞
コインの５
＜2枚目＞
運命の輪（正位置）
■ コインの5（正位置） ■
貧しい身なりの二人が、雪が降る寒いなか、教会のものと思われる、ステンドグラスの窓の前を横切っています。
一人は松葉づえをついていて、もう一人はこの雪の降るなか裸足で歩いています。
でも、彼らが歩く戸外は寒そうですが、ステンドグラスの向こうには黄色い明かりがともっていて、暖かそうですね？
この人たちは、教会から締め出されてしまったのか、入れるかもしれないのに、見過ごしているのか・・・？
さっそくいつもの書物を見てみましょう。まずは「タロットバイブル-78枚の真の意味-」から。
しかし、この男性をよく見てください。首からベルがぶら下がっているのがわかるでしょうか？ 中世には、ハンセン病（らい病）を患っている人は、このようなベルをつけさせられていました。感染を恐れる人々が距離を置くためにです。
「タロットバイブル-78枚の真の意味-」レイチェル・ポラック(著), 鏡リュウジ監訳、現代タロット研究会
なんと、この絵にはそんな悲しい物語が。貧乏カードなどと言っていた自分が恥ずかしいです。
しかし、本当に彼らは教会からも締め出されてしまったのでしょうか。「タロット象徴辞典」も見てみましょう。
一見、悲壮感漂う札となっていますが、彼らを救う慈悲の心、ここに見られる教会の灯火は、ハンディを負った人達に一筋の光明をもたらすものと解釈できます。
井上教子 (著), 「タロット象徴辞典」国書刊行会
良かった！ この教会の明かりは、彼らの救いの灯かもしれないのですね。これは、相談者が助けや救いが必要なほど困難な状況に陥っている意味があると考えられます。
そして、彼らが二人連れであることにも意味があるだろう。
そうですね、二人ともボロボロですが、独りぼっちではなく二人で雪の中を歩いていることにまだ救いがあります。
苦しみを共にする運命共同体のような同志が、相談者のそばにいるのかもしれません。
■ 運命の輪（正位置） ■
運命の輪については一度勉強しています。
このカードが示す、運命の転換には、当事者の過去の努力などに因果関係があるものと、棚ボタ的なラッキーなものがあると読みました。どちらなのかは、合わせて出たカードで判断するのがいいとしましたね。
そのあとに、ワンドの８も学習して、「誰かが棒を放ったから棒が飛んでいくのだ」と解釈して、ワンドの８の運命転換のほうが、過去の事象となんらかの因果関係があると勉強しました。
思い出してきました(;'∀')
運命の輪は、当事者がどうしようもない、まさに「運命」の大転換なのですね。
そして、それは正位置では良い方向へ、逆位置ではあまり望まぬ方向への転換を示すと思ってよいですが、過去が良かったら運命の輪は望まぬ方向に転換する可能性もあるそうです。
さて、誰かの助けが必要なほどの困窮した状況を示すコインの５と、運命の大転換を意味する運命の輪。今日はみんなどのように読むのでしょうか。
【テーマ：恋愛（片思い）担当】次郎太
今日もちょっと恋愛がらみで読みにくい
姫 二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。
都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる
（だが、まだ頭中将のことは見たことすらない）
【テーマ：大人の恋】頭中将（不倫の恋を成就）
私も宮中からつまはじきにされたことがある
【テーマ：仕事担当】わきちゃん
誰でも、金運の波はあるよね。
【テーマ：オラクル担当】坊
金は天下のまわりもの！（再び）
コインの５の二人の人物のうち、一人が首から下げているベルと同じようなものを、中世ではらい病の患者がつけていた・・・。「タロットバイブル-78枚の真の意味-」に書かれていたお話はかなり衝撃的ですね。
そして、そんな象徴的なベルを、パメラはどのような意図でカードに描きこんだのでしょうか。
世界20か国以上で1億部以上も流通している、ウェイト・スミス版デッキ(報酬と著作権，ウェイト博士とパメラ)。
パメラもウェイト博士もまさか自分たちが作ったカードが、現代でもこんなに支持されているとは予想もしていなかったかもしれないですが・・・
パメラがこのベルを描いたことが、中世の悲しい歴史を今後も誰かが気に留めるきっかけになるでしょう。
日本にもこの病気の方を隔離したり差別したりする時代があったのだ。
1996（平成8）年 にようやく「らい予防法」が廃止された。ほんのつい最近のことなのだ。
▽タロット占い無料鑑定をしています。
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