タロット2枚引き練習[ワンド](8)
本日のお題ワンドの8とカップの6
これからしばらくはワンドの正位置を1枚目に選んで、こちらで紹介した2枚引き練習を続けます。今日のテーマカードはワンドの8、そして2枚目はカップの6です。
<本日のテーマカード>
[現在] ワンドの8
<2枚目>
[未来] カップの6
そのようじゃな。このワンドは広々としたところを猛スピードで飛んでいるところで、あともう少したら着地するというところだろう。その着地は良い方向への着地となるのだな。物ごとはもう既にその方向へと動いている最中だ。
では「タロット象徴辞典」はどのように説明しているだろうか。
大アルカナ「運命の輪」の解説を思い起こす人がいるかもしれません。「運命の輪」にも人物が描かれておらず、当事者に主導権が無いことの現れとして解釈しました。「棒の8」にも、人物は描かれていないのですが、宙を飛ぶ棒は何者かが放ったもの。環境的な変化や周期性とは別の種類であるためにこの札が出るのです。
井上教子 (著), 「タロット象徴辞典」国書刊行会
タロット象徴辞典
なるほど~、運命の輪は周期的であったり、偶発的であったり何かの因果関係がない運勢の転換を表していましたが、ワンドの8の運命の急展開は、過去の何らかの出来事と因果関係があるということですね。それは他の人の行動や、もしかしたら自分の過去の行動に起因するかもしれないですね。
【テーマ:恋愛(片思い)担当】次郎太
ワンドの8:なんと、庭を警護していたら急に姫から直々にお声がかかり、姫と乳母(わたしの母なんだが)の共をして、屋敷の中の庭園を案内することになったぞ。
最近は直接姫からお声がかかることなどなかったものだから、かなり驚いたが、今日の出来事は姫を身近に感じられて嬉しかったよ。
カップの6:思えば、幼き頃は姫や他の童とともにこの屋敷や庭中をかけまわって一緒に遊んでいたものだ。あの頃は、あまり身分の垣根も感じることなく気軽に話もできたし、良かったよなあ。。。
姫[二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)]。
【テーマ:大人の恋(不倫の恋を成就した)】頭中将
ワンドの8:今日、宮中でものすごい魅力的な女官から歌を渡されたぞ。絶対私に気があるに違いない。
またあたらしい恋の予感・・・
いかんいかん、つい新しい花に心を動かされるところだった。
カップの6:けれども、今の妻を昔初めて見たときのことを思い出したよ。私はまだほんの若造だったが、妻は宮中でも最も美貌の誉れ高く、しかも和歌の名手だった。高嶺の花、憧れから始まった恋だったよ。
【テーマ:仕事担当】わきちゃん
ワンドの8:上司が5年前から仕込んでいた営業活動が実を結んで、急に新しい大型案件の話が舞い込んできました!
カップの6:5年前はまだ、実がなるかどうか、花が咲くかどうかもわからない小さな種だったけど、みんな営業頑張ってたからなあ。懐かしいです。
【テーマ:オラクル担当】坊
ワンドの8:あなたの過去の行いが実を結びはじめてきています。事態は猛スピードで急展開していきますが、怖がっていてはダメ、躊躇しないで。
しばらく目の回るような忙しさが続きますがこの流れに身を任せちゃってください!
カップの6:この急展開の最初の種は、「かなり昔にすでに蒔かれていたようです。故郷や、幼い頃、若い頃の人脈のおかげだったり、そのころにあなたが始めたことに起因しています。懐かしい気持ちがしませんか?
「シークレット・オブ・ザ・タロット」によると、ウェイト博士が「喜ばしい出来事が保証されている」と述べていたこのカード、「また、愛の矢を意味することも」あるのだそう。
もし恋愛関係にかかわる占いでこのカードが未来や結果のところに出ていたら、告白されることを意味し、交際中の人にとってははプロポーズや結婚を意味するかもしれないですね。
「運命の輪」は、過去の出来事に因果関係が無い運命の急展開を表すのに対して、ワンドの8の場合は過去のなんらかの行動の結果(それは他人の行動かもしれないし、自分の行動かもしれない)に起因するのですね。
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