《ウェグナーの家具》センターテーブル『AT-18』

はじめに

このテーマでは、デンマークの家具デザイナー Hans J. Wegner（ハンス・ウェグナー）が、Andreas Tuck社のためにデザインした家具を紹介しています。

参考文献は1967年のSALESCOのカタログです。

AT-18について

前回はセンターテーブル『AT-17』をご紹介しました。
今回は型番"AT-18"の家具をご紹介します。

型番 ”AT18”の画像です。
1964年のカタログには記載がなく、1967年のカタログには載っているので1960年代中頃にデザインしたと思われるセンターテーブルです。
ウェグナーのテーブルにしては珍しく隙間のあるスリット状の天板をもったテーブルです。
天板にも脚部にも無垢材が使われているので、ローズウッド材のバージョンは見応えがあると思います。

天板の高さは30cmと低めでベンチと間違われそうですが、材の薄さと貫がないためテーブルとしてのみデザインされたものだと考えられます。

天板の高さがイージーチェア『 AP62 』やイージーチェア『 AP63 』の肘掛けの下部分にデザインされており、合わせると連続性が感じられます。