はじめに

このテーマでは、デンマークの家具デザイナー Hans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)が、Andreas Tuck社のためにデザインした家具を紹介しています。

 

参考文献は1964年のSALESCOのカタログです。

 

 AT-12について

前回はセンターテーブル『AT-11』をご紹介しました。
今回は型番"AT-12"の家具をご紹介します。

 

型番 ”AT12”の画像です。
ウェグナーが1957年にデザインしたセンターテーブルです。
天板は幅150cmまたは186cmで奥行きが62cmの長方形の他に、幅と奥行きが85cmの正方形のモデルがあります。

天板の材はチーク、オークの他にウェグナーの家具としては珍しいローズウッド、ウェンジがラインナップにあります。

 

脚日は真っ直ぐに伸びており、チーク、オーク、ローズウッド、ウェンジの他に画像のようなスチールが選べます。

”AT12”のスチールの脚は、同じ時期にデザインした画像のソファ『AP-34』のようなスチール脚の椅子と合うようにウェグナーがデザインしたと考えられます。

 

画像は天板がローズウッドで脚部はスチールの組み合わせ。
ローズウッドは高級感があります。

脚部もローズウッドの組み合わせもあったようですがまだ見た事がありません。

 

脚部が木のバージョンの”AT12”は、画像のような同じく脚部が木で真っ直ぐに伸びているイージーチェア『 GE-280 』との相性が良さそうです。

 

"AT12"がたくさん配置されたコーディネートの一例。

サイズや樹種のバリエーションがあるのでどんな部屋でも対応できそうです。

 

デザイン

1957年

 

サイズ

幅:85cm, 150cm, 186cm
奥行き:62cm(幅85cmの場合は奥行き85cm)

高さ:48cm

 

素材

天板:チーク、オーク、ローズウッド、ウェンジ
脚部:オーク、チーク、ローズウッド、ウェンジ、スチール

 

1964年の価格(DKK)
190- 〜 455- 

 

このテーマの家具一覧

センターテーブル『AT-6』

テーブル『AT-8』

センターテーブル『AT-10』

センターテーブル『AT-11』

 

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北欧家具 hisagu
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