はじめに

このテーマでは、デンマークの家具デザイナー Hans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)が、Andreas Tuck社のためにデザインした家具を紹介しています。

 

参考文献は1967年のSALESCOのカタログです。

 

 AT-17について

前回はセンターテーブル『AT-16』をご紹介しました。
今回は型番"AT-17"の家具をご紹介します。

 

型番 ”AT17”の画像です。
1964年のカタログには記載がなく、1967年のカタログには載っているので1960年代中頃にデザインしたと思われるセンターテーブルです。


カタログには天板と脚部の接合部に焦点が当てられていますが、白黒だとわかりにくいです。

 

過去に扱ったAT17の画像を見ると接合面がとても滑らかで、その滑らかさをアピールしていたと思われます。

 

天板の奥行きと幅方向の淵、幕板、そして脚部の木部のパターンが異なっていてとてもきれいです。

画像の”AT17”の樹種はローズウッドですが、他にチークとオークがあります。

 

カタログでは”AT17”に対してイージーチェア 『 AP62 』 が合わせてありますが、

 

テーブル "AT17"の天板の高さ52cmは、チェア”AP62”の肘掛けの高さと合っており、テーブルの奥行き71cmもチェアの奥行きと違和感なくマッチしています。

 

天板の下に棚が付いているバージョンもあります。

 

天板が縦横71cmの正方形の”AT17”はチェア”AP62”のサイドテーブルとしてぴったりなサイズです。

 

正方形の”AT17”にも棚付きのバージョンがあります。

 

大中小のネストテーブルのバージョン(AT17 A)は、大サイズの天板の高さがイージーチェア『 AP61 』 のアームの高さと合うようにデザインされています。

 

3つのテーブルを独立して使ったり、1つの場所にまとめられるのでとても便利です。

 

テーブルが4つのネストテーブルのバージョン(AT17 B)もあります。

 

小さなテーブルが2つあり、4つのテーブルがきれいに収まります。

 

デザイン

1960年代中頃

 

サイズ

幅:45.5cm, 71cm, 142cm
奥行き:71cm

高さ:52cm

 

素材

チーク、オーク、ローズウッド
 

1967年の価格(DKK)
不明 

 

このテーマの家具一覧

センターテーブル『AT-6』

テーブル『AT-8』

センターテーブル『AT-10』

センターテーブル『AT-11』

センターテーブル『AT-12』

センターテーブル『AT-13』

センターテーブル『AT-14』

センターテーブル『AT-15』

センターテーブル『AT-16』

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