はじめに

このテーマでは、デンマークの家具デザイナー Hans J. Wegner(ハンス・ウェグナー)が、Andreas Tuck社のためにデザインした家具を紹介しています。

 

参考文献は1964年のSALESCOのカタログです。

 

 AT-13について

前回はセンターテーブル『AT-12』をご紹介しました。
今回は型番"AT-13"の家具をご紹介します。

 

型番 ”AT13”の画像です。
ウェグナーが1959年頃にデザインしたセンターテーブルです。
天板はチーク材かローズウッド材が選択でき、幅が170cm 奥行き 60cm 高さ 44cmとセンターテーブルとしては高さが低めで幅のあるテーブルです。

脚部は『AT-12』と同じくスチール製ですが、脚先に向かって広がるようにデザインされています。

 

”AT13”のスチール脚の形状は、ウェグナーがデンマークのカストラップ空港のためにデザインしたチェア『AP-37』 のスチール脚の形状とよく似ており、”AT13”はウェグナーが椅子に合わせるようにデザインしたと思われます。

 

1967年のAP Stolenのカタログにはデンマークのカストラップ空港で”AP37”が使われている写真が掲載されていますが、よく目をこらすと”AT13”も一緒にセットされているのがわかります。

 

近年 カールハンセン社から”CH413”として復刻されていますが、オリジナルの”AT13”は施設向けのデザインだったためか、なかなか見かけることがありません。

 

デザイン

1959年?

 

サイズ

幅:170cm
奥行き:60cm

高さ:44cm

 

素材

天板:チーク、ローズウッド
脚部:スチール

 

1964年の価格(DKK)
320- 〜 335- 

 

このテーマの家具一覧

センターテーブル『AT-6』

テーブル『AT-8』

センターテーブル『AT-10』

センターテーブル『AT-11』

センターテーブル『AT-12』

 

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北欧家具 hisagu
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