10,582㎢にも及ぶ塩湖。
岐阜県と同じくらいの広さだそう。
日本最大の湖、琵琶湖の16倍に相当するんですって。
世界最大の塩湖は世界の旅行者を虜にしています。
多くの人から『ウユニ塩湖』という名前で知られていますが、
本当の名前は『Thunupa(トゥヌーパ)塩原』。
トゥヌーパという山の麓に広がる塩の大地ということからこう名付けられたのだそうです。
日の出を見るために宿を4時半に出発。
まだ暗い夜空には天の川が見えます。
同じ星座でも日本とは見え方が異なっていて、
自分が遠い地にいるのだと改めて感じさせられます。
車が塩の大地の上を走り始めました。
真っ暗な中、どれだけ広いのかはわかりません。
でも空が白み始め、ものすごい壮大な大地に立っていることに気づきました。
目の前には乾いた真っ白の塩湖が広がっています。
12月下旬から雨季が始まる塩湖。
でも12/27時点で、まだ雨季は訪れていません。
白い大地に日が昇る。
塩の結晶が赤い日に照らされキラキラ光っています。
これがウユニ塩湖か。
ガイドさん兼ドライバーさんは、
走る場所によってタイヤの空気を入れたり抜いたりします。
一見頼りなさそうに見えるチャリンコの空気入れみたいなので空気を調節しています。笑
ずっと鏡張りを見たいと思っていた私だけれど、
この鱗のような乾いた大地がたまらなく美しく大好きになりました。
塩の大地の下はどうなっているのか不思議に思っていたら
2mほど塩と水の層なのだそう。
こんなふうになってるんです。
ずっと塩だと思ってたら違うのね。
この水の部分に手を入れると塩のクリスタルがいくつも出てきました。
硬い、重い、キラキラしてる!
しょっぱ〜い!!
このくっきり浮き上がった線は水が蒸発する通り道なんだって。
この線がまた塩湖の魅力をさらに際立たせてる。
トリック写真を撮ろうとガイドさんに言われ、
ガイドされるままに写真をパシャパシャ。
また写真は後日アップしたいと思います。
塩湖内にあるサボテンだらけの島『Incahuasi島』へ。
サボテンは年間1cmしか成長しないんだって。
1mの高さになるのに100年。
200歳ごえのサボテンがあちこちにいました。
ご長寿ばかりだわ。
34歳の私もサボテンになってみました。
どこにいるかわかる〜?
『塩の目』と呼ばれる場所にも行きました。
ここは、ぽっこり穴があき、お水からプクプク泡が湧き出ています。
まるでジャグジー。
地元の人はここに足入れたり、うつぶせになって体全体をつけたりしています。
温泉ではありません。プール並み、いやそれより冷たいかも。
でもこの水はお薬になるようです。
痛いところをこの水につけると体は熱を帯び、
痛さが消えるのだとか。
私も足を突っ込んでみました。ひやっ!冷たすぎる!!
すぐ冷たくなるから大丈夫よと励まされ、30秒ほど我慢するとあら不思議、
全く冷たさを感じなくなった。
炭酸のお水はなんだか体にピリピリ、いやビリビリ来ているように感じて、
体にきいてくるのが実感できました。
2分ほどつけたあと足を出すと、かっかする。
あったかくなってる。不思議な塩の目です。
世界一過酷なモーターレースと呼ばれる『ダカール』のモニュメントがありました。
来月もこの近くが競技の舞台になるそうです。
列車の墓場にも行きました。
かつては鉱物資源を運ぶ列車だったそうですが、
様々な理由で使われなくなってしまい
そのまま放置され、列車の墓場と呼ばれるようになりました。
さあ今晩も塩のホテル。
塩のホテル世界第1号と言われる『Palacio de Sal』に宿泊です。
日本語で塩の宮殿。
塩のブロックで造られた天井はこんな感じ。
ちょいとプリンセスになった気分。
4000m地点から2600mほどまで下がってきたので
気持ち体が楽な気がします。
ボリビアビールでほろ酔いな夜は更けていきます。
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