とだ勝之さんと幸子さんと舞鶴へ! | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

さて。
ここはどーこじゃ?
11/20(月)の西舞鶴にしまいづるです。
11:00に、ここで待ち合わせです。
え? 誰と、って?
とだ勝之さん、幸子さん夫妻です!
金沢旅行の帰り道に、おふたりが寄ってくださいました。

大学に入った昭和の終わり頃、漫研の先輩だった幸子さんには、わたしは本当に親切にしてもらったのです。
そして、大学を辞めて上京した平成の初め頃、当時デビュー間もなかった勝之さんに、アシスタントをさせてもらって、本当に長いことお世話になったのです。
わたしは、おふたりが結婚される前どころか、おつき合いされる前からの知り合いなんだよ!

お会いしたのは一昨年の秋、
安来での対談の時以来です。
しかし、去年の春には、
この番組で本当に本当にお世話になったのでした!
ぜひお会いしてお礼を言いたい、とずっと思っていたところでした。

駅前の喫茶店で、3人でちょっと早いお昼ごはんをいただきました。

そして、丹後鉄道に乗りました。
とだ夫妻はお車での旅行でしたが、宿に駐車して、おつき合いくださいました。
この沿線に、今取り組んでいる作品のため、わたしにはぜひ行っておきたい場所があるのです。

はい。
10分ほどで、その丹後神崎たんごかんざきです。
寂しい無人駅ですが、駅前では桜の巨木がお出迎え。

お世話になったおふたり。
いつかご恩返しをせねばと常々思っているおふたり。
そのおふたりを、冷たい雨混じりの風の中、15分ほど歩かせることになってしまいました…。

着きました!
神崎海水浴場です!
とださん「すがピー(わたしは旧姓が菅原でした)水着持ってきた?」
わたし「持ってきてないです。パンツで泳ぐしかないですね」
アシスタント時代には出来なかったオバハン返答もこなせます。

砂浜に出たら、幸子さんが「虹!」と叫びました。
見ると、正面に大きな虹が出ています!
虹はあいにく薄れてきたところですが、動画も撮ってみたよ。
初冬の日本海です。

その後、また15分くらい歩いて、由良川ゆらがわ橋梁付近に来ました。
海に近いので、長い長い鉄橋です。
この対岸が、わりと有名な撮影スポットになっています。

1時間後の列車に乗って、おふたりは天橋立へ。
わたしはそのひと駅前の宮津駅でお別れして、福知山行きに乗り換えて帰りました。

お世話になった、と思いつつ、逆におみやげをいっぱい頂いてしまいました!
なかでも、最近のお仕事や自費出版物は嬉しかったな。
とだ夫妻は今、福山市在住です。
とだ勝之さんは福山や広島に密着した仕事をしていらっしゃいます。
幸子さんは、趣味のステレオ写真の作品集を作っていらっしゃいました。
ステレオ写真とは、少しだけ角度の違う2つの画像を、両眼でそれぞれ眺めることで立体視できる、というしかけの写真のことです。
わたしはこれ結構好きで、見つけたらついずーっと眺めてしまうのだけど、この時初めて「ステレオ写真」という名称だと知りました。
ええ。
もちろんこの日から毎日、幸子さんの作品を眺めておりますよ。

右端のは、ヒラカワ六連発輪胴式さんのイラスト集です。
ヒラカワさんは出会った時にはもうすでに社会人で、本業がお忙しいのに、達者で多作な大先輩でした。
今も変わらず、達者で多作でした。

ではまたね!

そうそう。
神崎海水浴場には2年前にも行ったんですよ。