こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
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夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。


一昨日10/31、突然テレビが壊れました!!!

「なんか不調だな…」と思うひまもなく、朝まで普通に見ていたテレビが、夜には何も映らなくなっていました!


そう。

あれはちょうど20年前の夏の夕方のことでした。

わたしが新宿駅付近を歩いていると、知らない姉さんに呼び止められました。

「あっ! あなた。ココがすごく白く光っていますよ! 何かいい事がありませんでしたか? 」

姉さんは、わたしのおでこを指さして言いました。

「ええ、ありました! あなたに分けてあげたいほどに!」

ニッコリ即答して通り過ぎました。

というのも、実際わたしはとてもいい事のまっただ中にいました。

そして、その時とても急いでいたのです。

その女の人は「1時間ほどお話しできませんか」と何度も言いながらしばらく付いてきましたが、最後に名刺をくれて「またいつかね」と別れました。荻窪(だったかな?)で占い師をやっている人でした。


その後わたしは地下鉄に乗って、目的地にやって来ました。

入口で数字が書かれたちいさな紙を受け取って、会場に入ります。

映画「夕凪の街 桜の国」の撮影完了打ち上げ会でした。

この会の終わりに、ビンゴ大会がありました。

入口で渡された紙の番号がクジになっています。

主演のひとり、麻生久美子さんのご提供の景品が、当時はまだ少数派だった大画面薄型液晶テレビでした。

…それが!

この我が家のテレビAQUOS32型なのでした!

当てただけでなく、麻生久美子さんにぎゅっと抱きしめられてぽーーーー…となってしまった幸運な日でした。


時々思い返すのですが、あの不思議姉さんは本当に何か見えていたのかもしれないな。でもあの姉さんの誘いに乗っていたらテレビは当たらなかったから姉さんの言うことも少し外れていたよね。その場合、姉さんにはみるみるわたしの額から光が消えていくところが見えたんだろうか。

結局名刺もすぐ無くしてしまい、二度と会わないままでした。

不思議姉さん元気かなあ。

あの時は嬉しい言葉をありがとうね。


それはそうと。

20年もつテレビって、すごくないですか!?

もう、今売っているテレビにはリモコンに「地上A」ボタンなんかないんだろうな(地上波アナログ放送という意味ですよ)。

このボタンがあれば、今となっては珍しい砂嵐が見放題でした。

湯気というものが水滴のツブツブなのだと初めて見せつけられたのは、このテレビのデジタル放送だったっけ。


テレビさんと麻生久美子さん、20年間もありがとう!!!


ではまたね!