バイオハザード/ザ・ファイナル | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Resident Evil: The Final Chapter
監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ/アリ・ラーター/ショーン・ロバーツ
配給:スクリーン・ジェムズ/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2016年12月
時間:106分




リトリビューション』から4年ぶりとなる公開中の最新作で最終章。前作との間に第2子を出産したミラ。考えたら第1作目から早14年。ミラもいつの間にか40代だもんなぁ…。

日本では昨年12月23日から先行公開されたが,全米での公開は昨日からとなっている。『リトリビューション』のラストでホワイトハウスに招かれ,ウェスカーから再びT-ウイルスを投与されたアリスは,高い身体能力と回復力を得ている。一緒にホワイトハウスに辿り着いたジル,エイダ・ウォン,レオンはワシントンD.C.での戦闘中に落命,クローンアリスの娘ベッキーは行方不明となった設定で,この最終章が始まる。

アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が目を覚ましたのは荒廃したワシントンD.C.。廃墟と化したアメリカ合衆国議会議事堂や周辺を徘徊するうちに,あるコンピューターの設置されている部屋を見つける。モニターに映し出されたのはアンブレラ社の人工知能レッドクイーンだった。「48時間後に人類は滅亡する」とレッド・クイーンに告げられるアリス。最後の望みはラクーンシティ地下にあるアンブレラ社の研究施設“ハイブ”に隠されているというT-ウイルスを死滅させる薬剤の存在。それを散布すればT-ウイルスに感染したアンデッドを全滅させられるという。

アリスは半信半疑ながらも最後の望みをかけラクーンシティへと向かうが,道中でにアンブレラ専用のバイクを使用しようとしたため,電気ショックを受け意識を失ってしまう。目覚めるとそこは,アンブレラ社の装甲車の中。以前に倒したはずのアイザックス博士(イアン・グレン)が居た。死闘を繰り広げながらも無事に装甲車から脱出し,ラクーンシティ廃墟に辿り着いたアリスは,『アフターライフ』での戦友クレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)や新たな仲間らと出会い,人類を救うためウェスカー(ショーン・ロバーツ)の待ち構えるハイブへと向かう。 道中にある様々な罠を切り抜け最終決戦に挑む時,アリスは驚くべき自らの出生の秘密を知ることになるのだった…。

味わうためにはやはりシリーズ全作で予習してからがお薦め。日本ではラクーンシティ廃墟の生存者コバルトを演じたローラが耳目を集めているが出番は少ない。スピード感のあるアクションや練られたラスオチはもちろん,見どころはミラの老女メイクと,今回のレッドクイーンを演じるエヴァ・アンダーソン。『III』の紹介で触れたのでピンときた人も居るかもだが,このエヴァはポール・W・S・アンダーソン監督とミラの実の娘。両親の出世作シリーズのシメに登場した8歳の娘の声は,エンドロール後にレッドクイーンとして印象的に残る。
「You're all going to die down here.」


映画クタ評:★★★★


右矢印ポール・W・S・アンダーソン作品まとめ

右矢印イアン・グレン作品まとめ

右矢印ミラ・ジョヴォヴィッチ作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

バイオハザード』(2002年)

バイオハザードII/アポカリプス』(2004年)

バイオハザードIII』(2007年)

バイオハザードIV/アフターライフ』(2010年)

バイオハザードV/リトリビューション』(2012年)