バイオハザードIV/アフターライフ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Resident Evil: Afterlife
監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ/アリ・ラーター/キム・コーツ
配給:スクリーン・ジェムズ/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2010年9月
時間:97分




III』の3年後に公開された続編。出産・結婚の後にスクリーンに帰ってきたアリスに“母としての貫禄”が見える気がするのは玖妙だけだろうか。監督は1作目も手掛け,シリーズ全脚本を担当した夫ポール・W・S・アンダーソン。この作品から3D化もされた。

T-ウイルスは世界中に蔓延し,遂に東京でも感染者が出た。そして,世界滅亡のカウントダウンが始まる。それから4年後(『III』の1年後),アンブレラ社は東京・渋谷の地下に巨大要塞を築き,アルバート・ウェスカー議長(ショーン・ロバーツ)の指示の下で,T-ウイルスの研究・実験を繰り返していた。その地下要塞を,アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が自身のクローンたちと共に襲撃する。

『III』の終盤でタイラントと化していたアイザックス博士を倒した後,ホログラムのウェスカーに向け「たくさんの仲間たち(クローンアリス)と共に行くから待っていろ!」と挑戦状を叩きつけていたアリス。地下要塞は壊滅的なダメージを受け,ウェスカーは地下要塞を見限り1人ヘリで逃亡。地下要塞を渋谷の街ごと爆破する。ヘリに潜んでいたアリスはウェスカーに血清を打たれて能力を失ってしまい,ヘリは富士山に墜落してウェスカーを取り逃がしてしまう。

それから半年後,アリスはアラスカにあるという感染が及んでいない安息の地“アルカディア”を訪れていた。しかしそこに人々の姿はなかった。突然,落胆するアリスを1人の女性が襲撃してくる。なんとそれは先にアルカディアに向かったはずの仲間,クレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)だった。胸に付いていたは蜘蛛型のデバイスを除去すると,ほどなく意識を取り戻したクレアだが,記憶喪失になっており,自分の名前さえ覚えていなかった。

翌日,アリスとクレアは他の生存者を求め,飛行機でロサンゼルスに向かった。おびただしい数のアンデッドに囲まれた刑務所の屋上に生存者を発見し,そこに着陸したアリスたちは生存者たちから,“アルカディア”とは地名ではなく,ロス沖に停泊している船の名前だと教えられる。元特殊部隊だったクリス・レッドフィールド(ウェントワース・ミラー)を解放し,彼の指示で刑務所からの脱出を図るアリスたち。すぐ背後からは大勢のアンデッドやマジニが襲い掛かる…。

オープニングの東京・渋谷のスクランブル交差点のシーンで,雨の中に立ち尽くしていたのは中島美嘉。日本で最初にT-ウイルスに感染したアンデッドで“J Pop Girl”という役なのだが,アンデッドにしては顔も衣装も綺麗過ぎないか?

公開中の『ザ・ファイナル』の全米公開は明日なので,どうなるかは判らないが,シリーズ5作目まででは最高収益を上げた作品。しかし個人的には何だかとっ散らかってる印象で,スピードも勢いもイマイチな感じ。


映画クタ評:★★★★


右矢印ポール・W・S・アンダーソン作品まとめ

右矢印ミラ・ジョヴォヴィッチ作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

バイオハザード』(2002年)

バイオハザードII/アポカリプス』(2004年)

バイオハザードIII』(2007年)

バイオハザードV/リトリビューション』(2012年)

バイオハザード/ザ・ファイナル』(2016年)