バイオハザードV/リトリビューション | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Resident Evil: Retribution
監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ミシェル・ロドリゲス/アリアーナ・エンジニア
配給:スクリーン・ジェムズ/ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開:2012年9月
時間:96分




アフターライフ』の2年後に公開された続編で,retributionとは「反撃」「報復」の意味。

『アフターライフ』のエンドロール中のシーンで,ウェスカー(ショーン・ロバーツ)との死闘を終え,生存者達を救出してタンカーの甲板へ出てきたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)に向かう戦闘ヘリで指揮をとるのは,雰囲気が変わって判りにくいかもだが『アポカリプス』でアリスと共に戦った仲
間のジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)。ラクーンシティ脱出後アリスとは別行動だったが,アンブレラ社に囚われて拷問され,胸にクモ型デバイスを取り付けられてレッド・クイーンに洗脳され,アンブレラ社の攻撃部隊の指揮官となっていた。タンカー上での銃撃戦で戦闘ヘリの墜落に巻き込まれ,海へ転落するアリス。

ベッドで目を覚ますアリス,目の前には平和な家庭があった。耳の不自由な娘ベッキー(アリアーナ・エンジニア)と頼もしい夫トッド(オデッド・フェール)に囲まれた幸せな朝のひと時。しかしそこへアンデッドが襲来したことで,周囲はたちまち地獄絵図へと変わる。娘を連れて逃げ出したアリスはとある民家へ逃げ込み,娘を隠してアンデッドと戦う。そしてアンデッドに変わり果てた夫に出会う。

意識を取り戻したアリスは謎の実験施設の独房に囚われていた。そこでジルから執拗な拷問を受けるが,突然セキュリティシステムが停止し,独房の扉が開く。逃走の末に施設の制御室へ到着したアリスは,そこでアンブレラ社の元工作員エイダ・ウォン(リー・ビンビン)に出会う。モニター越しに現れたのは死んだはずのウェスカー。ここがアリスだけでは脱出が困難な場所であり,エイダがウェスカーの命令で救出に来たことを知ったアリスは,エイダと行動を共にするが,すぐそこにジル率いるアンブレラの攻撃部隊や強力なアンデッド,そしてB.O.W.(Bio Organic Weapon「生物兵器」)が迫っていた。

かつての仲間から攻撃され,かつての敵に助けられるアリス。さらには多数のクローンアリスをはじめ,第1作目以来のレイン(ミシェル・ロドリゲス)なんか2人も出てくるし,ワン隊長(コリン・サーモン)も久々。『アポカリプス』以来のカルロス(オデッド・フェール)も2役でクローンアリスの夫にもなってるし,『アフターライフ』ではぐれたルーサー(ボリス・コジョー)は地上からの“アリス救出チーム”に加わっている。しかし,懐かしいキャストの登場に感動する間もない程,常に前進し続けるストーリー。止まったら即,超パワフルになったアンデッドやB.O.W.の餌食になるというノンストップ・サバイバル・アクション。構成やストーリーは,個人的にシリーズで一番好きな1本。


映画クタ評:★★★★


右矢印ポール・W・S・アンダーソン作品まとめ

右矢印ミシェル・ロドリゲス作品まとめ

右矢印イアン・グレン作品まとめ

右矢印ミラ・ジョヴォヴィッチ作品まとめ

右矢印コリン・サーモン作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

バイオハザード』(2002年)

バイオハザードII/アポカリプス』(2004年)

バイオハザードIII』(2007年)

バイオハザードIV/アフターライフ』(2010年)

バイオハザード/ザ・ファイナル』(2016年)