p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Devil Wears Prada 2
監督:デヴィッド・フランケル
キャスト:メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/エミリー・ブラント
配給:20世紀スタジオ
公開:2026年5月
時間:120分




20年ぶり続編のニュースに小躍りして半年。キャラと社会の変化を,どんな物語に仕立ててくれるんだろう? という興味でいっぱいになりながら待ち続けていた。雑誌市場での電子率が4割と言われる現代。新聞にいたっては数年後に紙媒体が消滅するという予測まである中で,ミランダとアンディの世界も,きっとそんな影響を受けているに違いないのだ。しかし,前作に引き続きメガホンをとったデヴィッド・フランケル監督への不思議な信頼感が,きっとまた素敵な展開を描いてくれるはずだと確信させてくれた。

全世界の女性が憧れる一流ファンション誌『ランウェイ』の編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントを辞めてから20年後,アンドレア・“アンディ”・サックス(アン・ハサウェイ)は世界中を飛び回るジャーナリストとして尊敬される記者になっていた。しかし,ニューヨークでの授賞式の最中,彼女の編集部全員が突然メール1本で解雇されてしまう。そんなアンディのもとに,『ランウェイ』の親会社“イライアス=クラーク社”のCEOアーヴ(ティボー・フェルドマン)から,特集エディターとして『ランウェイ』に復帰するオファーが飛び込んでくる。

社会から非難されるブランドを擁護した記事のせいで批判を浴びていた『ランウェイ』。時代の変化によって少しだけ変わったミランダ。ずっと右腕のナイジェル(スタンリー・トゥッチ)は,紙媒体の衰退と『ランウェイ』の変化についてアンディに説明する。主要な広告主である“ディオール”に向かうと責任者として現れたのは,20年前にミランダの第1アシスタントを務めていたエミリー(エミリー・ブラント)。そんな中,アシスタントのジン(ヘレン・J・シェン)と共に,『ランウェイ』の人気回復と存続のために動き出すアンディ。やがて,夢と野望がぶつかり合うファッション業界に大旋風が巻き起こるのだったが…。

もうね,メリルとアンとエミリーをガッツリ揃えてきたってだけでテンション上がりまくり。3人のギャラはそれぞれ1250万ドル(約20億円)プラス興行成績ボーナスと言われているが,世界的大ヒットだし,日本でも公開2週目についに1位になったし,親会社はディズニーだし,それ位奮発しちゃって!

もちろんスタンリー・トゥッチも必須キャラ。新たに,ミランダの夫役でこっそりケネス・ブラナーに,サシャ役のルーシー・リューに,何と本人役でレディー・ガガまで登場という,豪華すぎるキャスト陣。

20年の変化と,描かれない20年間の彼女たちの頑張りと想いと,そして仕事やプライベートまで盛り沢山で,でもしっかりまとまった構成で楽しませ,素敵な気分にさせてくれる1本だ。


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

プラダを着た悪魔』(2006年)


■地上波OA情報■

5/15㈮ 21:00~ 日テレ系列
ダンボ』(2019年)

5/22㈮ 21:00~ 日テレ系列
ミニオンズ フィーバー』(2022年)

5/30㈯ 21:00~ フジ系列
海街diary』(2015年)

6/5㈮ 21:00~ 日テレ系列
グーニーズ』(1985年)




監督:神山健治
キャスト:高畑充希/満島真之介/古田新太
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2017年3月
時間:110分




今夜紹介するのは,『東のエデン』『攻殻機動隊 S.A.C.』で世界的にも高い評価を受けた神山健治監督が原作・脚本・監督を手がけた劇場オリジナルアニメ『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』。夢と現実の交差するファンタジー要素と,2020年の東京を舞台にしたAI・自動運転技術を巡るサスペンス的なロードムービーの融合。倉敷市児島を舞台にした美しい背景描写や,高畑充希が演じるココネの岡山弁,親子愛をテーマにした感動的な物語などが高く評価された9年前の作品だ。

岡山県倉敷市児島。瀬戸大橋のたもとののどかな町・下津井で,自動車整備工場を営む無愛想な父モモタロー(江口洋介)と2人暮らしをする女子高生の森川ココネ(高畑充希)。昼寝をすることだけが得意なココネは,居眠りをしては怒られてばかりの毎日。そんな彼女は最近,ある不思議な夢を繰り返し見るようになっていた。

夢の中ではいつも,機械産業が盛んな“ハートランド王国”の姫エンシェンになっているココネ。エンシェンはタブレットを使って魔法を操ることができたため,父親である国王(高橋英樹)によってガラスの塔に幽閉されていた。そんなハートランドには巨大な“鬼”がたびたび現れては街を破壊する。国王は巨大な人型ロボット“エンジンヘッド”を開発して街を守っていた。エンシェンは魔法で命を吹き込んだ人形ジョイ(釘宮理恵)と共に城を抜け出して鬼を倒そうとするが,その場面で夢が終わり,ココネは目を覚ます。

東京オリンピックを3日後に控えた終業式の日,突然モモタローが逮捕され東京に連行されてしまう。そして,執拗にモモタローのタブレットを狙う渡辺(古田新太)。事態を解決するため,ココネは幼馴染みのモリオ(満島真之介)を連れて東京に向かうが,その途上で自分が繰り返し見ているあの夢の中に解決の糸口があることに気づくのだったが…。

国内上映の後,中国をはじめ45の国と地域で公開され,国内外の映画賞にもノミネートされた作品。夢の中で不思議なファンタジー世界を冒険するココネ。それが現実の謎を解く鍵に繋がるという構成は巧みで,丁寧に描かれる児島の風景も旅情を感じさせるほどにクオリティが高い。さらに,『攻殻機動隊 S.A.C.』の神山健治監督らしい現実技術(自動運転・タブレット)をベースにしたロボットや変形メカのアクションも見どころ。

そこに,親子の絆と再生の物語をハートウォーミングに混ぜてくる。細かい整合性やギミックに疑問詞を打たず,ココネの夢と現実の冒険に浸ってみると,憎いくらいに心地よく包み込んでくれる。そんな1本だ。


映画クタ評:★★★★


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原題:Deep Cover
監督:トム・キングズリー
キャスト:ブライス・ダラス・ハワード/オーランド・ブルーム/ニック・モハメッド
配給:Purdie Distribution/マジックアワー
公開:2025年6月
時間:118分




ジュラシック・ワールド』シリーズで監督・脚本を務めたコリン・トレヴォロウが参加したオリジナル脚本,その『ジュラシック・ワールド』シリーズでクレアを演じたB・D・ハワードと,『パイレーツ・オブ・カリビアン』でウィル・ターナーを演じたオーランド・ブルームというクレジットを見たら,やはり気になるアマプラ配信映画『ディープ・カバー/即興潜入捜査』を今夜は紹介。監督は,SFテレビドラマ『ワイルド・ブルー・ヨンダー』(イギリスBBC)のトム・キングズリー。

カット・ブライアント(ブライス・ダラス・ハワード)はロンドンで即興劇の教室を開いている。友人たちが皆成功している一方で,彼女自身はこの10年間,キャリアも恋愛も全く進展せず,自分の才能に疑問を感じていた。そんな彼女の新しい生徒として,マーロン(オーランド・ブルーム)とヒュー(ニック・モハメッド)が入ってくる。マーロンは売れない役者で,綿密過ぎる役作りのためオーディションは失敗続き。ついにはエージェントからも見放されていた。一方,証券会社に勤めるヒューは,話好きなのに不器用で社交下手。

ある日,そんな彼女の生徒たちの即興劇を見たグラハム・ビリングス刑事(ショーン・ビーン)は,カットに潜入捜査への協力を依頼する。そうして,違法タバコの取引を暴くミッションをすることになったカット,マーロン,ヒューの3人。ところが,冷酷な麻薬ディーラーを演じ過ぎたせいで,いつの間にかロンドンの裏社会へ深入りすることに。フライ(パディ・コンシダイン)に引き合わされ気に入られた3人は,生き残るために役になりきり続けなければならなくなり,ついには犯罪組織のボスであるメトカーフ(イアン・マクシェーン)との命がけの対決に発展してしまうのだったが…。

冒頭に名言として挙げられる
Improv Comedy is like going into battle.
(即興劇とはまさに戦闘だ)
If you want to kill, you have to be willing to die.
(客をねじ伏せたくば,命を懸けろ)

の言葉が,ちゃんとストーリーに繋がっている。ちょっとハチャメチャで,ちょっとスリリングで,ちょっと沁みてくる,でもとても良いバランスでまとまったアクション・コメディだ。

ショシュ役のソノヤ・ミズノは日系イギリス人の女優&モデル。個人的には『エクス・マキナ』のキョウコ役で印象深い。この作品でもなかなかに良い存在感を見せてくれる。


映画クタ評:★★★★


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