プラダを着た悪魔 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Devil Wears Prada
監督:デヴィッド・フランケル
キャスト:アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ/エミリー・ブラント
配給:20世紀フォックス
公開:2006年11月
時間:110分




今夜紹介するのは,2003年に発表されたローレン・ワイズバーガーのベストセラー小説を原作にした『プラダを着た悪魔』。著者のワイズバーガー自身も,女性向けファッション・ライフスタイル雑誌『ヴォーグ』で編集長アシスタントをしていた経歴を持っていて,彼女の実体験や,カリスマ編集長がモデルになっているとされる。悪魔のような上司の下で前向きに頑張る主人公の姿が同世代の女性から支持を受け,アメリカ国外でも人気となり27か国語に翻訳,日本語版も発行されている。

映画版は,編集長ミランダ役をアカデミー賞女優のメリル・ストリープ,主人公アンドレア役は『プリティ・プリンセス』(ブエナ ビスタ)シリーズのアン・ハサウェイが演じ,2006年に公開された。原作のテイストを踏まえた愉快な仕上がりで,興収3億2000万ドルを越えるヒット作となった。監督は『セックス・アンド・ザ・シティ』や『バンド・オブ・ブラザーズ』などのHBO作品で演出を務めたデヴィッド・フランケル。

大学を卒業し,ジャーナリストを目指してニューヨークにやってきたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)。オシャレに疎い彼女が向かった先は,全世界の女性が憧れる一流ファンション誌“RUNWAY”の編集部。次へのステップになればという程度に考えていたアンドレアだったが意外性を買われ,カリスマ編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントとして働くことになる。だがそれは地獄の始まりだった。

早朝からシニア・アシスタントのエミリー(エミリー・ブラント)に叩き起こされ,ミランダには高度な要求を次々と命令される。いつしかアンドレアの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイト(エイドリアン・グレニアー)ともすれ違いが続いてしまう。そんな時,ミランダの右腕を務めるファッション・ディレクターのナイジェル(スタンリー・トゥッチ)から自分の甘さを指摘され,意識が変わるアンドレアだったが…。

働く女性にとって大切な3大要素“恋+仕事+ファッション”を全編に散りばめながら描かれていくのは,人生のレッスンを受けるアンドレアと,カリスマ編集長ミランダの関係性の変化。見る側は,周囲のスタッフを含め自分のキャリアに近いキャラに共感しながら,物語を楽しんでいけるだろう。その中で,仕事に大切なのは,何を求められているかを見極めることだ,という真理を浮かび上がらせるストーリーは,明日からの自分を輝かせるヒントになるかもしれない。


映画クタ評:★★★★


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『プラダを着た悪魔』
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