ミニオンズ フィーバー | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Minions: The Rise of Gru
監督:カイル・バルダ
キャスト:スティーヴ・カレル/タラジ・P・ヘンソン/ミシェル・ヨー
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2022年7月
時間:88分




今夜紹介するのは,イルミネーション・スタジオの人気3DCGアニメ・コメディ映画『怪盗グルー』シリーズに登場するミニオンたちを主人公にしたスピンオフ作品『ミニオンズ』の続編。コロナの影響で,前作から7年ぶりの公開となった。監督は引き続きカイル・バルダ。原題の『The Rise of Gru』は「グルーのはじまり」位の意味。

1970年代。最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたちは,大悪党を夢見る11歳の少年グルー(スティーヴ・カレル/吹替:笑福亭鶴瓶)を“ミニボス”として崇拝し,彼のもとで悪事をはたらく日々を送っていた。そんな中,憧れの極悪チーム“ヴィシャス・シックス”で仲間割れが起こり,伝説の悪党でリーダーのワイルド・ナックルズ(アラン・アーキン/吹替:市村正親)が追放され,新しいメンバーを募集すると知ったグルー。さっそく新リーダーとなったベル・ボトム(タラジ・P・ヘンソン/吹替:尾野真千子)の面接を受けに行く。

しかし,面接で子ども扱いされたことに反発したグルーは,“ヴィシャス・シックス”が手に入れたばかりの伝説の石“ゾディアック・ストーン”を盗み,追われる立場となってしまうのだった。さらに,同じく石を求めるワイルド・ナックルズが現れ,グルーは誘拐されてしまう。“ミニボス”の一大事に立ち上がったケビン,スチュアート,ボブは,偶然出会ったカンフーの達人マスター・チャウ(ミシェル・ヨー/吹替:渡辺直美)に弟子入りし,ミニボス救出のため修行に励むのだったが…。

前作『ミニオンズ』のエンディングから繋がる物語だが,ガジェットの登場時期など,細かい部分にツッコミを入れてはいけない。ミニオンたちの勢いと可愛さに身を任せ,70年代サウンドにノッて,とにかく積極的に楽しんじゃおう!

↑物語のカギを握るのは,シリーズ初登場となるミニオンの“オットー”。チラリとのぞく歯の矯正ワイヤーがチャームポイントの“ちょっとドジ”なミニオンだ。グルーとミニオンたちの絆を描く“はじまりの物語”は,随所にシリーズ第1作『怪盗グルーの月泥棒』に繋がる伏線や,シリーズの重要人物との出会いも語られ,グルーがやがて「月を盗む」という大望を抱く理由も明かされることになる。


オープニングのお楽しみ映像として,製作会社“ILLUMINATION”のロゴから,赤い文字を抜くという発見マジックも見せてくれる。来年公開予定の次作は何と『スーパーマリオ』。また,『怪盗グルー』シリーズ第4弾も,2024年の公開が予定されている。


映画クタ評:★★★★


右矢印ミシェル・ヨー作品まとめ

右矢印スティーヴ・カレル作品まとめ

右矢印尾野真千子作品まとめ

右矢印市村正親作品まとめ

右矢印笑福亭鶴瓶作品まとめ

右矢印渡辺直美作品まとめ

右矢印『怪盗グルー』シリーズ作品まとめ