ハマムでモダンアート鑑賞 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

先日、とっても素敵な展覧会照れに行ってきました。

 

なんと会場は、16世紀に建てられ、13年にわたる修復工事が今年終わったばかりの、

ゼイレク・チニリ・ハマム Zeyrek Çinili Hamamです。

 

※ハマムとはイスラム圏に普及したスチームバスの公衆浴場のことです。

 

 

古いハマムがカフェなどに利用されることはあるけど、アートの展示場にするとは斬新な❗️

 

さっそく入ってみると、男性用🚹ハマムのロビーに当たるホール(soyunmalık)からして、なんともエエ感じです。

 

 

 

そんな空間に、これまたなんとも面白い作品👀が展示されてました!

 

 

 

立体的&重なっているように見えるけど、ピアノ線に通した灰色の粘土玉を、玉のれん🍡のように一列にぶら下げているだけなの❗️びっくりハッ

 

 

 

つづいて、浴室とロビーの中間にあるスペース(ılıklık)に入ると……素敵ぃ〜‼️

 

 

 

ハマム特有の星形の天窓🌠と、アーチ天井、床や壁の大理石とアート作品が、なんと美しいハーモニーでしょうか✨

 

それにしても天窓のガラスをブルーとピンクにするなんて、可愛すぎでしょうッラブラブ

 

 

 

さて、ハマムのメイン浴室(sıcaklık)を覗くと……おおおおお〜キラキラ

 

 

 

ものすごく綺麗に修復されたんですねぇぇ。

 

 

 

チニリ  ("タイル張りの"の意)」の名の通り、昔は壁の半分くらいがタイルで覆われていたらしいのですが、今残っているのは正面の六角形のタイルパネルだけ。

 

 

 

 

修復時に大量に出てきたタイルの破片は、併設の博物館に展示されていました。

 

 

 

花形の大理石を組み合わせてあって可愛い🌸床も、ボロボロだったものから修復されたようです。

 

 

 

中央のギョベック・タシュと呼ばれる台には、ハマムが気持ちよくて抜け殻になっちゃった?なアート作品が横たわり

 

 

 

この台を取り巻くように並ぶ洗い場スペース🛀にも、アートが展示されていました。

 

私はこの作品がなんだか好きでした。ありきたりのようだけども、なんかね。

 

 

 

 

づづいては隣の建物、女性用🚺ハマムです。

 

 

 

女性用のホールには、オリジナルの建物の壁画がかなり残っていました。

 

そういう古いものと現代アートのコラボ、イイ‼️なんという贅沢でしょうか。

 

 

 

こちらのメイン浴室はこんな感じ。

 

 

 

さらに展示は、ハマムの地下にある、12世紀のビザンツィン時代の貯水池にも続いていました。

 

 

 

ビザンツィン時代の地下貯水池みずがめ座はイスタンブル旧市街のあちこちにあって、地下宮殿とシェレフィエと呼ばれるものが有名ですね。

 

 

 

 

ここの地下貯水池はトンネルのようになっていて、

 

 

 

なんと❗️奥の壁には、誰がいつ何のために描いたか不明という、帆船⛵️の絵が残ってましたびっくり

 

貯められた水を海に見立てて船を描く……なんてこと、おしゃれなローマ人ならやりそうだよね。

 

 

 

いやぁ、ハマムの建物も楽しめたし、アートも好みのテイストだったので、とっても心満たされる時間ラブラブを過ごせましたデレデレ

 

ちなみにこのモスク、今後は観光客向けの高級ハマム✨として営業開始するそうです。

 

 

 

こんな素敵ハマムですが、建っているのは精肉のカホリ立ち込める🥩、ファーティヒのゼイレク地区。

 

そう、私が時々行く、東トルコの食材店やレストランが並ぶ、だいっぶディープな場所ニヤニヤ

 

 

 

 

ハマムのすぐ向かいに、羊の枝肉に薔薇の花🌹を飾る、不思議な肉屋さんとかありますからねニヒヒ

 

注⚠️枝肉の画像が出ます。苦手な方はスクロール禁止✋

 

 

 

 

 

なぜ、そんなトコロに薔薇🌹なのよ、おじさん……🥀💦

 

 

 

このエリア、オスマン帝国時代は馬🐴市場があったらしいです。

 

そんな市場で働く人たちが、何百年も汗を流しに通ったハマムだったのかもしれないですねぇ。