エユップ・スルタン散策 | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル
 

まだ夏日が続く秋の日、所用がありエユップEyüpに行ってきました。

 

預言者ムハンマド(saw)の、教友(サハーバ)であり支援者(アンサール)だったアブー・アイユーブ・アンサーリーの廟 エユップ・スルタンEyüp Sultanがある、イスタンブル最大の聖地🌙です。

 

 

 

エユップは、アブー・アイユーブの「アイユーブ」がトルコ語風に訛ったもの。

 

 

 

預言者の教友や支援者はみな大事ですが、この方はコンスタンティノープルの包囲戦(7世紀)で殉教したのもあって、

 

のちの15世紀に、イスラーム世界の悲願🙏であったコンスタンティノープルの陥落✨を成し遂げたオスマン帝国にとって、特別な存在だったのでしょうね。

 

オスマン帝国の歴代スルタン👳‍♂️は、即位や凱旋の際にここを表敬訪問するという伝統がありました。

 

 

 

今でも、国内外から善男善女ムスリムがやってくる、いわばパワースポット✨みたいな場所ですが、

 

私もトルコ東部大地震のあとの気持ちが塞ぎこむぼけー日々の中、フッ気づきとここのことが思い浮かんで、無性に行きたくなったんです。

 

ここの空気を深く吸い込むと、不思議と心のしこりがほどけていくにっこりような気がしたものです〜。

 

 

 

結婚や妊娠の節目だったり、素晴らしいイズニック・タイルを見るためだったり、なんだかんだ毎年1、2回は来ていますが、やっぱり時々来ると良いですね。

 

 

 

霊廟の向かい側にあるエユップ・スルタン・モスクEyüp Sultan Camiiは、煌びやかというよりは荘厳な感じ。

 

 

 

宮殿の敷地内や街中のモスクと違って、聖地のモスクですから、ちゃらちゃら飾り立てずにこんな感じの方がしっくりくるのかもしれません。

 

 

 

霊廟とモスクの間にある大木🌳は、15世紀にこのお墓が発見された際、目印に植えた苗木が大きくなったもの、と言われてるらしい👀

 

 

 

廟のすぐ横にあるお墓は、キプロス島をオスマン領にした将軍、ララ・ムスタファ・パシャのもの。

 

 

 

この地で永遠の眠りにつきたいと思う人は多いようで、周囲は広大な墓地になっていて、

 

オスマン帝国の皇族や貴族、軍人、絵師、詩人、文豪、商人など、イスタンブルの歴史を生きた様々な人のお墓が並んでいるんです。

 

いつか丸一日かけて、ここのお墓を隅から隅まで眺めてみたいと思ってますが(え、変かしら?😅)、なかなか実行しません。

 

 

 

面白いところだと、1777年創業で現存するトルコ最古の民間企業、菓子店ハジュ・べキルHacı Bekirの創業者、アリ・ムヒッディンさんのお墓。とかね。

ほら、墓巡りしたくなったでしょうッ?!

 

 

 

 

霊廟の敷地のすぐそばには、コンスタンティノープルが陥落した直後の15世紀に造られたハマムがありますが、

 

近年それが修復されて博物館になったらしいので、入ってみました。

 

 

 

エユップのお土産としては、トゥルンバという、揚げたチュロスみたいなドーナツをシロップに漬けたお菓子が有名なのですが、

 

これ、美味しいんですが、カロリー爆弾💣すぎて、最小ポーションの箱でも毎回食べきれない💦

 

 

 

子供のオヤツ用にクッキーでも買うかと入ってみたパン屋さんが、ビンゴ‼️

 

クッキーや菓子パンも上手だけど、私が好きなサワードウのパンの出来がよくて、毎日買いに来たいレベルでした。


 

 

エユップの新たな魅力をまた発見✌️

 

また近いうちに、パン買いがてらエユップ詣でに来ちゃいそうな予感ですウインク飛び出すハート