スピルバーグとのコラボレーションアルバム最新版です。

スピルバーグ案件の記事はこれで一段落。

次回のスピルバーグ案件記事はディスクロージャー・デイのサントラ発売後!

 

ジョン・ウィリアムズ&スティーブン・スピルバーグ:アルティメット・コレクション 

 

 

これは2017年に発売されたコンピレーションアルバムで、

スピルバーグとのコラボレーション・アルバムとしては1995年以来22年ぶりのリリースとなりました。

 

アルティメット・コレクションと銘打っている通り、1枚単品のリリースではなく、

過去2作品もセットでパッケージングされたCD3枚+DVD1枚のセットアルバムとなっています。

 

 

Disc.1

 

Disc.2

 

そしてDisc.3スピルバーグ/ウィリアムズ・コラボレーションPART3と銘打たれ、

1996年以降の作品からを中心に選曲されています。

音源はレコーディング・アーツ・オーケストラ・オブ・ロサンゼルスの演奏による新録。

指揮はもちろんジョン・ウィリアムズ本人

 

 

なお、当然ながら本アルバムリリース後に公開された作品のサントラ曲は含まれていません。

・ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年)

・フェイブルマンズ(2022年)

 

また、3枚のコラボ・アルバムを経て、

残念ながら全曲スルーされた作品は以下の4作品となります。

・世にも不思議なアメージング・ストーリー(←まぁわかる)

・ロスト・ワールド(←まぁ入らんか)

・A.I. (←どうして・・・)

・宇宙戦争(←パッとする曲無いしな)

 

 

そして本アルバムにはDVDが1枚同梱されておりまして、

Disc.3の収録の経緯等が収録風景を交えながらジョン・ウィリアムズとスピルバーグにより語られる24分の動画が収録されています。

 

 

 

Disc.3の曲目

 

 

1.マットの冒険 ~インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 

2008年に19年ぶりに公開されたインディの新作より、

インディの次世代を担うと思われた青年、マットのテーマです。

景気が良く底抜けに明るい曲です。

ただ、レイダース・マーチとの明らかな違いは、ものすごく口ずさみ難い事です。

 

 

 

2.アフリカよ、涙を拭いて ~アミスタッド  

1997年公開の史実系映画。

奴隷船に乗せられてアメリカに来た黒人たちの人権に関する裁判の記録です。

大人と子供の混成合唱がメンデ語でアフリカの誇りを歌います。

 

 

  

3.BFG ~BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

2016年に公開された、ファンタジー映画です。

曲もファンタジーそのもので楽しい事この上ない。

この曲はエンド・クレジットです。

 

  

   

4.何人に対しても悪意を抱かず  ~リンカーン

リリースされているジョン・ウィリアムズのトランペット協奏曲の独奏も務めるトーマス・フーテンのトランペット・ソロによる2012年の作品です。
偉大な大統領。
アメリカが誇り高く誠実な国だった頃の偉大な大統領の名言をそのまま曲名にしています。
 

  

  

5.決闘 ~タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密 

2011年のアニメーション映画のエンド・クレジットです。

劇中ではハドック船長の祖先とレッド・ラッカムとの剣技のシーンに付けられた勇ましい曲です。

コンサートでも演奏される2010年代の御大の代表曲。

 

  

   

6.新たな始まり ~マイノリティ・リポート

2002年公開の作品のエンディングです。

陰謀に巻き込まれた主人公、アンダートンに対する労いの様な、

穏やかな曲。

  

 

 

アルト・サックスとオーケストラのための逃奏曲

~キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

 7.第1楽章:包囲

 8.第2楽章:揺れる心

 9.第3楽章:歓喜の飛翔

 

2002年公開の史実系映画。

舞台の年代に合わせて御大が27年ぶりに全編ジャズ・テイストで作曲した意欲作。

それをアルト・サックス、ヴィブラフォン、ウッドベースの3奏者をフィーチャーした3曲の組曲に仕上げました。

逃奏曲というタイトルがウィットに富んでいて良いです。

原語だとEscapades。エスケープの活用形ですね。

これは今世紀のシンフォニック・ジャズの代表作となるでしょう。

 

 

 

10.マリオンのテーマ ~レイダース/失われたアーク《聖櫃》

唐突に古い映画ですが、クリスタル・スカルの王国でマリオンのテーマを再登場させたので、

ここらでリバイバルといったところです。

前2枚のアルバムにも未収録でしたからね。

良いと思います。

1981年、筆者の生まれ年の作品です。

 

 

 

11.戦没者への賛歌 ~プライベート・ライアン

1998年の名画よりエンド・クレジットです。

本作のメイン・テーマのような扱われ方ではありますが、エンド・クレジットまで一切流れません。

これは明らかに作曲者の意図するものであると思われます。

ジョン・ウィリアムズによる戦没者に対する賛歌です。

 

 

 

12.1912年、ダートムア ~戦火の馬

2011年公開の第1次世界大戦を描いた映画です。

雄大な草原を駆ける馬を描写しています。

劇中では冒頭シーンに流れる曲です。

 

 

 

13ヴィクターの物語 ~ターミナル

2004年の作品。

クラリネット・ソロによる東欧風のテーマ曲です。

 

 

 

14.平和への祈り ~ミュンヘン

2005年公開の史実映画。

イスラエルとパレスチナとの抗争を比較的フラットな立場で描いていると思われる作品。

これは今の時世だからこそ見ておくべきかも知れません。

ただただイスラエルがろくでもなく見えてしまうだけかも知れませんが。

ジョン・ウィリアムズの音楽は心の底から平和を願っているように聴こえます。

 

 

  

15.移民と建築 ~アンフィニッシュド・ジャーニー

1999年末のミレニアム・イベントで上映された短編映画のBGMとの事。

その作品を観る方法が無いので詳細は不明です。

ソルトレイクシティ冬季オリンピックの際に発売されたアルバムに収録されています。

 

 

 

16.何人に対しても悪意を抱かず 

 [オルタネイト・ヴァージョン]
~リンカーン

4トラック目の曲のトランペット・ソロじゃないバージョン。 

 

 

以上です。 

あとはディスクロージャー・デイの公開を待つのみ!