今月末、待ちに待ったインディの新作が公開になります。

 

老インディがどんな活躍を魅せてくれるのか非常に楽しみですね。

 

そこで今月はインディ・ジョーンズシリーズのサントラ解説月間とします。

 

もう11日ですけど。

 

譜起こししてから記事書くので更新ゆっくり目となります。

 

 

では、まずは1作目から!

 

レイダース/失われたアーク<聖櫃>

 

うーん?

Amazonのは曲目が少なかったりプレミア付いてたりで

お勧め出来るの無いですね。

 

iTunes Storeで買うのが良いんじゃないでしょうか。

なんか手元の盤より3曲多いし。

 

 

それかBOOK OFFで探して下さい。

10軒くらい回れば多分あると思うので。

 

オンラインのは在庫切れでした。

 

 

 

 

さて、インディ・ジョーンズ・シリーズと言えば外せないのがこの曲。

 

 

 

レイダース・マーチですね。

 

血湧き肉躍る曲ですよね。

 

テンション上がります。

 

 

これはですね、映画観たあとに鼻歌で歌いながら映画館から出てこられる曲。

 

というコンセプトで作曲されてます。 

 

我々、まんまと策にはまって鼻歌で歌いますね?

 

 

で、スピルバーグからのそんなオファーにジョン御大が用意したのは

2つのメロディでした。

 

そして完成したのはその2つを合体した曲です。

 

上記動画の楽譜内に[A]と[B]書いといたので確認下さい。

 

 

最新作のインディでも当然ながらこの曲が鳴り響くことでしょう。

 

予告編でも既に流れてますからね。

 

 

1作目で流れる、その他の重要メロディはあと2つ。

 

本作のヒロイン、マリオンのテーマ

 

優美ながらも芯のある強い女性のイメージを抱かせるメロディですね。

 

彼女は常に上昇志向なんですね。

 

メロディラインも常に上昇しており、

たまに下がるときは臨時符号で♭付いてますね。

 

明らかにそこでメロディは終われない訳で、

決して下がって終わりはしないんですよ。

 

そして、この曲ハ長調ですが最高音の“ハ”で終わる。

上がり切って終わる。

 

いやぁ、改めて分析するとうまく出来てますね、このメロディ。

 

 

 

本作のキーアイテム、聖櫃(アーク)のテーマです。

 

うーん、無調性!

 

アークは神秘的な物ですからね。

 

人知に及ばない存在ですから、そんな存在に調性など無用。

 

まぁ、私が調性を見出だせていないだけかもしれませんが。

 

 

 

次に楽曲解説に移りますが、流石に全曲解説はしません。

 

抜粋で行きます。

 

 

メイン・タイトル:1936年、南米

 

インディがスクリーンに初登場。

 

シリーズのアイコンともなっている黄金の像を

そーっと 盗みに 保護しに行きます。

 

緊張感あふれる曲になっています。

 

 

ペルーからの飛行

 

襲いくるホヴィト族から逃避!

ここでレイダース・マーチも初登場。

 

軽快に流れるレイダース・マーチに乗せて地図上の航跡を辿るという、

シリーズ全体のフォーマットともなっている曲です。

 

 

砂漠の町カイロ

 

これも地図の航跡を辿るシークエンスですが、

マリオンが合流したのでマリオンのテーマが軽快に流れます。

 

とてもわかりやすい。

 

 

バスケット・ゲーム

 

シリーズ全体の方向性を決定づけたと言っても

過言ではないコミカルなシーン。

 

街角にあったカゴに身を潜めたマリオンですが、

そこいらじゅうカゴだらけなのでマリオンどーこだ?

 

途中唐突に大仰なオリエンタルなメロディでホルンが咆哮します。

アラブの剣士が大仰な剣を振りかざして決闘を挑んでくるシーンですね。

 

しかしながら今はコミカルやってるんです。

 

空気読めよとばかりにピストル1発で一蹴するインディ。

 

これぞインディ・ジョーンズというシーンですが、

この時ハリソン・フォード体調悪くて

アクションを演じる元気が無かっただけらしいですね。

 

ハン・ソロの“I know.”といい、これといい、

ハリソン・フォードの名シーンというのは彼のアドリブ由来が多いですね。

 

 

マップ・ルーム

 

アークが隠されている場所の核心に迫るシーン。

 

アークのテーマが幽玄に流れます。

 

 

飛行機の戦い

 

ごついプロレスラー的な大男との肉弾戦。

 

この時のハリソンは元気です。

 

レイダース・マーチも鳴り響きますね。

 

 

砂漠の追跡

 

これは8分に渡る長いアクションシークエンス。

 

ジョン御大の真骨頂。

 

アクションに合わせて曲を展開していきますが、

曲だけ聞いていても全く飽きない。

かといって画面を邪魔しない。

 

トランペットが叫ぶ!

ホルンが吼える!

トロンボーンが煽る!

レイダース・マーチが轟く!

 

これはもう、完璧なインディ・ジョーンズですね。

 

 

マリオンのテーマ

 

インディおなじみのその作品のヒロインといちゃこらするくだり。

 

これはまぁ、お手本にしている007のオマージュでしょう。

 

ボンド先輩も大概ですからね。

 

でもこれがまさか4作目の伏線になるとは思いもよらないですね。

 

 

ナチス・ドイツ軍の潜水艦/敵のアジト

 

航行中の船がナチスの急襲に遭い、ピンチに陥る一行ですが、

さすが我らがインディ、ナチスの潜水艦に泳いで渡って潜入します。

 

一行の歓声たるレイダース・マーチが爽やかに鳴り響きます。

 

これはもう我々の心のレイダース・マーチも轟くってもんです。

 

 

聖櫃の奇跡

 

遂に聖櫃が開かれます。

 

トランペットが聖櫃のテーマを咆哮。

 

美しい霊魂的なものが現れますが、

やがて恐ろしい怨霊的な姿に変貌してナチス軍を襲います。

 

そしてフルオーケストラの聖櫃のテーマと共に

聖櫃は再び閉じられます。

 

最後にマリオンと2人無事に生き残り、めでたしめでたし。

 

 

政府の倉庫

 

マリオンとのエピローグのあと、

政府の巨大な倉庫に聖櫃は隠されます。

 

これも4作目で伏線回収されましたね。

 

 

エンド・クレジット

 

レイダース・マーチ!

 

もはやエンドクレジットのレイダース・マーチが聴きたくて

映画館に行くまでありますからね。

 

ここはレイダース・マーチ流してくれないと。

最新作でも当然流れるでしょう。

 

 

そしてその次に流れるのはマリオンのテーマ。

 

これも当然。

 

 

そして最後に再びレイダース・マーチで締めくくります。

 

再現部ですね。

 

ソナタ形式です。

 

スターウォーズのエンド・クレジットと同じですね。

 

 

 

1作目の解説は以上です!

 

次は魔宮の伝説ですね。

インド映画です。

シヴァ・リンガも登場しますね。

 

インディアナ・ジャイホー!