震災直後の客付き
三宮で震災にあってからしばらくして、退屈が訪れる。
ブラウン管の向こうからは、タブーに触れないよう配慮した放送が続く。
金や未来への保証は無いなりに、落ち着いた状況下で、そんな空気が嫌だった。
頑張れと励まされるのにもため息が出た。
ストレス解消の場が無いのだ。
お金を使うところが無いということの、辛さを初めて知る。
日が落ちると開いている飲食店も限られる中、いくつかのパチンコ店が営業を再開する。
もっぱら通ったのは、三宮高架のWとその北側にあるI、そして板宿のT。
Wではフリッパー、IではFビーチ、Tでは平和の二回権利物(失念)をよく打った。
今とは違う状況ではあるが、どこもエグイ営業ながら、溢れかえっていました。
低割ながら、比較的稼働が良いもしくは台粗を稼いでそうなのが、短時間勝負の機械とTSの低い機械。
短縮営業では、これが嵌るのではと思う。
もちろん、機械情勢が違うので単純に言えないが、花札低ベース・Sブン回しなんかは結果がでそう。
あと、モーニングの使い方も活用できると思う。(潜伏・高確)
また原点回帰で交換営業もありと思う。
暇を持て余して通ったが、一心不乱に盤面を眺めるお客さんは、何かを忘れたくて打っているようにも見えた。
実際の私がそうだったから、解る。
負けると思っていても、何も考えたくなくて遊技台と向き合う。
ひとつアイディアを。
一般景品交換専用コーナーなんか面白いのでは?
日用品を取り揃え、この時こそ還元営業に徹する。
銭金抜きでも、何かあったかい物に触れたら、お客さんは少し元気になると思う。
等価じゃない弱小店こそ喜んでもらうチャンスですよ。
こんな時こそ、知恵を絞って喜ばせて下さい。
西成の時
約20年前の大阪西成暴動の現場にいました。
当時の私は、いわゆる手配師という仕事をたびたびアルバイトでやっておりました。
勃発時近くに居た私と知人は、別の知人の土建関係業のワンボックスに乗り、現場に向かいました。
現場に付くと、溢れる暴徒とそこに加わろうと進む人波がありました。
やがてワンボックスに書かれた社名に気づいた何人かに投石を受けました。
あわててその場から逃れ、徒歩で現場に向かいました。
当時の民衆の不満や背景を多少なりとも、解っていましたのですが、暴徒の怒りは凄まじいものでした。
遠めに見ていた私とその群れに飛び込んで行った知人。
普通の人間と思われる方々も沢山います。
極限や興奮状態に陥る引き金と高ぶりの連鎖が、暴動の中にありました。
背景には、不満や鬱積などのストレスがあるのだと思っていました。
ストレスにさらされた集団の怖さ・狂気。
限界を越えたとき、理性や立ち位置を越えて、本能や感情で人間は動く。
多くの方々は、まだ冷静に判断できるのですから、最悪を想像してみて欲しい。
こちら側の人間があちら側なんて事も起こるのです。
そしてそんなエネルギーが渦巻く場では、弱者への配慮は蚊帳の外。
自分の置かれた立場が、どんな業界・会社であろうと、成り立ちから現在に至る大切な人を思い出して欲しい。
自分や他者を大切にすることと、会社や含まれる業界を大切に思うこと。
すべて一貫しない場合もあるでしょうが、すべて繋がっています。
過去~未来と同様に。
またすべてにおいて矛盾の無い思想や行動が取れないのも真理だと思います。
少しづつでも良く進むことが、矛盾の先の答えに近づく一歩だと思います。
その行動は、時に辛くのしかかることもあるでしょうが、折れそうな時、背中を押してくれる事もありますよ。
懸念
これだけの事態になっても、悪い奴はいる。
こんな事態だからこそとも言えるが。
思えば阪神大震災時は、仕込みゴト元年だったと思う。
知識や情報を持たぬホールに仕込まれた数々の不正部品。
現在の社会では、情報の見極めが大切で、見抜く目や選別する目が重要だ。
余談だが、常時ネットにさらされて情報に溺れた一部の人間には、特に安易な自己完結が多く思う。
これは、ある程度のネットスキルがあれば、大概の情報が拾えるところから来る慨視感なのだと思う。
実戦に欠けた、脳内完結はバーチャルなものにしか過ぎない場合もあり、想定外というものへの対応力が欠けるようにも思う。
話がズレたが、避難区域や停電区域であるからこそ、想像あれる窃盗以外の備えをお忘れなく。
警備の無い状態だからこそ、侵入+裏ロムへの対応を考える。
多くの被災した店舗のケースでは、悲しいことだが、内部犯行と思われるものも多いのです。
電力が無い状態であれば、原始的な手法も案外役に立つ。
扉への閂
島・遊技台へ梱包等で使用されるテープを一列に貼る(剥がれた形跡で開閉が解るようにする)
不在時にはハンディカムなどを設置し島を録画する(駐車場があれば車内に備えて入口を録画という手もある)
消火器が無ければ、ポリタンクやバケツでホール内に汲み置きを
拡声器が無ければ、ベルやメガホンを
店を守るという意識が重要なことは言うまでもないですが、普段とは違う備えも必要ですよ。