【まとめ】【評価】【感想】#09-13 響け!ユーフォニアム3 | じゅんぷーのブログ

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目次
#09
#10
#11
#12
#13
他シナリオ

 

#09『ちぐはぐチューニング』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

とにかく重い一話でした。オーディションの結果を受けて、部員のほとんどが何かに納得することが出来ずその矛先が滝先生に向けられ、そしてその言葉の一身を部長黄前久美子が背負ったような回だった。
全体の流れとしては、”ユーフォニアムメンバー→幹部と真由→3年生の意見→久美子vs麗奈”という流れ。起承転結の構成とはなっていなかったが、久美子vs麗奈に向けた組立がきれいすぎて泣けました。ピリピリしすぎてそれどころじゃないんですが(笑)。適した場面で適したメンバーの心中を描いたので整理しやすかったですね。メンバーが多い中で各ポジションでの価値観がよく分かった。そんないろんな価値観があるからこそ幹部たちの中でも意見が割れてしまい、部内に対してちぐはぐなチューニングをしている状態になったと理解しました。
さて前述の4パートに分けて振り返る。
(1)ユーフォニアムメンバー
オーディションの結果を受けて早速真由が座る位置で忖度を発揮。噛み付く奏という描写から今話は開始しました。いつも思いますが、真由は世渡りが下手すぎますね。まあそれを差し引いたとしても何も悪いことはしていないんだけども。そして全体練習の後、真由、奏の順番で面会をする久美子が描かれましたね。まゆに対しては怒りをあらわにしていました。先週の次点で怒りを出していましたが今話は開幕からフルスロットルな感じ。久美子はそれを理解しているからこそ今は一人にしてほしいと言いましたね。これが自身の実力不足を悔しがるものでないことは確かですね。で、次は奏。製作者さん…奏が加わったことで久美子は鬼に金棒状態になったんじゃなかったんですか??視聴者が望んでいた久美子&奏ではなかったですね。まあこれはこれでありなんですけど。本筋の話としては滝の選択に納得していないということだ。ユーフォメンバーの内2人はこの結果に理解を示していないことは確かですね。すっ飛ばしましたが、橋本先生の寒いギャグは良いと思います。誰にも刺さらないと思いますが(笑)。
(2)幹部と真由
一転花火。久美子のことを応援する後輩や、滝先生の編成変更に対して不満を口する後輩が登場しました。後輩目線では滝先生の結論に対して納得していないように見えました。麗奈としては滝の判断を信じるの一点張り。滝は何も悪くない。またこの場面には真由とつばめも描かれました。この花火の場面で麗奈とつばめの意見で合致していることがあった。それは真由が選ばれることに疑問を感じていないことだ。恐らくこれは部の総意であるのだと思う。真由の実力から久美子を差し置いて選ばれることは不思議なことではない。ただ、納得はしていないのだ。どこかで聞いたことのあるやり取りな気がします。そんな中でぐずる秀一。求がかわいそう。ここ最近登場するだけで株が上がる求に草生えるwww。話がそれた。ただね、ここの場面の真意がわかりかねる。幹部の中(麗奈と秀一)で滝先生の判断に対して意見が割れていることを示したかったのかな。そ、それにしても秀一は大人げないぜ(笑)。また、真由はつばめの部長を推す声が多いという話を受けて、久美子に対していつものを慣行するも一蹴される。多分これ以降真由がこの話を切り出すことはないんだろうなと感じた。
(3)3年生の意見
合宿が終わってもこの雰囲気は変わらなかったようだ。リーダー会議での議題は落選者のモチベーションについてと、部の雰囲気が重いということ。後者についてはどちらかというと幹部会での話だが。前者は麗奈と秀一が正面衝突する中で、久美子が折衷案的なものを提示。何の意味もない意見。で流れから雰囲気についてというところでリーダー会議から幹部のみの話し合いに移る。話し合いというか殴り合いだったが。麗奈の言っていることは秀一の言う通り正論だから、反論できないが納得することはしかねますよね。で、麗奈に意見を求められた久美子は目を右往左往させながら麗奈の言う通りだと思うと返すも、麗奈の琴線に触れたようですね。思いつく限りでは、一年生の時のあがた祭りにて周りと同じことをするのが嫌いという話で共感していた2人なので、それを否定するようなことを言われたことにショックを受けたとかでしょうかね。もちろんそれ以外にも思いつく要因はあると思います。また、リーダー層の意見はあまり聞けなかったが、オーディションのせいで部の雰囲気が重いということは言っていましたね。オーディションの結果云々には触れなかったけど、オーディションという方式が雰囲気をマイナスにしているということは間違いなく思ってそうですね。
その後はいつもの4人での殴り合い。4人とも絶妙な距離感過ぎて気持ち悪い。麗奈は口出しせず撤退したが、4人それぞれちゃんと意見を持っていることに感動した。良い作品だな。この時点ではみどりは滝否定、葉月は滝not否定。みどりが滝を否定するとは思っていなかったので私にとってはサプライズでした。
(4)久美子vs麗奈
殺し合いが始まった。この話し合いにおいて前提があまりに違い過ぎるので話すだけ無駄でしたね。多分久美子にとっての部長は部員の意見を取りまとめることと、滝と部員との懸け橋だと思っている。が、それに対して麗奈は”指導者”を最も理解している人と思ってそうかな??物語序盤で部長にプレッシャーをかけないように配慮していた姿を見せていた麗奈だからそうじゃないような気もする。麗奈の心情がシンプルに見えてよくわからない。またちょっとそれるが、久美子は部員のことをしっかり学生だと捉えていそうだが、麗奈は音楽団のメンバーだと思ってそう。
久美子が泣くのは姉電車・あすか先輩とのやり取り以来かな。麗奈もそこまで来たのか、と視聴者一同嫌な笑みを浮かべたに違いない。翌朝から当然別々の通学。悲しいけど、1年生の最初の頃に戻ったみたいで懐古厨はなんかうれしかったです。で、滝に話を切り出すところで次の曲が始まるのです。次回は全面戦争が起きそう。
長々と振り返ってしまった。疲れたし明日仕事なのでこれ以上書きたくない。
まず前回の流れから久美子と麗奈が喧嘩する残酷な展開になることは予想できなかった。ここまでシビアな展開になるのであれば、カットにカットを重ねるスピード重視の脚本はある程度理解できますね。この嫌な雰囲気を長引かせるのは視聴者に酷ですし、2クールの切りどころが難しそうですしね。このままどこに行きつくのかが全く読めない(笑)。それとは別にして冒頭で書いたように構成が本当にきれいだった。ステップを踏んで各部員の意見を部長と我々視聴者が聞き入れるのは秀逸そのもの。
ちなみに今話は花火の時のぐずる秀一がベストでした(笑)。
以上。

 

#10『つたえるアルペジオ』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

おかしな話ですが、第10話目にしてようやく私たちに馴染みのある「響け!ユーフォニアム」が顔を出したなと感じました。1話の中で凝縮した内容を提供してくれる秀逸な構成と、馴染みのある思ったことを口に出す久美子がいることがそう感じた要因でしょうかね(あすかがいたから懐古しているわけではないです多分)。全体構成については、”滝への相談と躊躇→幹部の衝突→田中あすかと中世古香織→関西大会”という感じ。それぞれ明確に分けられているので久美子の心理描写を順序だてて考えることが出来た。というか単純に滝→幹部→OGと相談し答えを出したうえで、最終的に部員全員に考えを伝えるという流れが建設的で好き。久美子も序盤から薄々気づいていたわけだが、何かをするのは自分だと気づいた瞬間は気持ちよかったですね。
それでは細かく振り返る。
***
(1)滝への相談と躊躇
遠回しに、編成を変えた具体的な理由を尋ねる展開。暗に滝を信じていないことを口に出しているようであまりに失礼。だが最も聞きたかったソリを変えた理由については口に出すこともできなかった。このパートは本作におけるアバンに当たる部分でのやり取りでした。なので尺も短い。前回のひきのやり方的に、このやり取りがきっかけで滝が部に何かを施すものかと思っていました。この短いやり取りの中でそうならないということは、別の要因が部に変化をもたらす必要があるわけですね。
(2)幹部の衝突
前回から判明していたことですが、オーディションごとに合奏練習のメンバーが変わる体制となり、練習中の雰囲気が絶望的。見かねた最上級生がどうにかできないかと幹部達に相談する展開から、オーディションは幹部が提案したことまで発覚するも滝の登場により部員全員を巻き込むやり取りは終了。ちなみに後の展開のためにコメントすると、この時久美子は自分の意見を発言していない。それは前回もそう。麗奈の意見と同じとか。で、その後の秀一と麗奈との掛合いに対しても久美子は、他の部員に聞こえるからと注意をした。とにかく部員に幹部の声が届くことを恐れているように感じますね。この時、真由が声をかけようとしていましたが、何を言おうとしていたのか理解度の浅い私にはわからない(笑)。
河川敷でのやり取りについて。滝に相談することを麗奈に提案する展開でした。私の考えとしては、麗奈は久美子に対して正答を持ち合わせていないが、どの行動が誤りであるかについては明確に示すことが出来る存在だと思いました。だから最後の問答で久美子に対して答えを示せないことはその実苦しかったのではないでしょうか。これによりその場を去ったものと私は考えました。で、前回のやり取りと合わせて久美子には最悪だと感じてしまったんでしょうね。
(3)田中あすかと中世古香織
麗奈と喧嘩別れしたことで本来なら最悪な気分になる視聴者一同のはずなのに今話はそうならなかった。今話は特別な仕掛けがなされていたからに他ならない。田中あすかが登場したのだ。コメントを忘れないうちに、、香織が良い感じに変わってなくてエロさを感じた。現場からは以上。で、久美子がはがきを持ってこの部屋に繰る時、それは麗奈と喧嘩した時だとズバリ予見してみせた田中あすかはユーフォ理解度、つまり久美子理解度が高い証拠。で、本題について。久美子が無責任に吐き出した言葉にあすかは響いた。その言葉で部員達に響かせるしかないんじゃないのか。私はあすかの考えをこう受け取りました。あすかは滝も、真由も何も言えない状況の中で部の雰囲気を変えることが出来る人間は久美子であることを瞬時に見抜いたんじゃないでしょうか。それを少しばかりの恥ずかしさを抱えながら、自身の過去を交えて伝えたんだと思う。
この後の幹部ノートのやり取りもよかったですね。久美子が滝に不信感を抱いていることも明記していたが、久美子が起こす行動に対しては秀一を肯定する形で同意をした。秀一の真似をした記述から、麗奈も否定をしたかったわけではないんだろうなと感じて好感度が上がりました。というか街を、橋をかける久美子・・・。そうかこの描写が一年生の頃を懐古させるのか。アニメ特有だと思うのですが、キャラクターが何かの為に必死に走る姿はこみ上げるものがありますよね。
(4)関西大会
残りの尺的に関西大会の演奏機会を失った北宇治高校吹奏楽部。そして視聴機会を失った画面の向こう側のみんな。何ですか、これ?
すみません、冗談が過ぎました(笑)。チューニング室に向かう前の真由の一言から彼女だけ全国大会を目指す理由が異なることがここで明確になりましたね。真由が吹奏楽をやっているのは好きだからとかそんな感じでしょうが、コンクールで全国を目指す理由はわからなかったんですが、他人のソリのためとか・・・しかもこのタイミングとか・・・(笑)。彼女の真意はこの時点では何もわからないです。
そして滝先生からのありがたいお言葉はスキップして、久美子の演説に移る。内容はいたってシンプル。どうしてオーディションの形式を変更したのかの説明とその謝罪、そしてわがまま。「ここにいるメンバーと、不満も戸惑いも全部吹き飛ばす、最高の演奏をして全国に行きたいんです。」このセリフが本当の本音。本当にただのわがままなんですよね(笑)。でも理路整然としたことより響くことってあると思います。久美子にはそういうことを現実にする力がある。部長になっても大事なところが変わってなくて私は素直にうれしかった。そしてそれを形にした黒沢ともよさんの演技は間違いなく神がかっていた。すばらしい。黄前久美子のキャストが黒沢ともよで良かった。1期からずっと感じていたことを今期ようやく感じた気がします(だいぶ失礼かもしれないですが)。そして当然演奏の尺はなく(笑)。でも演奏メンバーが笑顔で吹き終えた姿を見て、”不満も戸惑いも全部吹き飛ばす、最高の演奏”が出来たんだろうなと思いました。結果発表は出来レースなので次回に向けてワクワクドキドキは特にない。龍聖と立華も全国いけるといいなって感じ。
***
シリーズ構成は苦言を呈されても仕方ないと思いますが、今話の出来はそのシリーズ構成を考慮に入れつつ最高の脚本を書いていたなと手放しに称賛できます。ガルクラも含めて花田はやっぱりすごいなと思いました。それはさておき今話はやはり田中あすか。帰宅直後の眼鏡オフで髪の毛を巻いている姿には気圧されてしまいましたが、その後眼鏡を装着したことで私のHPは全回復しました。この作品はいろんな2人組(いわゆるカップリングともいう)が存在しますが、私は独特な距離感と関係性からあすかと久美子が最もお気に入りです。恐らく1年ぶりの対面なのにあの時と同じように掛け合えるこの2人の関係はやはり至高だと再認識できました。残念なのはOGはグッズ化されないだろうことか・・・(笑)。
あらためて今話で一年生の頃のユーフォを懐古できたのは、お馴染みのメンバーが全員不器用で、そのキャラ達の発した言葉を久美子がパズルのようにひも解く様があの時のそれと似ているんだと思います。
第6話から小さくない不安を感じていた本作ですが、関西大会を終え佳境に入るこのタイミングで不安を払拭できるクオリティを見せてきたなと感じています。残るは全国大会のみ!と言いたいところですが、そこに向けてもう一度オーディションがあります。真由との関係性についても決着はついていません。また吹奏楽以外の面としても久美子の将来については第7話以降全く手が付けられていません。残り3話でこれらを回収したうえで、アニメシリーズ内での自由曲の演奏まで作りこむことが出来るのだろうか・・・。
以上。

 

 

 

#11『みらいへオーケストラ』

  評価:14/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):4/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

前回とは打って変わってシンプルな内容であり大きなシナリオ進行のない回でしたね。
全体構成としては、”関西大会とソリ→進路と大好きのハグ→全国のソリスト→音大”といった感じ。結構難解な構成。関西大会でのソリと全国に向けてのソリ。北宇治カルテットにおける進路と音大という明確な進路。ソリと進路という今作における二つの命題がまぜこぜで展開された。加えて滝との会話や麗奈とのわだかまりの解消、麻美子との会話など、それ以外でも考えさせられる要因が多かった。これによって視聴者的につかみどころが難しい回となっていたことは間違いない。

わがままがテーマとなりそうな最後のオーディションですが、奇しくも時期も内容も2年前のあの時と近しいものがあります。あすかと同じ立場になった久美子が何を選択するのかには注目です。
また、音大への進路を完全に断った久美子。彼女の進路はこれで決着がついたということになるのか、それともしっかりと最後まで描き切るのか。松本や滝を見た久美子が教師という道を選択するという”あるある”な落ちの付け方はやめた欲しいところです。
さて残るはオーディションと真由の始末と全国大会ですね。気づけばだいぶ整理されました。全国大会の演奏はさすがに最終回に持って行くと思っています。なので次回はみっちりオーディションを持って真由とのやり取りに決着をつけてほしいなと思います。全国金賞を取ってそのまま終わるのはそれはそれで寂しいので、やっぱり久美子の進路についてはもう少し深堀してほしいのが正直なところですね。
以上。

 

 

 

#12『さいごのソリスト』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

3年間積み上げてきた部はしっかりと実力主義の形になったが、その結果、当事者たちは涙を流す結末でした。本来なら、主人公が不幸になることで視聴者的には詰まらんと思ってしまうと思います。事実関西大会の時は、理解しているが納得はできていませんでした。だがしかし、今回はすっと受け入れられましたね。久美子、真由、奏、麗奈の4人の目線でしっかりと描かれたのが大きいですね。合宿の時は麗奈の目線しかなかったと思います。そこに4話ほど重ねるうちに、久美子の本質が見えたり、奏がわがままになったり(笑)、真由の真意がわかったりと状況は大きく変わりました。久美子の変化に進路というテーマを掛け合わせたのは秀逸でしたね。なんだかんだ久美子が落選すると視聴者は「うっ」ってなるところですが、進路(音大)の迷いがあったことが原因となると、納得感につながりますよね。
さて、最後のコンクールメンバーが決まったところで残すところあと1話。つまり次回が最終回。全国大会の演奏が果たして披露されるのかとかいろいろ注目点が多いです。もはや金賞を取ることは確定しているも同然なので、久美子の進路や卒業とか、部の今後とかはどうなるのか気になるところ。また、次回の内容ではないけど、「響け!ユーフォニアム」がこれにてきっぱり終わってしまうのか、それとも何かしらの展開がされるのかとか。そういう面でも次回は注目です。
文句なしに面白かった、次回への期待値も相当高い。
以上。

 

 

 

#13『つながるメロディ』

  評価:15/15点

▶ 脚本(シナリオ+構成):5/5点

▶ キャラクター:5/5点

▶演出(作画+美術+音響):5/5点

 

  感想

堂々金賞を受賞してのフィニッシュ!。期待通りのクオリティ、内容で言うことなしでしたね。
さて全体の構成から振り返る。”その日以前→最後のコンクール→表彰→エピローグ”という感じ。エピローグとか書くと涙が出てきてしまう。この作品の後日譚とかあっていいのだろうか・・・一生続くシリーズだと思ってましたよ。冗談はさておき、自由曲の演奏が入るので当然変則的な構成でした。それもかなり。5日前から当日までが1日ごとに描かれましたね。これは面白い取り組みでしたが、それは同時に演奏の後にあまり尺を取っていないことを示しているようで寂しさがありました。ただ、各部員とのやり取りが描かれていたので見やすかったですね。そして演奏のあと表彰式があって、エピローグに続く形。今期は1話の中に必ず”久美子がもやもやする”描写があったのですが、この最終話にしてようやくそうはなりませんでしたね。
アニメ史に残る傑作がまた一つ終わってしまいましたね。当分は病みそうです(笑)。今話の振り返りはしましたのでシリーズについて振り返りましょうか。まず13話は短かった。やっぱり100%を出せていない感は否めないです。1期2期と比べると数段落ちると思います(それでも最高の作品なんですけど)。ただし、それと同時に真由とのやり取りが思いのほかねちねち続いたので、これを2クール続けるのもよろしくないのも事実なんですよね。難しいですね構成って。サンフェス、府大会、関西大会、文化祭、それぞれの進路、あすか、奏(次の北宇治)。もっと見たい描写が無数にあっただけにこのまとめ方に納得はできないですね・・・。先ほど書いたようにしょうがないのですが(笑)。また、プール回あたりから雰囲気の重たい回が続きましたね。そこが今シーズンの暗黒時代でしたね…。あそこで多くの人はモチベーションが低下したかもしれないですね。真由の真意を理解するのが難しいのに、ソリを辞退するの一点張りでしたからね。雰囲気悪くて進まないのは辛かった。でも物語が進行するのは一瞬でした。ダムが決壊するがごとく。第10話でしたっけ?あすかと話してからはすべてが動き出しましたね。そこからは雰囲気が改善されたしキャラクターの心理描写も活発になり見応えが出てきたのをすごく感じました。触れてなかったですが、序盤の沙里や求を回収する回は必要だったと思います。やっぱり1年生とのイベントは必要ですし、求未回収というのもきついし。結論妥当なシリーズ構成だったんじゃないでしょうかね。
終わってしまいましたね、「そして、つぎの曲が始まるのです」がないことがこんなに悲しいものとは思ってもみなかった。続編は期待できないですが、総集編のような映画化や、梓に焦点を当てた物語など響け!シリーズを終わらせないでほしいですね・・・!。
途中、構成的に険しいものがありそうな感じもしてましたが、ふたを開けてみたら傑作でした。素晴らしい作品をいつもありがとう京都アニメーションさん。今期の中で一番面白かったです!!
以上。

 

 

 

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