第1回目のupはジャズ界王道中の王道(と自分が思う)What a wonderful worldを紹介します。
この曲はある程度年令を重ねていれば一度は聞いたことのある馴染み深い曲かと思います。
若い方は今年の東京オリンピックのパラリンピックのフィナーレで聖火が納められるときに使われていたので「あ~あの曲!!」と思うかもしれませんね。
ルイ·アームストロングのハートフルな歌声に胸が熱くなった方もいるでしょう。
この曲は1968年にリリースされましたが彼が亡くなったのは1970年。晩年は心臓を患っていたそうですが彼の人生に対する深い愛情と感謝が表現されているようにも思います。
一方でこの曲の作詞作曲は音楽プロデューサーのボブ·シール。彼はベトナム戦争やケネディ暗殺、人種差別の争いなど、この時期のアメリカがかかえる諸問題を憂えて人々を癒やしたいという意図があったとのことです。作者の背景を知るとこの歌が悲しく響きますね。
いろいろな方がカバーしていて女性ではステイシー·ケントも可憐。日本でもたくさんカバーされてますが東日本大震災の時ボランティアのアーティストが現地で歌われていたのを覚えています。
そして歌詞ですがたくさんの方が歌い、そして和訳されてます。
私は口ずさむといつも深いきれいな空の色や広々とした自然の風景が目に浮かびます。でも場所は限定されなくてその色は見てる人みんなに共通なんだなと思います。異国の空の下でも、都会のビルの隙間からでも、家の庭先からも…そして戦地でも。
見上げれば同じ空。子供たちに託す想いもみんなが一緒。本当にみんなの心の故郷みたいなステキな歌だなぁって思うのです(◍•ᴗ•◍)❤
What a wonderful world
I see trees of green, red roses, too,
I see them bloom for me and you.
And I think to myself what a wonderful world.
緑の樹々も、真っ赤なバラも
私たちのために輝いているんだね
なんて素晴らしい世界なんだろう
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night.
And I think to myself what a wonderful world.
青く広がる空に浮かぶ白い雲
日の光は恵み深く、夜は聖なる暗闇がおおう
なんて素晴らしい世界なんだろう
The colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on th faces of people goin' by.
I see friends shakin' hands sayin' "How do you do"
They're really sayin' "I love you"
空にはきれいな虹の色が
通り過ぎていく人々の顔にも映っている
「こんにちわ!」って友達同士が握手しているけど
ほんとは「君のことが大好きだ」って
言ってるんだよ
I hear babies cry, I watch them grow.
They'll learn much more than I'll ever know.
And I think to myself what a wonderful world.
Yes, I think to myself what a wonderful world.
赤ちゃんが泣いてる その成長を見守るよ
自分よりももっとたくさんのこと
学んでいってくれるだろう
なんて素晴らしい世界なんだろう
ほんとうにそう思う
なんて素晴らしい世界なんだろうってね