クスノキの番人
東野圭吾を読みました
恵まれない生い立ちの玲斗（れいと）
父を知らず、母も亡くなって
祖母に育てられる。
不当な理由で職場を解雇されて
腹いせに会社に盗みに入り
逮捕されてしまう。
だが、弁護士が現れて依頼人の
要求に従うなら釈放されるように
はからってくれると言う。
玲斗はその申し出を受け入れ
釈放され依頼人に会いに行く。
依頼人は玲斗の叔母だという
人物だった。
叔母の要求は
「クスノキの番人」になること。
そのクスノキには
不思議な言い伝えがあり．．．
人生に期待していなかった青年が
叔母と出会い、クスノキの
言い伝えを通して多くの人と出会い
人生の意義を考え直していく。
クスノキはそこに訪れる人たちに
大きな転機をもたらし、玲斗は
初めて人と深く関わることで
変わっていく。
著者が公言しているように
「明日に希望を持てる」お話。
東野圭吾の真骨頂がここにある。
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