前回の選手よりも強そうではあるけど、まあ開幕戦で敗退する側の選手なんじゃないかな~という印象の選手たちをチェックしてみた。
■K1公式YouTubeより
パスカル・シュロス(Pascal Schroth)。
インスタのフォロワーが3万4千人となっていて、よくわからない外国人の割には多い方です。現在は国内でもここまでの数字に届かない選手が増えてきていますしね。
戦績はK1公式によると52勝17敗3分(32KO)となっていて、やはりムエタイベースだからか試合数に関しては多いです
過去の対戦相手を見ると、2016年~2018年あたりにスッサコーン(アラゾフに判定負け)に2回判定負け、ヨードウィチャに2敗(1KO)、そして2023年にクリスチャン・バヤとドローだったようです。
動画見ると判定の瞬間にかなり微妙な空気になっていて、何とも言えない雰囲気であります‥(笑)
■シュロスvsバヤ
前半はシュロスかドロー、後半がバヤという展開で5Rドローと。
ただ海外サイトを見るとデング熱に感染して入院して病み上がりの試合だったらしく、本調子ではなかったとの事です。バヤはRISEに出場したサモ・ペティに勝ってから5年ちょい判定で負けまくってる古豪ですが、オウヤン・フェンにも負けてますし、シュロスは見た目や仮面の雰囲気ほど強そうには見えないかな。
デング・シルバの方が強くてもおかしくない気はします。
シルバをシュロスやセマタさんに当てて強そうに見せてから、1回戦で和島やオウヤン・フェンと当たったりしてもおもしろそう。チェックするまでは少し期待してましたが、前回の①の中でまとめて良さそうな選手だと感じた😅😅
🚨コメント欄より追記🚨
シュロスは2018年にK-1のドイツ大会で優勝しているとの事です。
■fight24.tv
試合動画に関しては上記のリンクから全試合FREEで視聴可能。
準々決勝:Ivo Nikiforov戦で2RKO
準決勝:アルトゥール・シェーラー(Artur Scherer)戦で3RKO
決勝:Andrej Surenkov戦で1RKO勝ち
国内の新生K1ルールとかなり違って掴みからの時間に余裕がありますが、全試合KOで優勝していました。
決勝の相手はかなり消耗してたのか素人のオッサンのようにKOされてしまってますが、そのブロックで初戦敗退したのが現GLORYのシハード・アキパのようです。
そしてその優勝の後に、、
■Muaythaiguy.com
GLORYで対戦して勝利した中国人と再戦したら、抱え投げで頭から落とされて首の骨が折れたみたいなエピソードと、その試合動画です。
治療費を請求したらどうこうなんて話も書かれてて面白い。首の骨が折れた分で木村翔よりもヤバいですね。
ダリル・フェルドンク(Darryl Verdonk)。
戦績は11勝3敗(7KO)の元エンフュージョン王者。オランダでそこそこイケメンとなると、旧K1MAXでいうアルバート・クラウス枠ですね😃✋
近い階級のエンフュージョン王者は過去にK1にも出たイリアス・ブライド、去年に海人戦で来日する話があったモハメド・ジャラヤ、現在ONE70キロで戦っているモハメド・ブタザ、ONEと契約した話の後は音沙汰のないジョニー・リスコ、ONEを抜けたタイフン・オズカン、GLORY77キロ王者のエンディ・セメリア、このフェルドンクにTKO勝ちしているイリアス・ゾウガリーなど、中量級の元エンフュージョン王者はそれなりに実力が保証されている事が非常に多い肩書です。
■ゾウガリーvsフェルドンク
ONEやGLORYで結果を出した元Eunfusion王者に比べると1段落ちる印象は受けますが、開幕戦を勝ち抜く組み合わせになる可能性はあるんじゃないかなと思う。
イケメン+オランダ+エンフュージョンとなれば、決勝トーナメントにいれば華があると思うし。追加で発表される選手次第ですが、ベスト16の中でちょうど真ん中あたり、当落線上にいる実力の選手という印象。
こういう選手が継続参戦して実力&人気を付けていったのが旧K1なので、体制が変わってどうなるのか気になるところであります。あのキシェンコだって来日直後はHAYATOに負けてましたからね🤣🤣
まあ、当時のキシェンコとフェルドンクでは年齢が全然違うけども。
■K1公式YouTubeより
元GLORY王者のダビッド・キリア。
長らく世界トップ10には入る選手としてGLORY、クンルンファイト、ONEで戦ってきたビッグネームですが、ONEでエンリコ・ケール(現在GLORY1位)に勝ってからは戦績が振るわず、モハメド・ブタザ、タワンチャイ、そして今回のK1にも出るオウヤン・フェンにも先月負けていて、だいぶ下から突き上げを喰らってる状況になってます。
ちょうど今日で36歳、戦績は52勝16敗(18KO)となっていて、今回の出場者では最も世界の強豪と戦い、世界トップの舞台で戦ってきた男ですね。ちょっとボクシング言う高級かませになりつつあるけど、きっちり仕上げてくるなら開幕戦を勝ち抜く可能性がある・・ってか、勝てる相手に当てて欲しいけどな。
残りの4人次第でしょうが、キリアと誰を当てるのかはかなり興味がある
■ケールvsキリア(キリアの1RKO勝ち)
ケールは3月にベスタティとGLORYで王座戦が組まれています。
ジョーダン・ピケオー。
新生K1お馴染みの外国人で、現在世界トップであるアラゾフやグレゴリアンにはあっさり負けていますが、K1で久保に負けるまではそこそこ幻想が高まっていた印象ではあります。しかし、今回の開幕戦に出るワシリー・セメノフに海外で負けてしまい、怪我や試合枯れもあったりで、印象としてはピークを過ぎてしまった感が強いかな・・。
なにより和島がピケオー越えを果たしてしまったので、ここでピケオーがいいとこまで行っちゃうと、時計の針を戻された感が出ちゃう気もする
でも今回のメンツでもかなり強い方だと思うし、セメノフと再戦しても負けるとは言い切れないと思う。誰かがピケオーを派手に倒して凄い奴らが集まった感を演出できれば最高だろうけど、逆にビッグネームのキリアをピケオーが倒す事で、ピケオーも全盛期なら結構強かったんじゃね?って声を出されるのも面白いと思ったり。
旧K1MAX復活を願う人はピケオーがあっさり負ける新K1MAXになって欲しいという気持ちもあるだろうし、新生K1に思い入れがある人はピケオーが新生K1戦士として生き残って欲しい気持ちがあるかもしれないしで、誰に当てるかで新体制の方向性が見える存在なんじゃないかなと思う。実力的にはやはり真ん中より少し上だと思いますね。
続く。
残りは夜に帰ってきてから書きたい。