先週アベマTVで放送されたK-1 BEYONDの中で行われた60Kgトーナメントの感想です。
かなり遅れてしまったのでパパッとした内容で・・。

よくわからない格付け表が放送中に流れるのはなかなかおもしろかったです。
だってリザーバー=補欠のレオナが本選8名より評価が上ってギャグでしょ🤣🤣

アベマなりにわかりやすくした表なのかもしれません。

せっかくなんだから「宮田チャートor宮田番付」と称して、レオナの評価を最低ランクにした方がコントとしては良かった気がします。
ずっと試合してないし俺に刃向かって生意気だから最低ランク!ドンッ!って感じで🤪👍


ちなみに旧K1だと2005~2007年に優勝したシュルト(不人気)が2008年の韓国大会でアーツに怪しい判定負け。
さらには3連覇している王者シュルトをリザーバーにすらいれず、何としてもシュルトの優勝を防ごうというテレビ局&旧K1の執念を感じた年が2008年でした。同年は70キロだと魔裟斗vs佐藤&キシェンコの9-8事件があり、こっちは逆に何としても魔裟斗を優勝させようという思惑を感じとれました。

今回のレオナリザーバーの意図はわかりませんが、結果として3連続KO王者レミーvs過去に負けてるレオナが組まれるなら良い結果につながったと言える。
レオナは朝久兄に勝っていて、レミーは朝久兄に負けてるし、レミーにとっては間接リベンジも可能っちゃ可能だし😅😅


俺の優勝予想は横山かレミー・パラ、次いでホァン・シュアイルー、もしも本選出場があればレオナも・・という感じでした。
他はまあ厳しいだろうなって





■レオナ vs 天野

リザーバー決定戦では反乱軍(笑)の総帥であるレオナ・ペタスと、大幅な体重オーバーをかましてきたリアル反乱軍の天野君が激突。




■アベマ格闘Ch K-1 BEYOND(2025.5.31)

少しレオナの動きが鈍いというか、天野君の飛び込んでくるフックが当たりそうな感じであぶねーなと思って見てましたが、先にダウンを奪ったのはレオナ。なんだ心配し過ぎか~と思ってたら次は2人同時にダウンしてましたね🤣🤣

先に立ち上がったのはレオナで1RKO勝ち。
いきなり反乱軍総帥が負けてしまったら全ておじゃんでしたが、何とか勝利して反乱軍というしょうもない設定の延命が決まりました😅👍
 

 

■K-1海外公式のレオナvs天野





■横山vsイゴール・ベクレフ




以前から横山の入場曲(ウーバー)の中に入ってる大歓声が人気選手と錯覚してしまう効果でおもしろかったんですが、わかった上でネタとしてアベマのコメント欄で楽しんでる人と、本気で大歓声=客がたくさん盛り上がってると勘違いしてる人がいて、試合だけじゃない部分もおもしろいんすよね。

横山の相手はONE2勝でキック無敗のロシア人。
ONEムエタイルールでパンパヤックにも勝っている。


俺は、、

1R:10-10(やや横山)
2R:10-8で横山(腹に蹴りでベクレフダウン)
3R:10-8でベクレフ(横山がダウン)

3Rはダウンを取られた横山がマウスピースを吐き出すか何かして時間稼ぎと思われて仕方ないアクションをしてたのは残念。
実際の判定も28-28でドロー延長でした。

延長は本戦から腹を効かされてる印象だったベクレフが倒れて横山のKO勝ち。
ベクレフも良い選手なんだろうけど、横山はこのクラスに苦戦しちゃうのかって印象の試合でした。このクラスをあっさり片づけられるなら、トップ層と変わらない実力があるかも!?って評価になったかもしれない。

 


■K-1海外公式 横山vsベクレフ


 


■ダールマンvsホァン・シュアイルー

 

■K-1海外公式 ダールマンvsシュアイルー


海外軽量級のトップクラスとして名前を聞く機会の多い2人が1回戦で外国人対決。

試合は全体的にシュアイルーがパンチで押しててダールマンは期待外れというか、やっぱこんなもんだなって印象。幾つか映像を見てても強いと思えなかったしね。

1~2Rは10-10でもいいし、どっちかはシュアイルーかなって印象。
どちらかに付けるならどっちもシュアイルーでしょう。しかし少し油断したのか、3Rにダールマンの飛び膝がヒットしてシュアイルーがグラついてました。
ロープが無かったらダウンしてた可能性が高い

判定は29-29×3でドロー延長。
ダールマンはマジでこの膝1発だけで延命しましたね🤣🤣

延長は僅差だと思ったけど、やっぱシュアイルーの判定勝ち。
シュアイルーはボクシング技術が高めですが、旧K1MAXで活躍したアマボク出身のタツジのように倒せるパンチ力は無さそうだ。



■中島vsアリ・ラーマリ

アリはやっぱそこそこ良い動きをしてましたが、不用意なとこがあって終了間際にダウンを奪われ3-0の判定負け。
もっと経験を積んだり、環境が整えば強い選手になりそうですけどね。



■レミー・パラ vs 松山(反乱軍)





K-1で1勝1敗のレミー・パラは松山を1RでKO
膝にカウンターで1発打ち抜いて豪快なKOでした。軽量級外国人が日本人をKOすること自体が珍しいんで、これはかなり大興奮でしたよ。

と同時に、このパンチを見たらいけるなと思いましたね😄👍

 

 

■K1海外公式 レミー・パラvs松山




■準決勝 横山vsダールマン

なんと負けたダールマンが準決勝進出。

試合は横山があっさり1RKO勝ちで終わってしまいました。

シュアイルーの負傷、リザーバーのレオナも負傷(本当?)でダールマンが1日2敗でK-1世界3位の快挙





ダールマンが偉大な男たちと肩を並べる事になるとは・・。
ただ4R戦って敗退決定→2人も欠場となって急遽2試合目って、気持ちの切り替えが相当大変だと思うから、ここはダールマンが可哀想な気もしました。






■準決勝&決勝 レミー・パラ vs 中島、横山

そしてレミー・パラが準決勝で中島を2R、決勝では横山を2RKOで優勝。
これは軽量級キック史上最強外国人といっていい歴史的なトーナメントとなりました😭😭

武尊、レオナ、RISE勢が今回のトーナメントに出ても同じような勝ち方は無理でしょ。

ただこれさ、、


●今大会まで8連勝中だったレミー・パラは65キロでも戦えるレニー・ブラジをKO、原口とISKA世界戦をやった10連勝中のモンティーリョと65キロで戦って判定勝ち(10連勝は戦績に抜けが無い場合の話)

●朝久兄の次にレミー・パラに勝ったAchraf Aasila(2024年)はペポシにKO負けしている(2021年)。ペポシは現在65キロのGLORYトップ勢。

●レミー・パラに判定勝ちした朝久兄はジョージ・マラニアと63キロで対戦して1RKO負け(2025年)。このマラニアも65~67キロでも戦っていた事のある選手。


結局のところ、上の階級でもそこそこやれるヤツがパフォーマンスを落とさずに下の階級に来れば圧力をかけ放題で強いだけという結果になってる。
そらそうなんだけど、ここまで短期間にわかりやすく結果が出ちゃうと60キロの存在意義が問われるよな🤣🤣

その辺はキックの認定王座ってスカスカだから、60~65キロを短期間で行き来して王座獲得なんて、ボクシングじゃありえない現象が普通に起きてしまう、ダニエル・ピュータスも60キロ前後で日本&ONEで戦ってたけど、認定団体の王座は65~66キロで獲得してます。

今度のRISEで天心弟と戦うハマダみたいなやつもISKA・51.5キロの王座戦をやるのに現ISKA・57キロ王者だしな・・。
それだけアバウトな体重でも取れちゃうのがキック認定王座🤪🤪


ただしレミー・パラの場合は王座云々ではなく1年にも満たない期間で今大会を含めて11連勝。
今大会に合わせて仕事もやめたらしいし、使い捨ての踏み台に利用されがちな軽量級キック外人が日本人を3連続KOで優勝って痛快だなと思いました。相当気持ちが強くなければ、稼げず華やかな舞台もほぼない=ステップアップが望めない軽量級キック(海外)で強くなれないと思います。
だからホントに今回のパラは凄かったし、試合内容も今大会に関しては穴が無いと思いました。

まだK1に出るなら江川とか勝ちやすくて注目を集めそうなマッチメイクに期待。
おそらくレオナ戦だろうけど、少し温めて欲しいかな

60~61キロはレミー・パラ、スーパーレック(落とせるか?)、ロッタンの3強、次いでカリスマ武尊、レオナあたりなんだろうけど、パラが一番でもおかしくないようなインパクトのある3試合でした。