なぜ書くのか⑤(25/3/23) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

続きもの5回目です。

 

タイトル「なぜ書くのか」(小説、シナリオを)に対する私自身の答えは「楽しいから」、でもしんどくて嫌になることの方が断然多いと書いた。

 

創作をやめてしまった仲間もたくさん見た。

そうなる理由は私にも山ほどある。

 

だけれども、まだ書くことをやめていない私は、それらをクリアしたわけではなく、適度に折り合うことを覚えただけ。

 

やめたくなる理由を7つあげて、前回までそのうち5つにどう折り合ったかを書いた。

 

 

 

 

 

今回は6つ目「賞に落ちた理由がわからないので自分の欠点が直らないまま落選の繰り返し」問題を。

 

これは本当に厄介。

 

年一回しかない公募で落ちて、翌年同じ欠点を抱えてまた落ちたのに本人は気付かず、だから何年もその繰り返しが続いてしまう。時間ばかりがどんどん過ぎてしまうのだ。

 

殆どの公募は、選考に関しての問い合わせは受けられません、と募集要項に書いてある。

 

奇跡的に3次まで通過した、自分でも渾身の作だったときには朗報を期待したが、そこまで。

賞には届かなかった。

選評は受賞作のみだったので、そのときも自分の何が悪かったのかわからなかった。

 

たまたまその雑誌で活躍する作家さんの一人が知り合いだった。

それで「できればでいいから」と編集部に欠点を聞いてもらったことがある。

 

その答えは、その公募で他に同じようなネタの物語があったから、という。

欠点というより、タイミングの問題だった。

それじゃどうしようもない……。

 

私的には超頑張った作品でも、同じようなネタでもっともっと素晴らしい物語と被ってしまえば、それはそっちが選ばれるだろう。

 

でも、当人にしてみれば、1年間頑張って仕上げたのに単にタイミングが悪かった、という理由で葬られたら、何かもう自分は実力以外にもそういう運さえないのか、と絶望しかない。

 

まあ他にもきっと技術的な問題も多々あるはずで、でもそれは、落選のたび何が悪かったのかと知ることができたなら、もっとうまくなれたんじゃないかという気がしてしまう。

 

そして、現代ならそういう欠点を都度都度指摘してもらう方法はあると思う。

ネット小説のフォロワーさんだ。

 

こんな風にネット小説サイトがメジャーになる以前は、ほぼ一人孤独にパソコン(いやワープロの時代から)に向かうだけだった。

 

書き上げるのも読み直すのも一人。

それって本当に視野が狭くなって些細なことも見落としてしまう。

 

でも、第三者の目から見ればすぐに明らかになる点は割とある。

例えば誤字脱字。同じ表現の重なり。何故そういう展開になった? というストーリーの抜けなど。

つまり作者の独りよがり。

 

ひと言コメントでももらえると、「そうかそうだったのか」との気づきがあり、とてもありがたく拝聴している。

 

それ以上何をすればコンクール入選に近づくのかは、今のところやっぱりわからない。

けれど少しずつ欠点を潰していくことはできるようになってきたと思う。

まあそれでいいや、とゆっくり進むことにしている。

 

7つ目、「文章力など、才能がない実感から書き続けるのは無理な気がしてくる」についてはまた次回。

 

(了)



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