石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

1日●文字、または原稿用紙〇枚。そんな風にノルマを決めて書き進める作家さんの話をよく聞く。

 

私にはそれができない。

 

長編で、キャラやストーリーの方向性が決まっていて、べた書きエピソードを繋げていく段階であれば、私でも可能かもしれない。

 

でも、今現在、短編を主に書いていて、それは毎度新作で、当然ながらジャンルもストーリーも登場人物も背景もまるで違うもの。それを短期間に創り続ける場合は、書き進める以外が占める割合が大きい。

 

まずは、キャラを考える、エピソードを集める、バックグラウンドの資料を読む、等から始まり、で、その段階では1文字も書けないし、1枚も進まない。

 

大体のストーリーが見えてきたら、構成(起承転結)や視点(「私」等の一人称にするか「〇子」等の三人称にするか)を決めて、本文を書き始める。

 

書き始めてしまえば、8000字の場合は1~2日で一応Endマークがつく。で、読み直しておかしな箇所や流れの悪いところを直すことをくり返し、仕上がるまでに大体1週間といったところ。

 

とにかく、「こういう話を書こう」と決められることが大事で、それができれば一気に盛り上がっていくのだ。

 

でも、その「こういう話」がどういう話なんだかが見えなくて延々時間だけが過ぎていく、ということは結構ある。

その間は焦るし情けないし時間を無駄にしてる感が半端ない。

 

それと、1作書き上げてホッとした後、私には整理する時間が要る。

 

脳のキャパが小っこいので、いろんなものがごっちゃになってしまう。そうならないよう、書き上がったものに関するメモやボツエピソードなどをまとめ、「旧」と銘打った別フォルダに移す。


それとは別にアイディアメモに羅列してあるあれやこれやのうち、使った分に✓して「使用済み欄」へ移す。

 

そうして新作の下準備。

書くより考えるより先にまず新作用のまっさらなメモとまっさらな文書のひな型を作る。アイディアや思いつきをどんどん放り込んでいけるように。

 

という、言うは易し、行うには意外にめんどくさい作業が創作と創作の合間にあって。


これに30分とか取られている間に、「ああもう新作は明日から始めればいっか」となったりして、つまり何だかやった気になって今日はよし、などと謎の満足感を及ぼす、意外と厄介な代物なのである。

 

旧作を仕上げた時点の勢いで、次の準備としてやっておけばどうってことはないのだが、どうも「完結できた!」という達成感で満たされてしまって、忘れてしまうことが多い。

 

まあ雑用というべき小さなことなのだけど、そういった整理が私にとっての必須ルーティン。なるべく隙間時間に当てて、ゆっくり時間が取れるときにはサッと新作作成に取り掛かれるよう心がけている。

 

(了)

 

 


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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

スマホにプッシュ通知が来ている。


ああこないだテレビドラマ関連のニュースを見たから、またそれだ。

あるいは百均でこんなすごいもの見つけた、みたいな情報。


一度検索したら、これでもかってくらいそれに関するニュースをじゃんじゃん送ってくれる。


けども。


それを見ようとすると、内容を隠すように変な形の広告画面が重なる。または●秒見れば続きが読めますとメッセージが出て「広告を見る」ボタンがある。


大体がそんなに積極的に見たい情報でもないので、そのボタンを押さずに広告を閉じる。


が。

その「閉じる」が曲者で。


あちら側もあの手この手で何とか読ませよう、開かせようと、「閉じる」または×ボタンがどこにあるかわからないように配置している。


右上だとばかり思っていたら、左上や下や横の変な箇所にあったり。最近では少し左右にスライドしないと×ボタンが表れない、という技もあり。


とにかくぼんやりうっかりしていると、間違えて開いてしまうことがある。というか絶対それを狙っている。ええい、鬱陶しい。


眠い時にスマホを触ってはダメ。寝落ち時にどこを触るかわからない。朝起きると変な画面が開きっ放しになっていることもある。


そりゃあ最近それ検索したよ。好きな俳優とか気になるドラマとか、百均やスーパーのお得情報や、ネットショップであれこれ物色した雑貨とか。

それならば次々新情報が続いてもまだ許せる。


でも。

例えば車って今いくらくらいなのかな。

どこそこのお家賃は。

旅行ならサーチャージャーとかは? 携帯Wifi要るかな、とか。


そんな、一回買ったら多分もう年単位で要らないだろ、おそらく一生もうないだろう、といった高価格のものまで毎日誘いをかけられても。


簡単に検索、それを元に個人の好みに合った広告。

便利ではあっても、不要なときには煩わしいことこの上ない。


というわけで、何回も広告をシャットアウトしているのだけど、色々な検索を相当回数するので……


ため息をつきながら、今日も不要広告を用心しながら避けつつ、見たい情報を見ている。


(了)

 


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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

駅前の薬屋さんの2階が工事している、と思ったら24時間ジムがオープンした。


その道路の向かいにあった雑貨屋さんが閉店した数か月後、1階は飲食、2階にミニジムが開設。


更にその角一つ向こうに、今度は数階建ての大型ジムがオープン。

 

その間、2~3年だったと思う。

 

また、少し離れたスイーツ屋さんが移転したと思ったら、そこにも「チョコッと」が売りのジムが。そして、数百メートル先のナチュラルを謳うコンビニが閉店した後にやはり小規模ジム。

 

そんなに設立しなくても隣駅まで行けば大型ジムが元々あるし、自治体で安く使える施設も近い。むしろスイーツ屋さんとナチュラルコンビニにそのまま在ってほしかった。

 

世の中そんなにジム好きな人が多いのだろうか……。

 

私自身は、走るのが嫌い。

学生の頃、毎年のマラソン大会で、練習の時点から毎度毎度横っ腹が痛くなった。

球技が好きなので、その基礎体力を作るためになら仕方なく走るが、「走るだけ」は本当にダメだった。

 

数年前、捻挫してしばらく歩けず、完治しても筋力が衰えてよろよろしていた。お医者から「走れ」とせっつかれ、近場を走ったことがあったけれど、それも3日と続かなかった。

 

学生の頃とは違って、横っ腹が痛くなる前に息が切れ、体中が重くなって、300メートルほどで挫折。

「あのお店までランニングしてあれを買おう」とかのご褒美付きにすれば何とか持ちこたえたものの、その手も何度も使えず。

 

という自分からしてみれば、このところのジム乱立は驚き。

 

過去、体験レッスンに参加したことはある。

皆慣れた調子で場所取りをし、使用開始終了時間をボードに記入、走ったり漕いだり持ち上げたり。終わると拭き掃除、次の人も気持ちよく使用。カリキュラム制のレッスンにも参加したが楽しかった。

 

でも「走る」にしても「筋トレ」にしても、球技重視の私には、前座といった感の意識が強いようで。会費を払って通う自分が想像できなかった。

 

この酷暑の中でも多少は涼しい時間帯をターゲットにランニングをしている人をよく見かける。マラソン大会もあちこちの地域で抽選だと言うほどの大人気。

 

やっぱり走るのが好きな人は大勢いるんだ……。

 

ただ最近では、洗濯機やカラオケまで整備されていて、お手軽に隙間時間で10分運動できます、みたいに謳っているところもある。

 

う~ん……自分の感覚として、10分では運動した気がしないし、洗濯できるのはいいかも、と思えど、カラオケが設置されている意味がわからない。

歌うことを運動と捉えている、ということなのかな。

 

というわけで、今や手の届くところにいくらでもジムがあるけれど、結局球技に落ち着いている私。

 

(了)

 

 

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先日のニュースで、俳優の露口茂さんが4月に93歳で亡くなったことを知った。

 

父親よりも歳上だけど、私の初恋の人と言ってもいい「山さん」である。

 

山さんとは、1970年代~80年代にかけての伝説の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」での有能警部補の役。

 

血気に逸ったり殴り合いや追走やらの

体力勝負がメインだった刑事たちの中で、「落としの山さん」として頭脳派の知性派だった。あの目でじっと見つめられたりちょっとした沈黙を取られたりすると、犯人はどうも居心地が悪く白状してしまう……という雰囲気が迫真で、静かにかっこよかった。

 

完全犯罪と自負する犯人と対峙して、証拠はなくついに負けてしまうのか、と思わされながら、最後に山さんの機転で大逆転。そんな知恵比べエピソードも多かった。

その度に胸がスッとして、何て頭が切れるんだろう、と惚れ直した。

 

長いスパンのドラマだったので、最初は仕事中に麻雀屋に入り浸ったり、何だかやんちゃな臭いもあったのだけど、徐々に理想の上司、真面目で仕事熱心な性格になったかな、と思う。

 

そして、独身ばかりの七曲署で、家族があったのが長さんとこの山さんだけ。

 

山さんの奥さんは体が弱く、それでも「刑事の妻」の鑑で凛としていた。愛妻家の山さんだけど、彼女が倒れたり生死のかかる局面でも仕事優先。

私は「そんなの他の刑事でも代われること、奥さんには山さんの代わりはいない!」といつもジリジリしていた。


山さんは自宅では着物でくつろいでいた世代であり、このドラマはそんな当時の男性目線で作られていたということを考えると、これがこの時代の究極の「かっこいい男」だったのかもしれない。

 

と、そういう価値観にはブチブチ言っていたものの、「刑事の妻が死んだ日」の回での山さんの悲哀は圧巻で、涙が止まらなかった。


奥さんが病弱だったので二人は養子を迎え、血のつながらない息子がいる。殉職回の「さらば! 山村刑事」では、その息子に「これから帰る」と電話をかけてこと切れる。これも背中が震えるほどに泣けた。

 

その頃の私はひねくれていて、卒業式だの泣ける映画だのには全然涙が出ない体質だったのだけど、これらの演技には心底揺さぶられ、泣かずにはいられなかった。


私の母いわく、「『太陽にほえろ!』以外でも様々な役を演じ分けていた格段に上手い演技派」だったそうで、なるほどそういう俳優さんだったのだな、と身をもって感じた次第。

 

近年はお姿を拝見することはあまりなく、「耳をすませば」や「シャーロック・ホームズの冒険」の吹き替えで存在を感じていた。

あの喉の奥から絞り出すような澄んでいながら渋い声。すぐにわかる。

 

そんな初恋が終わった……さよなら山さん。私の青春時代を彩ってくれてありがとう。

 

(了)

 

 

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暑い。暑すぎる。

連日35℃、36℃、37℃……、人肌を触っている方が涼しいわけで。

 

毎年この季節には、最小の厳選マスト事項しかやらない、できない。

暑さで思考は停止するし体は動かないから。

とにかく夏が通り過ぎるまで何とか持ちこたえることが最重要課題と捉えている。

 

けれど、その耐用能力ってどれほどのもんよ、と試されているかのように、年々暑さが増してくる気がする。今年は特にキツイ(と毎年言っているが、とにかく異常)。

 

我が家は窓を開け放つと風が通り抜けるので、ある程度の気温までは割に耐え易いとは思う。

が、この8月は、冷蔵庫と同等に常時稼働のエアコン。去年までは寝しなにタイマーを何時間で切ろうか迷ったものだったけれど、今年は迷うことなく無タイマー、朝までコース。

 

ニュースも昔とはまるで変わって、「エアコンを適切に使用して熱中症対策を」と繰り返す。

 

暑い。本当に暑い。それしか言葉がなくなってくる。

 

で、一昨年のことではあるが、「なぜ最近の夏はこうも暑くて長い!」と怒りをぶつけた短編を書いてしまった。

全部、クマのせい

 

 

これは、お題が「夏の終わり」という短編コンテスト用に創作したもの。この夏、なぜ終わりが来ないのか、その理由はこういうことである、と述べた現代ファンタジー。

 

かいつまんで言うと、

ぬいぐるみのクマが大好きだった持ち主の女の子と離れてしまった。偶然再会し、久しぶりに一緒に過ごす幸福。けれどそれは「夏が終わるまで」との期間限定で。

とあるきっかけで特殊能力を身につけたクマは、夏を終わらせないようあれこれ画策。ひまわりや花火大会や冷やし中華、入道雲など、夏のシンボルを消えさせまいとする。

結果、夏は終わらず暑さも収まらず、という……

はい、ちょっとしたホラーです。

 

最初は「永遠の夏」というタイトルにしたのだけれど、作者はどうしてもこの暑さを誰かのせいにしたかった……で、「全部、クマのせい」となってしまった。

 

まあ、自分なりの、暑さに対する八つ当たりである。

 

それでも一昨年はそんな風に小説に転換できるくらいの前向きさがあった。

けれど今年は暑さで脳が腐ってしまったのか、お題から何にも連想が湧かない。暑さに怒る気力も出ない。だって怒ったら余計暑いもん……。

 

けれど、生活全般でいろいろと後回しにしているセミマスト事項がたまっていくので、そのストレスもたまっていく一方。

それを吹き飛ばすにはやっぱり何か一つ「怒りの小説」が書けたら。

 

と、悶々としている今日この頃。

 

(了)

 

 

 

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例えば家事にしても、いろいろが重なってしまうときがある。

 

洗濯とお風呂掃除はなるべく交互に、毎日どちらかだけでいいよう回しているのだが、時々都合でどちらかがズレて一緒になってしまう。

そんなときに限ってゴミ出しの日なのを忘れていて慌てて各部屋のゴミ箱をまとめている最中に洗濯機の終了ブザーが鳴る。その日に限って早く家を出なくちゃいけなかったり。

 

で、持って行かなくちゃいけない書類に全く記入していなかった! とか、そのために参照しなくちゃいけないもののブックマークが見つからなくて初めから検索し直したりとかになって。

 

その時間を食った分大急ぎで洗い物を片付けようとした刹那、ぐんぐんシンクの水位が上昇、そうだ排水口が詰まってたんだっけ、これ取り除かねば、と焦ったところへコーヒー缶をひっかけて床に豆ばらまいた、、、


 

あーもう! 何から手をつけていいのかどうしよう! 

とパニックになってしまうことがよくあった。

 

これまでの人生、そんなことを何度も繰り返してきた。そのうちに、逸る気持ちを抑えて深呼吸、「ひとつずつ、ひとつずつ」と唱えることを覚えた。

 

さあ何を一番急ぐ? 後に回していいのはどれ? 

落ち着け、まずそれを片付けて、それからこれ、そしてあれ。

急ぐべからず、ゆっくり平常心で処理。だって焦ってバババッと雑にやると失敗してかえって時間を食ったりするから。

そしてひとつずつ「よし終わり!」と掛け声をかけながら済ませていくたびに焦りが収まって来る。

 

これは、小説を書くときも同じだと思ったのはいつからだろう。

 

ラストが決まっていて、そのシーンが書きたい! というテンションで創作を始めると、早くそこへたどり着きたくて急く。

 

でも、起承転結のその結の部分が上手くハマるかどうかは、その前までの展開に懸かっている。

 

先に結末を書いてしまうという作家さんもいるけれど、私は順繰りに繋げていきたいタイプで。

なぜならそうやっているうちに思っている展開とは変わっていったりするので(結末は同じでも)。

だから最初から順番通り書いていくのだけれど。

 

でも、効果的に立ち上げる起、それを広げたり伏線エピソードを織り交ぜる承、あたりでジリジリイライラ急いてくる。


あー早く結末へ行きたいのに、何でここでグズグズしてるんだろう、細か過ぎなのかしら、いや何か少し足りない気がする、ん、エピソードがもう一つ二つ要るかも、じゃあ調べなきゃ。

それともキャラが多過ぎて進行を邪魔してるのか? 誰を消そう……とかとか、なかなか進んで行かないのだ。

 

もういいからぶっちぎって強引に「結」に行っちゃおうか!

と荒業に走りたくなることもしょっちゅう。

 

いやいや、待て待て。

「ひとつずつ、ひとつずつ」

そう唱える。

 

言葉足らずでも説明し過ぎでもエピソードが未熟でも、とにかく「承」の位置に書いておく。じれったくても引っかかることがあれば※印などつけて立ち止まったり行きつ戻りつしながら考えてみる。

 

そうやって、少しずつでもいいから進めてゆく。日々たっぷり時間が取れるわけでもないので、「今日中に仕上げてしまいたいのに!」と焦ることしばしば。

 

でも、結果的にそうやって「ひとつずつ」進めていくのが、自分には一番早くゴールにたどり着くやり方かな、という気がしている。

 

(了)

 

 

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バラを育ててはいけません 

 

 

 

 

 

監督:安田淳一、主演:山口馬木也 2024年

 

遅ればせながら、日本アカデミー最優秀作品賞を受賞した話題作「侍タイムスリッパー」を観た。


製作費2000万円は自腹、最初はシネマ・ロサ1館のみの上映から徐々に人気を広げていった、という、まさに中身で勝負に行った映画なのだろうな、と思う。

 

ストーリーはシンプルでわかりやすい。

 

幕末の武士が現代にタイムスリップ、そこが京都の時代劇撮影所だった。

侍だったのだから、殺陣はお手の物、髷や和装が自然体、醸し出す雰囲気は本物。というわけで、その他大勢の斬られ役に納まり、徐々に出世、やがて同志たちと共に斜陽の時代劇映画を立て直そうと奮闘する道へ。そして、かつての時代劇スターから声がかかるがその大御所が何と……という、なるほどで気持ちのいい映画だった。

 

タイムトリップ物は、私も大好きでたくさん書いたことがある。書くのも観るのも楽しい。

この映画はその種の王道を行く、変に小技を使わない真っすぐなお話。視聴者も安心して浸れる。

 

そして、劇中の武士の執念というか志や魂みたいなものが強く響いてくる。それはそのままこの映画の作り手の方々の思いの強さの化身とも思え、心打たれるものがある。

 

主演の山口馬木也さんはドラマでもよく見かける方だけど、主役で見たのは初めて。

とても存在感があって、可愛げや真摯さが魅力的、ファンが増えたのじゃないだろうか。

 

ライバル役の冨家ノリマサさんも、「相棒」などで見かけた覚えが。その頃はお名前がカタカナじゃなかったと思うけど。

 

お二方とも斬り合いがド迫力だった。

個人的には、アクションシーンはそんなにストーリーを動かさないのでそうそう時間を取らなくても、と、あまり好む方ではない。だからちょっと長かったかなあとも思ったけれど、お好きな方は大満足だったのではないだろうか。

 

ラストの「めでたしめでたし」と終わるかと思えた後にも、あらっ……と笑える1シーンがあるので、お見逃しなく。


(了)



 「思い出の味」がお題の新作短編です! 11分で読めます!(ヒューマンドラマ)

千鶴の恩返し



 

「解」がお題の超短編です! 3分で読めます!(ミステリー)

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おみやげ狂騒曲

 

 

 

 「うしろ姿」がお題の短編です! 12分で読めます!(ヒューマンドラマ)

割れないシャボン玉〜探しもの〜

 

 

 

 

 

「サマー〇〇」がお題の短編です! 10分で読めます!(コメディ)

踊る休暇戦線

 

 

 

 

 

 

 「雨宿り」がお題の短編です。12分で読めます!(現代ファンタジー)

パッパのフューチャー

 

 

 

 

 

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先日、ちょっと大きめの花火大会を見に行った。ほぼ真下から見る花火は、巨大で多彩で鮮やかで迫力満点、とても楽しかった。

 

ところでこの花火大会、かなり前に知り合いのちびっこを誘ったことがある。けれどその親から、「音に怯えちゃうのよね」と断られた。

確かに花火の大きさに比例するかの大爆発のようなすごい音の連発なので、ちびっこにも心臓の悪い大人にも良くなさそうだ。

 

その日も、隣に陣取っていたファミリーの幼児が、始まってすぐに泣き出した。すごく怖かったようで、知り合いのちびっこが怯えるというのも納得だった。

 

また、逆側にいたファミリー。花火が始まる前はパパとじゃれ合ったりですごく楽しそうだったのに、始まって10分もしないうちに飽きたみたいで。

「まだ終わらないの?」「もうお家へ帰りたい!」とぐずり出し、最初は「アイス食べたら我慢できる?」とか甘々にごまかそうとしていた親も、そのうち「一人で帰れば」とか怒っていた。

 

確かにね。

丸いの、細かく色合いが異なるの、方々へ飛び散るの、ナイアガラ的なもの。ある程度の年齢にならないと、そういった違いがわからず「素敵! すごい! 楽しい!」とならないのかも。

 

違いがわからないとすると、ず~っと「ひゅ~、どどど~ん」と爆音&何か光ってる、が続くだけ。

となると、花火大会は多分大体が1時間~2時間くらいだろうから、長すぎる。

 

ディズニーのようにお姫様が出てきたり、戦いで負けそうになっても大逆転したり、とかのドラマチックがあるわけでもない。アトラクションで体感系の「わーい」があるわけでもない。

 

私がその子らくらいの頃は、打ち上げ花火と言えば近所の広場でせいぜい5,6発が上がるくらいで、それも丸くて単色オンリーだったように思う。

だから大人になってからいろいろな花火大会に行って、その多彩さに驚いた。時代は変わったなあと感動したっけ。

 

けれど10分あるかないかの昔の花火も、それはそれで楽しかった。……昔も今も、もしかしたらそのくらいの時間しか子供の興味はもたないのかも。

 

いろいろな花火の違いの風味を味わうとか、爆音への耐性、長めの打ち上げ時間等を考えると、近年の花火大会は子供向けではないのかも、と、自分はすごく楽しかった花火大会を後にした。

 

(了)

 

 

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物語を作っていると、タイトルに掲げた5つの境目がよくわからなくなってくることがある。


ネット情報によると、


オマージュ=元ネタに対して尊敬・賞賛の念が込められている。元ネタが分かると更に面白い。


パロディ=批判・揶揄・風刺を目的に模倣している。元ネタがバレなきゃ始まらない、むしろ分かってほしい。


パクリ=利益のために創作的な表現を盗用している。元ネタがバレると困る。


(【まるログ】 (marukin-ad.co.jp) より)


換骨奪胎: 昔の人の詩文や発想などを基に自分自身で創意を加え、独自の作品にすること。


模倣: 他のものの真似をすること、似せること。


(GPT-4 を使用した Copilot (bing.com)より)

 



ところで、物語の作り方として、「パターン」に沿ったやり方を教わったことがある。


例えば、シンデレラ。

不幸のどん底が幸福に変わっていくパターン。


例えば、ロミオとジュリエット。

敵対から恋(または親密)そして悲劇のパターン。


これらのパターンに乗せて、例えば背景が時代ものとか、舞台がサラリーマン社会とか、主人公と周りが独自なキャラや関係だとか。現代の社会問題を織り交ぜるとか。

そういった物語を展開できれば、おそらく換骨奪胎。


というのが私の理解。


でも。

かなり昔のことだけど。


何年も恋人を待たせ続け、久々にその元へ帰ろうとして、相手が待っていてくれてるだろうか? その目印に黄色いハンカチを掲げる有名な映画があったけれど。

 

あるドラマで、それまでの恋のあれこれは全くの別物だったけど、ラストに彼を待っていたという意思表示が部屋いっぱいに飾られた多量の「黄色い花の絵」だった。


これはどうなのだろう? と思ったことがある。


また、身分違いの恋愛を扱ったドラマのラストで、お金持ちの男が、低い身分の女の働く工場に迎えにきて抱き上げたシーンがあったけど。

これも有名なハリウッド映画を思い出した。


こういうのは割とわかりやすいので「オマージュ」になるのかな? とも思いつつ、個人的には「パクリ」「模倣」に近い気もするので、怖くて自分はやらないと思う。

 

どちらも、風刺とか笑いに縁がないドラマだったように思うので、「パロディ」というには無理がある気がする。


ただ、意図しなくても、自分が影響を受けた作品(自分が覚えていなくとも)に似てしまうことはあるかもしれない。

 

今の時代、かなりそういったことには厳しい目があると思うので、まあ対価をもらっているわけではない自分でも、ちょっと気にしながら創作すべきかとは思っている。

 

(了)

 

 

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朝ドラを代表する大河ドラマに多いが、偉人の幼少期は、人と違う言動で「変人」扱いだったというパターンがある。

 

私は昔から偉人伝を読むのが好きだったが、自分が物語を書くようになって、そういうパターンを避けるようになった。

 

偉くなる人は、子どもの頃から違う。物の考え、感じ方、行動。普通の人にはないそれらが面白すぎる。


けれどそれが、「普通の子」は特に特徴がないまま何かを成し遂げることもない、みたいに言われているような気がして、何だかガッカリしてしまうようになった最近。

 

私自身が「普通」で、例えばアンケートでよくある、1大変よい 2よい 3ふつう 4悪い 5大変悪い から選んでください、とあれば3でしかない、という人間だから。


「3」の人は、悪くはないけれど最初から最後まで平均でつまらない、と感じさせられてしまうのだ。

 

前出の朝ドラ主人公は、まあ大体「5」の大変悪い、あたりから、いろいろいろいろを闘って乗り越えて切り拓いて、そうして「1」に上り詰めて名を残すというパターン。


それが多分、ドラマとしては一番面白いし書き易い(モデルが実在の人物がだとしても)。

 

それでも、そういう人はそうそういるわけじゃなくて、世の中の大半は「3」なのではないかと自分は思っている。そして、その「3」でもみんな同じではなくて、それぞれの闘いがあってそれなりのいろいろを乗り越えて切り拓いて、というドラマはある。

 

といったところを書きたいというのが近頃の私の希望。

 

恐らく胸がすくような大逆転はないけれど、想いが伝わるのがいい小説だと思っているので、自己満足ではあるが目指すところはそこ。

 

ただ、時代設定が大正とか昭和なのに、令和的な「男女平等」とか「ハラスメント」感覚が正しい、だからこの周りの人たちはみな間違っている、みたいな話の進め方は最もやりたくない。その時々の「普通」があり、違うのだ。

 

現代ではそんな考えは古い、間違っている、おかしい、ということが、そう遠くはない昔にはまかり通っていた。

 

例えば女性の会社における差別。

基本給与や昇給、残業や昇進に至るまでそれは厳然と存在した。会社に長年居れば「可哀そう」という感覚も一般的だった。


それが当たり前、常識、仕方ない、と受け入れていて疑問の声を上げたりはしないものの、我慢して無理に笑ってやり過ごすしかなかった時代が確かにあった。

 

そんな「普通」を書けたらいいなと思っているので、とりあえず偉人伝にはあまり興味がなくなっている。

 

(了)

 


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