眠りが浅くて一度寝たのに起きちゃってその後眠れない……そんなことが増えた。
そもそも寝付くには、人によって寝る前のルーティンがあるんだろうと思う。
アロマを焚いたり、ヒーリング音楽を流すとか、柔軟体操をする、等。
私の場合は読書。
最初寝付く前も、一度起きてしまったときも、これが一番効く。それも、読み古した、よく知っている小説か漫画が多い。
未読で先が知りたくなるミステリーだとページをめくる手が止まらなくなって、逆に眠れなくなる。
でも、知った本なら章の途中で寝落ちしても、ストーリーがわからなくなることもない。
他、小説サイトの多種多様な物語なら灯を点ける手間もないのでそっちに傾いた時期もある。が、スマホのライトは逆に睡眠を邪魔するらしく、逆に眠れなくなった自覚もあるので、紙に戻った。
お酒を飲んでみたこともあるが、もっと眠りが浅くなって何度も起きてしまうので寝酒はやめた。
とにかくなるべく頭を白紙にしたい。
悩み事や怒り事などは頭に浮かぶだけで眠れなくなるので、布団に入ったら考えない……考えたくなくてもパッパ浮かんでしまうのだが、なるべく頭からどける。
別の楽しいことなどと無理やり置き換える。
考え出すと一番眠れなくなるのが創作ネタ。
あ、こんなアイディアいいんじゃない、書きかけのあそこにこういう文を加えたい、このセリフが使える! なんてことを思い浮かべ始めると、眠いのに妙に頭の芯が冴え、目を閉じていても眠りに落ちることができなくなる。
なので、そういうのは簡単にメモをして(明日になってもわかるレベルの)、それ以上膨らますのをやめる。
自分の過去作を思い浮かべるのもアウト。
「そもそもこのエピソードが最初のきっかけで、それがこう展開して、で、あのシーンに飛ばしたんだよなあ」などと辿ったりしてしまうとダメ。
これも頭の根っこ辺りが元気になってしまう感じで眠りが遠くなる。
つまり、何も考えずに何となく進めているうちに寝落ちする読書が、私にとっては一番早く眠れる方法らしい。
かといって面白くない本だと数行しか進まないし、あまり楽しくないので何だか眠りに不服感が残る。
で、だから枕元に置いておくのは昔読んだ好きな本。
引越しのたびにいろいろ捨てたが、それでも手元に残っている分。最近は読む速度が遅くなったので、それで十分足りるわけで。
ところで、それでも眠れなかった場合、私は字幕の洋画を観る。
これがなかなかに効く。
セリフの一つ一つを漏らしたくないくらい、役者さんの一挙一動も見逃したくないような大好きな映画でも、字幕を追っていると不思議に意識が途絶えたりして……喜ばしいのか悲しいのか。
寝たくない昼日中にこうなって夜は目がぱっちり、なんてことも多いのが、最近のちょっとした悩み。
(了)
「へんしん」がお題の短編です! 4分で読めます!(詩・童話・絵本)
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「へんしん」がお題の短編もう一本! 9分で読めます!(コメディ)
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「失恋」がお題の短編です! 13分で読めます!(現代ファンタジー)
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「人形/ぬいぐるみ」がお題の短編です! 13分で読めます!(ホラー)
ホラーになっているのかどうか……(;'∀')
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「人形/ぬいぐるみ」がお題の短編もう1本! 14分で読めます!(ヒューマンドラマ)
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***以下過去受賞作抜粋です***
✨第250回超妄想コンテスト「旅/冒険」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨
12分で読めます!(ヒューマンドラマ)
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✨第238回超妄想コンテスト「冬の朝」がお題の短編で優秀作品に選んでいただきました✨
14分で読めます! (恋愛)←ちょっと無謀なジャンル挑戦でしたが……_| ̄|○
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第231回超妄想コンテスト「天使」で、佳作をいただきました。9分で読めます!(現代ファンタジー)
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第213回コンテストで佳作に選んでいただいた「ポケットの中」がお題の短編はこちら↓
11分で読めます。(ヒューマンドラマ)
第185回コンテストで入賞作に選んでいただいた、「○○解禁」がお題の短編はこちら↓
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